訪問日:2024年10月5日(土)
熊谷うどんとは
埼玉県熊谷市(くまがやし)で、町おこしの一環としてブランド化された地産地消のうどん「熊谷うどん」。
熊谷市のうどんが全て「熊谷うどん」と名乗れるわけではなく、熊谷産小麦を50パーセント以上使用し、熊谷市内で製麺されたという、2つの定義を満たす必要があるようです。
熊谷市は本州で1、2を争う小麦生産地であり、「あやひかり」、「さとのそら」、「農林61号」といった品種が栽培されているとのこと。
昔の農家はお米を作っても自分たちでは食べずに献上していたため、麦を主食としていたそうですが、最初は病気や悪天候により収量は乏しかったそうです。
そこで熊谷市別府地区出身の権田愛三氏は二毛作や麦踏みといった栽培方法を研究し、小麦の収量が4〜5倍にまで増え、権田愛三氏は「麦翁」として語り継がれ現在も麦栽培の礎になっているとのこと。
熊谷ではハレの日にうどんをみんなで食べる風習や、来客があった際にもうどんを振る舞う文化があり、日常のお昼ご飯にもうどんを打って食べていたことから、熊谷地域には古くから「朝まんじゅうに昼うどん」という言葉が伝わっているそうです。
熊谷のうどんはコシがとても強く、ワシワシとよく噛んで食べるうどんが主流であり、温かいつゆに冷たく締めたうどんをつけて食べるスタイルは今の武蔵野うどんの源流ともいわれています。
地元の有志者たちによって設立された「熊谷小麦産業クラスター研究会」が運営する「熊谷うどん」のサイトもあり、そちらでは熊谷うどんの歴史や、熊谷うどんを提供している飲食店&販売店を確認できる「熊谷うどんMAP」が掲載されています。
https://www.oideyo-kumagaya.com/kumagayaudon/index.html
熊谷うどん 熊たまや


今回訪れたお店は、埼玉県熊谷市の熊谷駅内にあるお店『熊谷うどん 熊たまや』。
2009年6月に熊谷うどんのアンテナショップとしてオープン。
埼玉県熊谷市で1991年の創業以来、麺類の製造・販売を行ってきた「タカヒロフーズ株式会社」が運営。
こちらのお店では厳選した熊谷産小麦を100%使用しているそうで、「熊谷うどんMAP」にも掲載されていました。
2024年には食べログのうどん百名店に選出されている人気店、今回初訪問です。
アクセス
混雑状況
この日は土曜日、お店には12時10分頃に訪問。
この時先客は3人で空いていました。
メニュー・商品ラインアップ


注文は券売機での食券購入。
今回は一番人気メニューである「肉ネギつけ汁うどん」を温玉追加で注文!
感想

【肉ネギつけ汁うどん+温玉】890円(税込)

薬味の七味をお好みでブレンドする「my七味」と普通の七味から選べたので、今回は普通の七味を選択。

温かいつゆにはネギと豚肉5枚が入っており、別皿に刻み葱と油揚げ、追加の温玉。

麺は細めで平打ちの形状、モチッと歯応えがあるコシの強さと風味の豊かさが印象的。
つゆは甘辛でコクのある濃口の味付けで、とろりとまろやかな温玉がよく合います。
豚肉はムチッとした食感で旨味が強く良いアクセントになり、七味で味変も楽しめました。
つゆも具材も美味しかったですが、特にうどんの食感が好みでした!
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
熊たまや
048-521-8908
埼玉県熊谷市桜木町1-202-1 熊谷駅秩父鉄道 改札口前
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