訪問日:2026年1月3日(土)
静岡茶

日本を代表するお茶の産地として知られている静岡県。
静岡県は令和6年において茶栽培面積・荒茶産出額で日本一を誇り、荒茶生産量においても今まで日本一でしたが、令和6年に統計開始以来鹿児島県が初の日本一に。
栽培面積順では上から静岡県、鹿児島県、三重県、京都府、福岡県となり、上位3県で全国の栽培面積の約7割を占めるとのこと。
静岡県で生産されるお茶は「静岡茶」というブランド名でも知られており、宇治茶、狭山茶と並んで「日本三大茶」とされています。
「静岡茶」は静岡県で生産されるお茶の総称で、県内には牧之原・磐田原・愛鷹山・小笠山山麓、安倍川・大井川・天竜川流域の山間部などをはじめとする20を超えるお茶の産地があり、それぞれの産地で「静岡茶」として販売される他、独自の地域ブランドがあります。
お茶は平安時代初期に遣唐使や留学僧によって中国から伝わったといわれていますが、静岡県におけるお茶の歴史は、鎌倉時代に禅僧の「円爾(聖一国師)」が仏教修行のため渡った宋から茶の種を持ち帰り、駿河国足窪(現在の静岡市足久保)に植えたことが始まりといわれています。
江戸時代に入ると「御用茶」として将軍家に献上され、東海道沿道では参勤交代の武士をはじめ多くの旅人が行き交い、茶の消費や江戸への出荷も増えたことから、静岡県は銘茶の産地としての地位を確立。
明治時代に入り海外との貿易が活発になると、お茶は重要な輸出品となり、需要が増えて茶園が一気に増加。
この頃には明治維新で職を失った徳川家の家臣と大井川の川越え人足が担い手の中心となって牧之原大茶園の開拓が始まり、近代の静岡茶の量産・一大産地化を決定づけたといわれています。
明治41年(1908年)には茶の品質改良の先駆者である杉山彦三郎氏が、現在の静岡県立大学芝生園地付近の竹やぶを開墾した畑の北側から、現在全国生産量の7割を占めるという日本茶を代表する品種となる「やぶきた」を発見。
この原樹は昭和38年(1963年)に静岡県の天然記念物に指定されています。
静岡県では様々なお茶が販売されているだけでなく、お茶が楽しめる飲食店も充実しており、ただ飲むだけでなくお茶を使ったスイーツや料理、お土産商品など多彩なラインアップが魅力的。
日本茶きみくら

今回訪れたお店は、JR静岡駅高架下に設置された飲食店を主体にした商業施設「アスティ静岡」にある『日本茶きみくら茶寮 ASTY静岡店』。
こちらは静岡県掛川市にある「きみくら株式会社」が運営する、自社製造のお茶とお茶を使ったこだわりのオリジナルスイーツを楽しめる日本茶カフェ。
「きみくら株式会社」は日本茶を中心とした商品開発、カタログやオンラインショップの通販冊子事業、カフェ事業などを通じて、掛川名産の深蒸し茶を中心に、様々な日本茶の魅力を発信している会社。
店舗は「日本茶きみくら」、「KIMIKURA CAFE」、「matcha KIMIKURA」の3ブランドを掛川市、静岡市、東京の羽田空港などに展開しています。
今回訪れた『日本茶きみくら茶寮 ASTY静岡店』は2023年11月29日にオープンした店舗。
抹茶スイーツだけでなく、「お茶漬け」などの食事メニューも提供されているので、今回は昼食を食べに初訪問です。
アクセス
場所はJR静岡駅内。
駐車場は利用料金に応じたサービスが受けられる「アスティ静岡」の提携駐車場があり、詳しい内容は公式サイトに一覧が掲載されています。
混雑状況
この日は1月3日の土曜日、お店には10時半頃に訪問。
この時満席のようで、店頭の発券機で受付を済ませたところ1組待ち。
LINEで受付も出来るようです。
待ち時間は10分かからず入店出来ました。
メニュー・商品ラインアップ













メニューはスイーツが中心で、抹茶ガトーショコラ、抹茶ティラミス、抹茶パフェ、上生菓子、煎茶あんみつ、抹茶ぜんざい、いちごあんみつなどがありました。
まだ店舗限定メニューとして「お茶二種と添え菓子のコース」がありました。
今回は『お茶漬け』を注文!
感想

【お茶漬け】1400円(税込)
お茶漬けにはお茶漬け用の玄米茶が用意されていますが、それとは別に「おすすめの深蒸し煎茶(温)」が付いています。

この日の「おすすめの深蒸し煎茶(温)」は「秘壷蔵(ひこぞう)」というトンネル熟成茶でした。

お茶漬けの食べ方は説明書と一緒に提供されるので、この内容に従っていただきます。

お茶漬けには鮭、ちりめん山椒、あられ、三つ葉、刻み海苔、とろろ昆布などが入っており、ご飯は玄米ごはん。
ご飯の下に出汁があるので、お茶を注いだ後、全体をよく混ぜていただきます。
香ばしい玄米茶に爽やかな三つ葉の風味が相まって、力強い魚介の旨みが利いたとても奥深い味わい。
別皿の緑色の粉末は最初青海苔だと思っていたのですが、どうやら碾茶だったらしく、お茶の風味が増してほろ苦い後味に。

意外と量も多めで食べ応えがあり、抹茶あんみつのデザート付きなのも嬉しいポイント。


煎茶は3杯分くらい楽しめるお湯の量が入っていました。
1杯目は重厚でまろやかな味わいをベースにほろ苦い後味。
2杯目は少し苦味が強くなって味に深みが増し、3杯目は全体的にマイルドですっきりとした味わいに。

同行者は食事ではなくスイーツの「抹茶ガトーショコラ」を注文したので、少しシェアしていただきました。
香り高くてほろ苦い抹茶を堪能できるガトーショコラになっており、単体では甘さ控えめですが、こってりとした生クリームと一緒に食べると相性抜群で、素晴らしいバランスの良さ。
お茶はお店の定番という「深蒸し煎茶-きみくらの若摘-」を選択。
私が飲んだお茶と比べると、こちらの方がより苦味控えめでコクのある味わいに感じました。
どれも美味しくて大満足でした!
「KIMIKURA CAFE」や「matcha KIMIKURA」などコンセプトの異なる系列店も気になるので、また行ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
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食べログ
日本茶きみくら 茶寮 ASTY静岡店
静岡県静岡市葵区黒金町47 ASTY静岡

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