訪問日:2022年7月16日(土)
ガタタンとは
北海道芦別(あしべつ)市の名物として知られる『ガタタン』。
『ガタタン』は漢字では「含多湯」と書くそうで、中華料理がルーツという、具沢山であっさりとしたとろみのあるスープ料理とのこと。
その歴史については、芦別観光協会が運営している芦別観光総合ガイド「星の降る里あしべつ 」に詳しく書いてありました。
『ガタタン』は戦後に旧満州から芦別に引き揚げた村井豊後之亮(ぶんごのすけ)という方が、中華料理店「幸楽」で提供したのが始まりとされているそうです。
名前は小麦粉を水で練って小さな塊にした中華料理の「ガーダ」がルーツという説があるそうです。
あっさり塩味のスープに、ガーダの他にも野菜や肉、魚介や山菜など沢山の具を入れて片栗粉でとろみをつけ、仕上げに溶き玉子をふんわり流し入れて『ガタタン』が完成するとのこと。
ちなみにWikipediaでは『ガタタン』の原型は中国東北部(旧満州国)地域の家庭料理である「疙瘩湯(グーダタン)」や「疙瘩兒湯(グーダルタン)」で、これは水でこねた小麦粉などの穀物の粉を1~3cmほどの細かな粒状に丸め、肉類、野菜などと共に煮たすいとんの一種と書いてありました。
戦後の芦別を含む空知地方は炭鉱が盛んな時期で、たっぷりのボリュームと熱々なとろみが炭鉱労働者のお腹を満たして冷えた体を温めたことから、ガタタンは市内飲食店のみならず家庭料理でも定番になっていったとのこと。
1992年の炭鉱閉山に伴って提供店は減ったそうですが、郷土の味を守ろうという想いから芦別市と市内の飲食店が協力し、『ガタタン』を芦別名物として観光資源化されるようになったそうです。
ガーダはお店によっては小麦粉ではなく片栗粉や上新粉を使うものや、ガーダを入れないガタタンもあり、お店によって様々。
また本来のガタタンはスープが基本形ですが、現在では「ガタタンラーメン」や「ガタタンチャーハン」、「ガタタン焼きそば」といった様々なアレンジ料理が誕生しています。
新宝来軒

今回ガタタンを食べに訪れたのは『新宝来軒』というお店。
元々「ガタタンラーメン」を考案したという「宝来軒」というお店がありましたが、こちらは2015年に惜しまれつつ閉店したとのこと。
『新宝来軒』はその翌年に、元宝来軒スタッフのお兄さんである料理人の高橋元一さんが継ぐ形で復活したお店だそうです。
ガタタンが2011年7月21日にテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」に取り上げられた際は、こちらのお店も紹介されたとのこと。
私は日本ラーメン検定中級(北海道編)受験時にお店について知り、ガタタンラーメンを食べてみたいと思って今回初訪問。
アクセス
場所は上芦別駅から徒歩20分ちょいの距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には13時40分頃に訪問。
この時外待ちが3人いましたが、席が片付き次第すぐに案内していただき、ほとんど待ち時間無く済みました。
メニュー・商品ラインアップ

メニューは目当てのガタタンラーメンの他、ガタタン焼そばや様々なラーメン、またガタタンラーメンを醤油味にアレンジし、「黒いダイヤ」と呼ばれた石炭をイメージして作ったという「BLACK DIAMOND」というメニューもありました。
またソフトクリームも人気で、「メガザンギ丼」など大食いメニューも有名だそうです。
今回は初訪問なので、迷わず基本の『ガタタンラーメン』を注文!
感想

【ガタタンラーメン】1100円(税込)
スープはトロトロというかドロッドロでかなり粘度が高く、最初は麺を持ち上げるのに結構力がいるくらいでした。笑

あっさりで塩味も優しめ、麺は柔らかモチモチ食感の太縮れ麺。
本当になかなか冷めないので猫舌の私では食べ進めるのが少し大変です。
具材は覚えているものだけで白菜、人参、ネギ、玉ネギ、椎茸、エリンギ、イカ、エビ、ホタテ、ちくわ、かまぼこ、お麩、玉子、そして数種類の粉をブレンドして作るという団子が入っていました。
本当に具沢山すぎてボリュームがものすごいです。
最初値段が高いなとは思ったものの、普通のラーメン2杯分くらい食べたような満足感がありました。
今回初めて芦別に来ましたが、こちらのお店しか行く時間がなかったので、また次回は色々なガタタンを食べに改めて芦別に遊びに行きたいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
新宝来軒
0124-23-1504
北海道芦別市上芦別町38

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