訪問日:2026年2月22日(日)
冷やしあめ

高知県高知市の追手筋にて、毎週日曜日に開催されている「土佐の日曜市」の代表的な名物の一つ「冷やしあめ」。
「土佐の日曜市」についてはこちらの記事に詳しくまとめました。

「冷やしあめ」は米飴や上白糖などに、生姜の絞り汁を加え、釜焚きしてシロップ状にした蜜を水で割った飲み物。
冬にはこの蜜をお湯で割った温かい「あめ湯」や「しょうが湯」として親しまれています。
高知県は生姜の生産量全国1位を誇り、生姜を使った「冷やしあめ」は高知県ならではのご当地ドリンク。
「冷やしあめ」の起源についてははっきりしていないそうですが、元々大阪や京都などの関西が発祥地といわれています。
Wikipediaによると、幕末の大阪で刊行された画帳「花の下影」に「あめ湯」の屋台が描かれていることから、少なくとも江戸時代末期には「あめ湯」が存在していたと推定されます。
明治時代に入って製氷技術が発達したことから、「あめ湯」を冷ました「冷やしあめ」が登場し、大正時代には関東や東海地区でも親しまれるようになったそうですが、太平洋戦争によって多くの製造業者が廃業し、空襲被害が比較的少なかった京都や奈良の業者が生き残ったため、現在でも関西では夏の風物詩として「冷やしあめ」が親しまれています。
高知に「冷やしあめ」が根付いた理由といわれているのが、原材料である生姜は当時から土佐産が使用されていたこと。

高知における商品化の元祖といわれているのが、昭和22年に創業し、「土佐の日曜市」に出店している『吉平(きっぺい)商店』。
身体に良い生姜の素材の良さ、シンプルでピュアな風味を伝えたいという思いから、昭和30年頃に生姜の搾り汁と上白糖のみで作った生姜の蜜「あわせしょうが」を開発。
「あわせしょうが」は元々日曜市などで自家業務用に製造していたそうですが、これをカップに入れて販売したところ評判となり、日曜市や縁日などの定番商品として広まっていったそうです。
吉平商店

今回は上述の通り、高知における「冷やしあめ」の元祖といわれている『吉平商店』に行ってきました。
昭和22年(1947年)に「吉本製菓店」として創業し、「土佐の日曜市」などに出店したことが始まり。
『吉平商店』として設立したのは平成16年で、現在会社所在地は高知県須崎市になるようですが、販売拠点としての本店は現在でも「土佐の日曜市」になるとのこと。
様々なテレビや雑誌など各種メディアに何度も紹介されている有名店で、高知で「冷やしあめ」のお店を調べると、まずこちらが真っ先に紹介されている印象。
瓶入りの商品など、オンラインショップでも商品の購入が可能ですが、今回は日曜市を訪れたので、こちらのお店にも寄っていくことにしました。
アクセス
場所はGoogleマップなどで検索すると出てきませんが、図書館や未来科学館などが入っている「オーテピア」(高知市追手筋2-1-1)という施設の前にあります。
高知駅からは徒歩15分くらいの距離。
日曜市専用の駐車場は無いので、周辺にあるコインパーキングを利用する必要があります。
日曜市開催時、道路は一部規制もあるので、私はいつも日曜市から少し北に離れた場所にあるコインパーキングをいつも利用しています。
混雑状況
この日は日曜日、お店には8時10分頃に訪問。
三連休ということもあって、日曜市自体は大混雑でしたが、一部店舗を除き各店には行列ができているわけでなく、こちらのお店でもすんなり購入できました。
メニュー・商品ラインアップ


今回は寒かったので「しょうが湯」を購入しましたが、2025年8月にもこちらのお店を訪問し、その時「冷やしあめ」を購入したので、こちらの記事で一緒に感想を書こうと思います。
感想

【しょうが湯】200円(税込)
こちらは原料は生姜の搾り汁と上白糖だけ、完全無水で作られる生姜蜜「あわせしょうが」という商品を使って作られている「しょうが湯」。
辛味や刺激は控えめでマイルド、甘さが利いてとてもまろやか、じんわりと生姜の味わいが染み渡り、お湯の温度だけでなく体の芯からポカポカしてくる感じ。
「あわせしょうが」は割ることで簡単にしょうが湯やジンジャーエール等の飲み物が作れるだけでなく、しょうが焼きをはじめ、煮魚、唐揚げ、肉じゃが、牛肉のしぐれ煮、サラダのドレッシングなど、料理に応用することも可能だそうです。

【冷やしあめ】230円(税込)
「あわせしょうが」を冷たく割った「冷ししょうが」もありますが、「冷やしあめ」用のシロップも販売されており、こちらは4月~9月の期間限定商品になるそうです。
2月には瓶入り商品は並んでいませんでしたが、「冷やしあめ」のカップ入りのドリンクはメニューにありました。
「冷やしあめ」の方には上白糖だけでなく、水飴、黒糖、三温糖、中ザラ糖も使用。
生姜の味わいがキリッと利いており、冷たくてさっぱりとした美味しさ。
「しょうが湯」で飲んだ時よりも甘さにコクがある感じで、こちらも飲みやすくとても美味しかったです。
次回は瓶入り商品をお土産に買ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
吉平商店 日曜市本店

コメント