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『浜松餃子の基準の味』ともいわれる、静岡最大のご当地餃子チェーン店!【五味八珍 天王店】(静岡県浜松市)

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訪問日:2023年11月6日(日)

目次

浜松餃子とは

静岡県浜松市を代表する名物の一つ『浜松餃子』。

その歴史や特徴については、浜松商工会議所、(公財)浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、浜松まちなかにぎわい協議会による、浜松地域の観光・地域活性化団体連携の公式サイト「浜松餃子特設サイト」に詳しく書いてあります。

浜松餃子の定義は「浜松市内で製造されている事」「3年以上浜松に在住して」の2点。

各店で販売される餃子の特徴は様々ですが、「円形に並べて焼くこと」、「もやしが添えられる」、「キャベツを中心にしたあっさり味でありながら、豚肉のコクを併せ持つ」といった共通点があるとのこと。

浜松における餃子の歴史は大正時代に遡るそうです。

浜松では大正〜戦前に多くの中国人がいて、その方たちが営む中国料理店で焼き餃子が提供されていたことがわかっているとのこと。

戦後には「中国方面からの復員兵達が商売として始めた」ことを起源とし、日本の様々な地域で焼き餃子が食べられるようになり、浜松でも屋台で販売されることが増え、浜松駅周辺に一大屋台村のようなものが出来たそうです。

各地域で手に入り易い食材が餃子の具材に使用されましたが、浜松では浜松市内もしくは隣の愛知県で豊富に作られていた「キャベツ」、当時から今まで盛んに作られている「玉ねぎ」、養豚業が盛んであることから「豚肉」が使用され、「キャベツを中心にしてあっさり味でありながら、豚肉のコクを併せ持つ」という浜松餃子が生まれたようです。

屋台で餃子を焼いていた当時はフライパンしかなかったため、一度に多くの餃子を焼くために考案されたのが「円形に並べて焼くこと」だったそうです。

そして円形に焼くことで真ん中に穴が出来たことから、「お刺身には妻が付いているのだから、餃子にも何か有って良いのではないか?」と、付け合わせに容易に手に入れる事の出来た「もやしが添えられる」ことに。

餃子を食べている内に脂っぽくなる口をもやしが綺麗にリセットしてくれて、更に餃子が食べられるという、相性の良い組み合わせであるとのこと。

また浜松では元来外食を好まない傾向にあったそうで、当時から現代に至るまでお持ち帰り文化が盛ん。

各餃子店は餃子に合った独自のこだわりのタレを持っていて、お店で食べる以外にお持ち帰りをする時もタレや一味を付けて出すそうです。

総務省家計調査における「餃子(スーパーなどで購入した生や調理済みギョーザが対象で、冷凍食品や外食は含まない)」の1世帯(2人以上)当たり年間支出額で何度も日本一を獲得していて、全国屈指の餃子の街として知られるようになった浜松市。

同じく餃子の街として有名な栃木県の宇都宮市と毎年日本一を争っており、どちらかが1位と2位になる状況が続いていましたが、2021年と2022年には宮崎市が2年連続で日本一になったそうで、浜松市は2022年に3位に転落。

3位以下になるのは市が集計を始めた2010年以降で初めてのことだったそうですが、2023年には浜松市が再び1位を奪還し、2位が宮崎市、3位が宇都宮市になったとのこと。

五味八珍

今回訪れたのが、静岡県浜松市中央区小池町に本部・工場を構える、「株式会社 五味八珍」が展開する餃子が看板商品の中華ファミリーレストラン『五味八珍(ごみはっちん)』。

1970年(昭和45年)に浜松市上島町に餃子のテイクアウト専門店をオープンしたことに始まり、その後ラーメン店や中華ファミリーレストランを続々と展開。

2024年5月に公式サイトを確認した時点では、直営店を静岡県全域に36店舗、愛知県3店舗、山梨軒に1店舗、フランチャイズ店を全国7店舗展開しているとのこと。

店名の『五味八珍』の「五味」は甘い・酸っぱい・苦い・辛い・塩辛いの5つの味、「八珍」は八つの珍味すなわち満漢全席、たくさんの豪華なごちそうという意味だそうです。

中華ファミリーレストランのチェーン展開の他、中華食品(餃子・麺など)の製造、スーパーへの卸売販売、公式の通販サイトや楽天市場などのネット販売も行っているとのこと。

静岡最大のローカル餃子チェーン店としてメディアにも紹介される有名店で、2024年2月1日放送の「秘密のケンミンSHOW極」にもこちらのお店が登場。

そこでの情報では、「静岡県民の浜松餃子デビューはこの店」や「浜松餃子の基準の味」ともいわれており、完成度の高い餃子が楽しめるとのこと。

以前から静岡県内を車で走っていると何度も目にしていたお店ですが、今回初めて行ってみようと思い、その時アクセスの良かった静岡県浜松市中央区天王町にある『五味八珍 天王店』へ。

こちらは1977年(昭和52年)にオープンし、2007年(平成19年)にリニューアルオープンした店舗だそうです。

混雑状況

この日は平日の月曜日、お店には13時40分頃に訪問。

この時店内は客入り3割くらいで空いていました。

メニュー・商品ラインナップ

メニューは公式サイトに一覧が掲載されています。

こちらのメニュー写真はグランドメニューですが、実際は月曜日~土曜日(日・祝を除く)AM11:00~PM3:00の間に提供されるサービスランチメニューだったようで、もっとお得でした。

餃子以外の中華料理メニュー全般も美味しいと聞いたことがあるので、今回は目当ての餃子の他、ラーメンとチャーハンのセットも注文!

ラーメンは味が選べたので醤油味を選択。

感想

【名物浜松餃子12個】649円(税込)

円形に焼かれ、もやしがトッピングされたTHE 浜松餃子スタイル。

パリッとサクサクの香ばしい焼き目に、皮の厚さや全体の大きさは普通くらい、肉の旨味と粗めの刻みというキャベツの甘さも効いてとてもバランスが良く、ニンニクもしっかり主張。

そのままでも美味しいですし、タレは定番の酢醤油タイプでこちらも相性抜群。

正直大きな特徴というのはあまり見つけられなかったのですが、オーソドックスでありながら確かな美味しさ、「浜松餃子の基準の味」といわれるのも納得です。

【五目チャーハンとらーめんのセット】847円(税込)

ラーメンは昔懐かしい、あっさりながらコクのある醤油スープで、麺はツルッとモッチリした中細くらい、トッピングはチャーシュー・メンマ・ネギとシンプル。

チャーハンはご飯がホワッとパラパラで、香ばしいしっかり味、細かい具材もたっぷり入っていて特に美味しかったです。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

http://www.gomihattin.co.jp/

食べログ

五味八珍 天王店

053-464-9264

静岡県浜松市中央区天王町1504-1 

https://tabelog.com/shizuoka/A2202/A220201/22017680

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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