訪問日:2023年9月11日(月)
「こんにゃく芋」の生産量日本一の群馬県!
日本の伝統加工食品の一つ「こんにゃく」。
その原料となる「こんにゃく芋」の生産量は、現在群馬県が日本産シェア90%以上を占める一大産地になっているとのこと。
「こんにゃく芋」の伝来については、飛鳥時代に医薬として仏教と共に伝来した説や、縄文時代に伝来した説もあるなど諸説あるようですが、鎌倉時代までには食品として確立し、精進料理に用いられるようになったといわれています。
群馬県では1500年代頃から「こんにゃく芋」の生産が始まったそうです。
水はけのよい土壌、夏に暑過ぎず冬に乾燥する環境を好むことから、群馬県が好適地になっているとのこと。
収穫できるまでには3~4年ほどかかり、高い生産技術が必要なため、群馬県には日本唯一の「こんにゃく芋」の研究機関があり、ここで開発した優良品種や生産技術によって高品質な「こんにゃく芋」が生産されているそうです。
こんにゃく製品の主成分は食物繊維のグルコマンナンで、水分を加えると膨張し、さらにカルシウムを加えて固めることで、独特な歯ごたえのある質感になるとのこと。
固める過程で、四角や丸、糸状にしたり、着色するなどが可能なため、バラエティに富んだ様々なこんにゃくが作られています。
またこんにゃくの成分は98%が水分であり、グルコマンナンは人の消化管ではほとんど消化されないことから、カロリーが極端に低いという特長があり、様々な食材とも相性が良く、ダイエット食品としても人気。
こんにゃくパーク
今回訪れたのが、群馬県甘楽郡甘楽町(かんらまち)にある『こんにゃくパーク』。
こちらは昭和43年3月に創業した、こんにゃく加工品を中心とした食品メーカー「株式会社 ヨコオデイリーフーズ」が運営するこんにゃくのテーマパーク。
こんにゃく消費量の減少が続いていたため、素晴らしいこんにゃく文化と美味しさ伝えたいという想いから、平成23年6月に「こんにゃく博物館」をオープン。
約3年で40万人が来園し、「こんにゃくが100年後も食べられように」と、「こんにゃくを楽しく体感する施設」として、平成26年4月に『こんにゃくパーク』として生まれ変わったとのこと。
工場見学、手作りこんにゃく体験、こんにゃくバイキング、こんにゃく商品の詰め放題、足湯、オリジナル商品のUFOキャッチャー、写真スポットなど、無料で楽しめるものも多く、魅力が盛りだくさん。
個人的に一番惹かれたのが、こんにゃくを使った様々なアレンジ料理を楽しめる『こんにゃくバイキング』。
なんとこのこんにゃくバイキング、『無料』です。
もう一度言います、こんにゃくバイキング、『無料』です。
何度でも言います、こんにゃくバイキング、『無料』です。
なぜ無料なのか?そんなことが可能なのか?気になって調べてみました。
どうやら製造過程で生じた規格外品を活用出来ることと、こんにゃくの美味しさや幅広い調理法をより多くの人に知ってもらうことで、消費拡大につなげるということが理由だそうです。
工場見学も行ってみたかったので、観光と昼食を兼ねて、今回こんにゃくパークに初訪問です。
アクセス
場所は上州福島駅から徒歩27分の距離で駅からは遠め。
駐車場はかなり広かったです。
混雑状況
この日は平日の月曜日、11時過ぎに訪問。
平日でしたが、車もお客さんも多くて驚き。
しかし並んだり待ち時間などは特にありませんでした。
工場見学など
工場見学は30名以上の団体以外は予約不要。
受付で人数とどこの都道府県から来たかを回答するくらいで、試食品、パンフレット、こんにゃくバイキングの無料チケットをいただきました。
製造ラインは月曜日~金曜日に稼働し、土日は休み、この日は月曜日でしたが、どうやら稼働日でも12時前後は休止しているようで、残念ながら一部しか動いていませんでした。
こんにゃくバイキング
見学やUFOキャッチャーなどで遊んだ後、目当てのバイキングへ。
オーソドックスな煮物やおでんなどの他、唐揚げやピクルス、レバ刺し風、そしてこんにゃく麺を使ったラーメン、焼きそば、冷やし中華など、これが全部こんにゃくということに驚きです。
特にレバ刺し風はタレが相性抜群。
麺メニューも少し淡白ではありますがダイエットメニューとしては十分楽しめる美味しさ。
タコさんこんにゃくの唐揚げも弾力が楽しめて好み。
これが全部無料なのは本当に素晴らしいサービス。
近くに来たら毎回立ち寄りたいですし、次回はこんにゃく製品の詰め放題もやってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
こんにゃくパーク
0274-60-4100
群馬県甘楽郡甘楽町小幡204-1
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