訪問日:2022年7月21日(木)
室蘭カレーラーメンとは
札幌の「みそ」、函館の「しお」、旭川の「しょうゆ」に続く北海道第4のラーメンや、釧路を加えた第5のラーメンなどといわれる、北海道室蘭市のご当地ラーメン『室蘭カレーラーメン』。
カレー味のスープに、麺は縮れ麺、トッピングには様々な野菜やワカメ、チャーシューが乗るなど、大まかな特徴はあるものの、明確な定義というものは無く、お店毎に様々なこだわりがあるそうです。
室蘭カレーラーメンの元祖のお店といわれているのが「味の大王」というお店。
「味の大王」について調べてみると、本店として出てくるのが室蘭と苫小牧にあり、「室蘭カレーラーメン」といわれるくらいなので、室蘭が先?と思っていたのですが、どうやら室蘭カレーラーメンのルーツは苫小牧のようです。
カレーラーメンは1965年に創業した、苫小牧の「味の大王」がメニュー化して提供したことに始まるそうで、室蘭の「味の大王」の創業者は、苫小牧の味の大王(当時は岩見沢駅前商店街にお店があった)で修業をし、1971年に暖簾分けの形で室蘭市輪西町にて創業。
その後1972年に中央町に移転し、こちらが現在の「味の大王 室蘭本店」だそうです。
Wikipediaによると、1980年代には市内の複数の店がカレーラーメンをメニューに加えるようになり、1999年には元モーニング娘。の安倍なつみさんがラジオで室蘭の味の大王のカレーラーメンが美味しいと紹介したことで全国のファンが訪れるキッカケにもなったとか。
2006年4月25日には「室蘭カレーラーメンの会」が発足、発足日である4月25日を「室蘭カレーラーメンの日」とし、『室蘭カレーラーメン』をご当地ラーメンとして全国にPRしているそうです。
各エリアに点在する約50軒あるラーメン店のうち、6割のお店でカレーラーメンが提供されているそうで、「室蘭カレーラーメンの会」の公式サイトには加盟店の一覧や食べ歩きマップが掲載されています。
じぇんとる麺

今回室蘭カレーラーメンを食べに訪れたお店が、「室蘭カレーラーメンの会」の加盟店の一つ『じぇんとる麺』。
創業は1996年で、カレーラーメンが看板メニューのお店。
どれが本店なのかはよくわからなかったのですが、現在室蘭市内に「中島店」、「弥生店」、伊達市内に「伊達店」と合計3店舗を展開しています。
今回はGoogleマップを見ると深夜1時、週末は深夜3時まで営業している『中島店』に行ってきました。
アクセス
場所は東室蘭駅から徒歩14分くらいの距離。
駐車場は「室蘭カレーラーメンの会」の店舗紹介ページを見ると3台分と書いてありましたが、場所がわからずお店の方に聞いてみると、今満車なので向かいの空き地に止めてとのこと。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には21時過ぎに訪問。
この時店内は客入り7割くらいでした。
私の次に入ったお客さんでスープ切れという声が聞こえてきて、お店の方が暖簾を下げたので、ギリギリで間に合って良かったです。
メニュー・商品ラインアップ



メニューはカレーラーメンをはじめ、塩、醤油、味噌、つけ麺もありました。
こちらのお店で特に食べたかったのが『チーズカレーラーメン』、迷わずこちらを注文。
感想

【チーズカレーラーメン】950円(税込)
麺は4種類の道産小麦100%、豚骨、チャーシューは安平町産、野菜や魚介も道内産にこだわっているそうです。
黄色いマヨネーズのような、独特なスタイルのチーズトッピング。
チーズを混ぜる前からとろみがある質感で、具材が溶け込んだザラリとした舌触り、コクがありしっかり濃厚でスパイシーな味わい。
たっぷりのチーズを混ぜてもベースのカレーの味わいは負けず、まろやかさが増した感じで相性抜群です。

麺は暖簾に西山ラーメンと書いてあったので西山製麺のものですかね?
札幌ラーメンなどでも定番の黄色い太縮れ麺で、モチッとプリプリしたコシのある食感。
トッピングはチャーシュー、ワカメ、ネギ、モヤシなど。
チャーシューは箸で持っただけで簡単にほぐれる柔らかさ、脂身は旨味濃厚でとろける食感、濃すぎない味付けも絶妙で激ウマでした。
室蘭カレーラーメンに限らず、今まで食べてきたカレーラーメンの中でも特に美味しい一杯でした。
味噌など他のメニューも気になりますね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
じぇんとる麺 中島店
0143-46-6505
北海道室蘭市中島町1丁目14-10
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