訪問日:2023年4月29日(土)
平塚タンメンとは
神奈川県平塚市のご当地ラーメンとして知られる『平塚タンメン』。
塩ベースのスープにたっぷりの野菜が乗った一般的な「タンメン」とは大きく異なり、『平塚タンメン』は酢を効かせた酸味強めの澄んだスープに白っぽい麺、具も野菜が入らず刻み玉ねぎやワカメなどが乗ったシンプルなビジュアルが特徴。
『老郷』と『花水ラオシャン』
元祖のお店といわれているのが、1957年創業という平塚駅前にあるお店『老郷(ラオシャン)』。
創業者が戦時に中国で料理に酢を多く使う食文化に触れ、帰国後に小麦粉がアメリカから大量に入ってきたことから、小麦粉と酢で何かを作れないかと考案したのが「酢湯麺」だったとのこと。
他にも代表的な有名店として、平塚市花水台に本店を構える『花水ラオシャン』というお店があり、こちらは1963年創業や1951年創業という情報がよく出てきます。
『花水ラオシャン』の店主を取材した記事もありましたが、そこでは2015年時点で約60年前に創業したと書いてありました。
『老郷』と『花水ラオシャン』、同じく「ラオシャン」という店名であり「タンメン」が看板メニューということから、何かしらの影響は受けてる印象は受けますが、それぞれが本店を構える別のお店とのこと。
関係について調べてみたところ、花水ラオシャンは老郷で修業したみたいな情報も出てきますし、元は同じ系列だった、一切関係ないなど、結局真偽不明の情報ばかり出てきてよくわからず。
しかし平塚タンメンの二大有名店ということで、今回は『花水ラオシャン』に行った後、『老郷』に行ってみることにしました。
アクセス
『花水ラオシャン』は平塚駅から徒歩21分くらいの距離。
駐車場は公式サイトによると5台分あると書いてありましたが、地図が載っておらず訪問当時は場所がわからなかったのでコインパーキングを利用。
Googleマップで検索すると第二駐車場の場所は出てきました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には12時45分頃に到着。
この時満席で外待ちが6人、待ち時間は20分かからないくらいで入店。
メニュー・商品ラインナップ
メニューは玉ねぎトッピングのみのシンプルな「タンメン」をベースに、様々なトッピングのラインナップ。
餃子も人気のようで注文している人がかなり多かったです。
今回は『老郷』との食べ比べもしたいので、食べすぎないように基本の『タンメン』のみ注文!
感想
【タンメン】400円(税込)
かけラーメンという感じのシンプル過ぎるビジュアル、しかし400円はお手頃価格で嬉しいですね。
スープは鶏ガラと野菜をベースに、味付けにはタレの他にも「りんご酢」が入っているのが大きな特徴とのこと。
初めて食べる平塚タンメン、酸味が効いてるとはいえ、少しサッパリしているくらいかな?と思っていたのですが、ゴリゴリに効いた酸味の強さに驚き。
最初は戸惑ったものの、食べ進めるとこれはこれでアリという感じで美味しくなっていくのも不思議です。
麺はかん水・卵不使用で白っぽい色が特徴の細麺で、ザクッとした歯切れの良い食感。
玉ねぎも甘くてシャキシャキとして美味しいです。
途中からお好みでラー油を加えるのも平塚タンメンの特徴。
個人的には辛味と酸味が少し喧嘩するようになり、個人的には無しでそのまま食べる方が好みでした。
この後『老郷』にも行って食べ比べをしましたが、『老郷』は柔らかくてうどんの様な麺に、スープは酸味がまろやか(花水ラオシャンで慣れた可能性もあります笑)でラー油と好相性、メニューが1品のみで値段が700円からと違いの多さにも驚き。
どちらにもそれぞれの良さがあって、これは食べ比べをしてみて良かったです。
他にも正確な関係性はよくわからなかったものの、「ラオシャン厚木」、「ラオシャン八幡」、「花水ラオシャン田村」といったお店もあるようなので、次回はそちらにも行ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
花水ラオシャン 本店
0463-36-0269
神奈川県平塚市花水台29-4
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