訪問日:2023年9月8日(金)
『富山ブラック』とは
富山県のご当地ラーメンとして知られる『富山ブラック』。
その名の通り真っ黒いスープで、上から大量の粗挽き黒胡椒がかかり、比較的ネギの量が多く、麺は太くて少しかためのタイプが多いのが特徴。
Wikipediaによると、1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのが起源とのこと。
塩辛い味付けは塩分補給だけでなく、ご飯を添えておかずとして食べることも意識した味付けらしく、客が店に白飯を持ち込んでラーメンと共に食べるというスタイルが生まれたそうです。
しかし富山ブラック全てが辛いわけではなく、優しい味わいの富山ブラックもあり、提供店によって味付けは様々。
吉兆佐
今回富山ブラックを食べに訪れたお店が、富山県高岡市の戸出町にあるお店『吉兆佐』。
読み方は「きっちょうさ」かと思ったのですが、私が持つラーメン雑誌やお店のInstagramによると『きっちょんさ』が正しいようです。
2015年の雑誌で22年と書いてあったので、創業は1993年くらいですかね?
こちらのお店はテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」に登場し、「飲み干せる富山ブラック」として紹介されたことでも有名だそうです。
その時の情報では富山県は西部と東部で関西風と関東風の味付けになっていて、西部の高岡市では少し甘めの味付けになっていることからスープが美味しく飲めるとか。
アクセス
場所は戸出駅から徒歩15分くらいの距離。
駐車場は店前にありました。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には20時過ぎに訪問。
この時店内は客入り3割くらいで待ち時間無く入店。
メニュー・商品ラインナップ
目当ての富山ブラックは「らーめん」というメニュー名のようで、他にも塩、味噌、担々麺、カレーらーめんなどがありました。
感想
【らーめん】720円(税込)
スープは富山ブラックらしい黒っぽい醤油スープ、ベースは鶏ガラや豚骨などの動物系のようです。
ガツンと塩気が効いた濃口、しかしコクのある独特な甘さの効いた味付けで、口当たりは少しまろやか。
麺は中細くらいでモチッと適度にコシがある食感。
トッピングはメンマ、ネギ、チャーシューとシンプル。
チャーシューが厚みもあり、脂身がホロトロの食感で美味しかったです。
卓上には黒胡椒も置いてあり、やはりこれが相性抜群。
正直「飲み干せる富山ブラック」かというと、私には濃すぎるように感じましたが、この味自体は個人的にかなり好み。
富山ブラックの中でもお気に入りの一杯になりました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/kicchonsa/
食べログ
吉兆佐
0766-63-0648
富山県高岡市戸出町4-2-80
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