訪問日:2023年1月28日(土)
タコライスとは
沖縄県金武町(きんちょう)で誕生し、沖縄を代表するご当地グルメとして親しまれている「タコライス」。
メキシコ料理である「タコス」の具材(ひき肉・野菜・チーズ等)をご飯にトッピングした料理。
1984年にオープンした「パーラー千里」の創業者である、儀保松三さんが考案したとのこと。
儀保松三さんは元々米軍基地近くの街を転々としながら、米兵向けのバーを営んでいたそうですが、米兵同士のケンカがある度に立ち入り禁止になり、商売あがったりの日々を繰り返していたとのこと。
米軍基地「キャンプ・ハンセン」のある金武町で商売を始める人が増加したことから、儀保さんも元中華料理屋「千里」の店舗を借り、1984年に「パーラー千里」をオープン。
後発だったために新しいものを提供しようと、お金に余裕のない若い米兵にもお腹いっぱいになってもらえる”安くてスピーディーに満腹になれる料理”として、当時基地でも提供されていた「タコス」をヒントに「タコライス」を考案。
かつて米兵がタコスの生野菜を嫌がって取り除いているのを目にしたことがあり、基本のタコライスはご飯にミートを乗せただけのもの、野菜やチーズはトッピング形式に。
最初は「変な食べ物」と言われ全然売れなかったものの、徐々に売れていくようになり、他のお店も真似するようになったそうですが、儀保松三さんは「カレーライスみたいなもんだから」と商標登録しなかったそうで、沖縄中に広まり名物になったようです。
キングタコス
「パーラー千里」が誕生した翌年の1985年に、物件が契約更新出来ないかもしれないという事態になったそうで、同じ金武町内に新しい物件を契約。
いつまでもタコライスを作ろうという決意から「キングタコス」と命名された新店舗をオープン。
「パーラー千里」は2015年6月に人員不足で閉店したそうですが、元祖の味を「キングタコス」が受け継ぎ、「キンタコ」の愛称で親しまれる沖縄の名物店になっているとのこと。
「キングタコス」は家族経営で店舗を展開しているそうで、公式サイト的なものはFacebookやInstagramくらいしか見当たらず、店舗一覧的なものも掲載されていなかったのですが、ネット検索すると2023年7月時点で金武本店、あげな店、普天間店、長田店、北中店、与勝店、沖縄本島内に合計6店舗が出てきました。
今回は金武本店を訪問。
アクセス
駐車場は少し離れた場所にあるようで、店前にも地図が書いてありましたが、Googleで「キングタコス 金武本店 駐車場」で検索しても場所が出てきました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には20時半頃に訪問。
この時先客は1人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインナップ
イートインは20時まで、テイクアウトは21時までになるそうなので、今回はテイクアウトで購入。
注文は券売機での食券購入。
今回は人気NO.1と書いてあった『タコライスチーズ野菜』を注文!
ソースを「タコソース」と「ケチャップ」から選べたので、『タコソース』でお願いしました。
感想
【タコライスチーズ野菜】700円(税込)
透明のプラスチック容器に、溢れんばかりのボリュームで盛り付けてあります。
テイクアウトしたものの...え?これ車で食べるの不可能では??
え?????
今回はテイクアウトのスイーツを食べる為の紙皿を事前に買っておいたので助かりましたが、この状態だと少しでも動かすと具材が落ちまくるので大変ですね。笑
写真では野菜ばっかりに見えますが、下にはひき肉とチーズがギッシリ入り、ご飯も多くズッシリとした重量感。
ひき肉は旨味が強くしっかり辛めでスパイシー、チーズで濃厚さがマシマシ、レタスはサッパリとして素晴らしいバランスの良さ。
タコソースはトマトの旨味が効いてほんのりピリ辛の食べやすい辛さ、これがまた相性抜群で本当に激ウマです。
そして安くてボリューム満点、コスパの高さにも大満足。
また必ず再訪したいですし、次回はタコスやチキン系のメニューも気になります。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.facebook.com/kingtacos/?locale=ja_JP
食べログ
キングタコス 金武本店
090-1947-1684
沖縄県国頭郡金武町字金武4244-4
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