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平安時代に創業し、日本最古の菓子店ともいわれる、今宮神社の参道の名物『あぶり餅』の老舗!【かざりや】(京都府京都市)

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訪問日:2024年4月5日(金)

目次

あぶり餅とは

京都府京都市北区にある今宮神社の参道の名物として知られる「あぶり餅」。

「あぶり餅」は親指サイズのお餅にきな粉をまぶして竹串に刺し、炭火であぶって香ばしい焼き目を付けた後に白味噌のタレを絡めた餅菓子。

一文字屋和輔とかざりや

東門の門前に参道をはさんで「一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)」と「かざりや」という2軒のお店があり、創業は「一文字屋和輔」が平安時代の長保2年(西暦1000年)、「かざりや」は江戸時代初期の寛永14年(西暦1637年)といわれています。

「あぶり餅」のルーツになったのは、正暦5年(西暦994年)に都の悪疫退散を祈って御輿を造営し、紫野御霊会を営んだのが起源になったという「今宮神社」。

悪疫退散の祈願には竹を使い餅が供えられたそうで、「一文字屋和輔」の初代が長保2年(西暦1000年)にその「おさがり」を使って「あぶり餅」を参拝者にふるまったのが始まり、または初代が香隆寺の名物「おかちん(勝餅)」を今宮神社に奉納したのが始まりともいわれているそうです。

「一文字屋和輔」は日本最古の飲食店や日本最古の菓子店ともいわれており、室町時代の応仁の乱では災禍を逃れてきた近隣の人にあぶり餅をふるまったことや、茶人の千利休があぶり餅を茶菓代わりに使ったという言い伝えもあるそうです。

2店は微妙に味が違うことから食べ比べを楽しむ方も多いそうなので、私も今回2店をはしごすることにしました。

まずは先に「一文字屋和輔」へ行き、その後「かざりや」へ。

「一文字屋和輔」は食べログのスイーツ百名店には2019年、2020年、2022年に選出、和菓子・甘味処百名店には2023年に選出されています。

アクセス

お店の場所は駅からは離れており、バス停「今宮神社前」からすぐ近く。

車の場合は今宮神社参拝駐車場(コインパーキング)の60分無料券がいただけます。

混雑状況

この日は平日の金曜日、お店には14時50分頃に訪問。

この時店内は客入り6~7割くらいの印象で、待ち時間無く入れました。

メニュー・商品ラインナップ

メニューはお茶付きのあぶり餅のみで、1人前600円(税込)。

テイクアウトは3人前からになるようです。

今回は1人前を注文!

感想

【1人前】600円(税込)

1人前は11本で、これは平安時代の陰陽道で奇数が陽でいい数字とされてきたことが理由だそうです。

焼き目がパリサク食感でとても香ばしく、お餅はムッチリモチモチとしたコシのある食感、白味噌ダレは甘じょっぱい味わいで風味豊か。

1本あたりは親指サイズくらいで小ぶりなので、1人前は余裕で完食、この後連食する余裕もありました。

「かざりや」はタレの量が多くたっぷり絡んで少し甘め、お餅の食感も柔らかで結構違いがありましたが、どちらも美味しかったです。

ご馳走様でした!

公式サイト等

食べログ

一和 一文字屋 和輔

075-492-6852

京都府京都市北区紫野今宮町69 

https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26001669

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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