訪問日:2021年5月10日(月)
福島名物馬刺し
福島県の会津地方を中心に名物になっている「馬刺し」。
馬刺しが全国的に有名な熊本県に次いで、福島県の馬肉生産量は2位だそうです。
福島に馬肉食が広まったのは戊辰戦争の頃といわれており、県内に運ばれてきた負傷者に馬肉を食べさせたことが始まりとされています。
その後内陸部であり、新鮮な生魚が入りにくかった会津若松では、馬肉は貴重なたんぱく源として、豚肉や鶏肉のように家庭で一般的に食べられる食材として親しまれるようになったそうです。
当初は加熱するのが基本で、「馬刺し」として生食されるようになったのは昭和30年から。
会津馬刺し発祥店を掲げる「肉の庄治郎」の公式サイトに、馬刺しが誕生したきっかけについて以下のように書いてあります。
力道山と肉の庄治郎
https://www.syoujirou.com/
昭和30年といえば、プロレス界の力道山が人気ナンバーワンを誇る国民的ヒーローでした。
外国人レスラーを得意の空手チョップでバッタバッタとなぎ倒す痛快さで戦後の日本を大いに勇気づけてくれました。
その力道山のプロレス興行が会津若松の鶴ヶ城(西出丸)であった時のお話です。
昭和30年9月1日に興行終了後、力道山が大勢のお弟子衆を引き連れ当時未だ砂利道だった道を裸足で歩いて当店に来たのです。
当店に入るなり、吊るしていた馬肉を指して、「おやじさん、その馬肉を生でくれ」と言い、お弟子さん持参の壺に入ったタレを付けて、その場で食べ始めたそうです。
当時、馬肉を生で食べる習慣はありませんでしたが、それをきっかけに馬肉を食べる習慣が当店から会津全体へ広がったのです。
また、その時のタレにヒントを得て、作ったのが当店自慢の辛し味噌ダレです。
創業大正6年1月 肉の庄治郎店主
福島の馬刺しは唐辛子やニンニクをブレンドした辛子味噌を醤油に溶いて食べることや、赤身の脂肪分「さし」が入っていないことも独自の特徴。
2019年5月1日には会津の馬肉料理のPRと普及活動に力を入れ、消費の拡大を図り、会津の食文化、産業に寄与することを目的とする団体「会津ブランド馬肉 さくらの会」が設立。
8月29日の「馬肉の日」に市内の飲食店で馬肉の定食メニューを展開したり、イベントを企画したりなど、精力的に活動を行っているとのこと。
堀商店 坂下ドライブイン

今回訪れたのは、福島県会津坂下町(あいづばんげまち)の国道49号線沿いにある、馬肉料理をお手頃価格で提供している人気店『堀商店 坂下ドライブイン』。
馬肉は自社農場で肥育したもので、料理を提供している食堂と、販売を行っている精肉店が隣接しています。
アクセス
場所は会津坂下駅が最寄りで徒歩14分の距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は平日の月曜日、お店には11時半頃に訪問。
まだ空席はありましたが、店内はお客さんが多くてかなり混んでいました。
メニュー・商品ラインアップ



メニューを見ると、馬肉料理以外にも幅広いラインアップ。
馬肉は刺身はもちろんのこと、焼肉、ステーキ、桜鍋(期間限定)などもありました。
既にラーメンを食べ終えた後の連食だったので、今回は定食ではなく単品で馬刺しを注文。
感想

馬刺しはモモ肉800円(税込)とロース1100円(税込)があったので、1品ずつ注文。
写真の左がモモで、右がロースになります。
また、こちらのお店は「馬肉の煮込み」がサービスで提供されるのも嬉しいですね。
少しかためのホロホロ食感、脂も控えめであっさりしていますが、間違いなくご飯が進むであろう濃いめの味付け。
量も結構多くて食べ応えがあります。

馬刺しはモモの方がもっちり感が強く、あっさりした味わい。

ロースの方は柔らかく、肉の味わいは濃いめの印象。
醤油のみと、醤油+辛子味噌とで両方食べ比べてみたのですが、馬刺し単体なら肉の味わいをより感じられる醤油のみ、ご飯と食べるなら辛味が強くてコクと旨みが増す辛子味噌入りの方が好みという結果でした。
今度会津方面を訪れた際は、まだ食べたことのない桜鍋を食べに行きたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
堀商店
0242-83-3027
福島県河沼郡会津坂下町古町川尻446

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