訪問日:2022年11月27日(日)
播州ラーメンとは
兵庫県の西脇市を中心とした北播磨地域で食べられているご当地ラーメン『播州ラーメン』。
決まったレシピや共通の基準はなく、お店によって様々ですが、細めの縮れ麺に、チャーシュー・ネギ・モヤシ・海苔などのシンプルなトッピング、そして何よりの最大の特徴が、鶏ガラや豚骨、野菜などを煮込み、醤油味をベースにした「甘い」味付けのスープ。
甘いスープのルーツは西脇市の地場産業「播州織」にあるとのこと。
織物産業が盛んだった昭和30年代、西日本各地から集団就職でやってきた2万人近くの若い女性労働者が西脇市に多く住んでいたそうです。
こうした女性労働者の口に合うように工夫を重ねて作られたのが甘いスープだったといわれています。
西脇市内と多可郡内の飲食業店で結成された団体「西脇多可料飲組合」が認定する「播州ラーメン認定店」は、2022年12月確認時点で「内橋ラーメン」、「かおるちゃんラーメン」、「千笑」、「西脇大橋ラーメン」、「畑やんラーメン」、「播州ラーメンひすい」の合計6店があります。
中華そば大橋

今回播州ラーメンを食べに訪れたのが、兵庫県加東市上滝野にあるお店『中華そば大橋』。
食べログの情報や、ネットのほとんどの記事で『大橋中華そば』という名前で紹介されていますが、お店のInstagramによると正確な屋号は『中華そば大橋』のようです。
創業年は1948年という情報がよく出てきます。
こちらのお店は「播州ラーメン」の代表格としてとても有名ですが、「播州ラーメン認定店」ではありません。
「播州ラーメン系」なのかもしれませんが、”こちらの播州ラーメンはそんなに甘くない”という感想を何度も目にしたので、今回「播州ラーメンを食べに訪れた」と言っていいのかは疑問です。笑
アクセス
場所は滝野駅から徒歩4分くらいの距離。
駐車場はお店の向かいにありました。
混雑状況
この日は日曜日、お店には13時過ぎに訪問。
店前には沢山人がいて、店頭に名簿が置いてあったので確認したところ、この時7組くらいが待っていました。
名前を記入し、待ち時間は15~20分くらいで入れました。
ただ、入店までは思ったよりすんなりと進んだものの、注文後提供まで20分弱かかったので、結果的に待ち時間はかなり長かったです。
メニュー・商品ラインアップ
写真は撮っていませんが、注文は券売機での食券購入。

メニューはあっさりの「中華そば」と、濃口でこってりの「中華そば 濃口」があり、濃口の方はチャーシューの種類が「脂身」、「赤身」、「半分づつ」から選べるようです。
正直濃口の方が美味しそうなので悩みましたが、初めてなのであっさりの『中華そば』を注文!
感想

【中華そば】670円(税込)
チャーシュー、ネギ、海苔、モヤシというシンプルなトッピング、昔ながらの中華そばという感じの素朴なビジュアル。
スープは普通の中華そばでも比較的濃口ですが、塩気は突出せず、甘さが利いたまろやかでコクのある味わい。
確かに甘さは利いていますが、この後食べに行った”播州ラーメンの元祖”といわれているお店「西脇大橋ラーメン」と比較すると控えめに感じます。
麺はかなり柔らかめの中細麺でズルズルとした啜り心地、スープとの馴染みは抜群。
チャーシューはこってりした脂身とややパサッとした身が合わさった肉質で旨味はしっかり楽しめました。
「播州ラーメン」かどうかは関係なく美味しいラーメンで満足、次回は濃口を食べに来たいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/chu_ka.soba.ohashi
食べログ
大橋中華そば
0795-48-3091
兵庫県加東市上滝野814-5
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