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豊かな泡が特徴的、沖縄の伝統的な振り茶『ブクブク茶』!【うちなー茶屋&ギャラリー ぶくぶく】(沖縄県那覇市)

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訪問日:2023年1月26日(木)

目次

ブクブク茶とは

琉球王朝時代に生まれたといわれる、沖縄の伝統的な振り茶『ブクブク茶』。

ブクブクー皿と呼ばれる木鉢に、煎り米を煮出した湯とさんぴん茶、番茶または清明茶を入れ、約20cmの大きな茶筅で泡立て、その泡を少量の赤飯の入った碗にソフトクリームのように盛り、最後に上から炒った落花生をかけるのが特徴。

名前はその特徴的な泡が由来のようで、豊かな泡立ちは沖縄の水がアルカリ分を多く含む硬水であることも関係しているようです。

「福福茶」ともいわれるそうで、飲む時に鼻の頭に泡がつくのをみんなで笑い合いながら飲んでいたことが由来とのこと。

起源については定かではないようですが、一説では天正15年(1587年)に行われた豊臣秀吉の北野大茶会で茶の代用とされた「こがし」(炒った米粉)が、日本の茶道文化とともに琉球に伝わり、王朝でブクブク茶の原型が作られたそうです。

冊封使の接待などに使われ、民間にも普及して飲まれていたという話もあったり、琉球王朝時代のものは今のように泡が豊かではなかったという話もあったり、諸説あるようです。

第二次世界大戦後は道具類が消失したこともあって一度途絶えたそうですが、残されていた道具や資料をもとに有志が研究を重ねて復元されたそうで、1992年には「沖縄伝統ブクブクー茶保存会」が発足したとのこと。

うちなー茶屋&ギャラリー ぶくぶく

沖縄ではブクブク茶を提供しているカフェなどもあるので、今回は旅行情報誌まっぷるに掲載されていて気になった『うちなー茶屋&ギャラリー ぶくぶく』というお店へ行ってきました。

こちらは沖縄県那覇市の壺屋やちむん通り沿いにあるお店。

いつ頃オープンしたお店かなど、詳細情報は調べてみてもよくわからなかったのですが、一度コロナの影響で閉店してしまったところ、雇われ店長だったという現在の店主が自ら借金をして引き継ぎ、2020年7月1日に営業再開したそうです。

アクセス

場所はゆいレール「牧志駅」・「安里駅」からそれぞれ徒歩10分くらいの距離。

駐車場は近隣コインパーキングを利用。

混雑状況

この日は平日の木曜日、お店には16時頃に訪問。

店内はほぼ満席、テーブル1卓のみ空いていたので待ち時間無く済みました。

メニュー・商品ラインナップ

メニューを見ると、他にもコーヒーやジュース、様々なお茶類などがあり、スイーツも沖縄氷ぜんざいなど、どれも沖縄ならではのラインナップで魅力的。

併設されたショップではやちむん、琉球ガラスなども販売しているそうです。

今回は目当ての『ぶくぶく茶』を注文、ホットとアイスが選べたので、アイスでお願いしました。

感想

【ぶくぶく茶】1000円(税込)

ぶくぶく茶の他、お茶菓子として那覇市首里にある老舗「新垣カミ菓子店」の琉球菓子「ちんすこう」と「くんぺん」が付いてきました。

提供時に説明があり、下に玄米で出来たお茶が入っていて、泡は白米とさんぴん茶と硬水で作られているとのこと。

そのまま両手で持ち上げて器に口を付けて泡とお茶と一緒に飲み、鼻に泡が付くけど気にせずゆっくり楽しむとのこと。

お茶自体はスッキリとした口当たりですが、さんぴん茶ならではの華やかな香りと玄米の香ばしい風味が合わさり、独特の味わい。

結構しっかり鼻に泡が付きますが、これもぶくぶく茶の醍醐味で楽しいです。

ちんすこうはザクッとホロホロ、甘くてコクのある味わい。

くんぺんはサックリとした食感の生地に、中は胡麻餡ならではの香ばしい味わい。

「新垣カミ菓子店」のまだ行ったことがないので、また改めて買いに行きたいところ。

お茶もお菓子も美味しくて、とても良いお店でした。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://bukubuku.jp/

食べログ

うちなー茶屋&ギャラリー ぶくぶく

098-943-4811

沖縄県那覇市壺屋1-22-35 

https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47019539/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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