訪問日:2023年8月8日(火)
サー・トーマス・リプトン
京都府京都市の三条に本店を構え、現在四条店、ポルタ店と合計3店舗を展開しているティーハウス『サー・トーマス・リプトン』。
「リプトン (Lipton)」は日本でもお馴染み、19世紀末にトーマス・リプトンによってスコットランドに誕生した、世界的に知られる紅茶のブランド。
日本では1906年に明治屋によって輸入されたのが始まりだそうです。
京都の『サー・トーマス・リプトン』は「株式会社フクナガ」という会社が運営。
1930年8月に「英国・リプトン紅茶直轄日本喫茶部」として、現三条本店にて創業。
当時一般市民の間でも紅茶を飲む人は大変少なかった時代。
こちらはロンドンの紅茶文化を広め、日本のティールームの草分けになったといわれるお店。
創業者である福永兵蔵さんは「京都の紅茶王」と呼ばれています。
特に有名なのが、濃く抽出した茶に牛乳を加えたものや、湯の代わりに牛乳で茶を抽出した『ロイヤルミルクティ』。
『ロイヤルミルクティ』はこちらが発祥のお店といわれています。
1960年代半ばに、紅茶に合うデザートとして人気を博したリプトンのロイヤルシリーズが誕生。
ロイヤルシリーズには「ロイヤルプリン」、「ロイヤルシュー」、「ロイヤルエクレア」、「ロイヤルショートケーキ」等があり、『ロイヤルミルクティ』は1965年に提供開始され、英国のニュアンス漂う名称は和製英語として日本中に広がったとのこと。
当時のレシピは現在も受け継がれ、一杯ずつ丁寧に入れて提供されているそうです。
「株式会社フクナガ」は『サー・トーマス・リプトン』の他にも、2024年1月に公式サイトを確認した時点で「パティスリー・フクナガ」、「ティーサロン ばらの木」、「名代とんかつ かつくら」、「焼き鳥 串くら」、「FUKUNAGA 901」、「サンタ・マリア・ノヴェッラ ティサネリーア 京都」、「京都・紫野 FUKUNAGA」など、様々なジャンルの飲食店を展開しています。
今回訪れたのは、京都駅直結の商業施設「京都ポルタ」にて1980年11月にオープンした『ポルタ店』。
混雑状況
この日は平日の火曜日、お店には15時50分頃に訪問。
店頭にはテイクアウトスイーツを販売しているショーケースもありましたが、今回は店内で紅茶とスイーツをいただくことにしました。
この時満席で外待ちが5人、待ち時間は10分ちょいで入店。
メニュー・商品ラインナップ
メニュー写真は見にくいですが、公式サイトに各店舗ごとの一覧が掲載されています。
やはりこちらのお店で飲みたいのが『ロイヤルミルクティ』。
真夏だったので今回はアイスで注文。
そしてスイーツもせっかくなら紅茶を使ったものがいいと思い、『ロイヤルミルクティパフェ』を注文!
感想
【ロイヤルミルクティ(Iced)】820円(税込)
京都産の良質な生乳のみを100%使用、基本の茶葉はアッサムですが、三条本店と四条店ではアールグレイに変更も出来るようです。
まろやかでコクのあるミルクの味わいをベースに芳醇な紅茶風味が広がり、そのままでも美味しいですが、シロップで適度に甘さを効かせると更に絶品。
ホットも美味しいですが、やっぱり夏はアイスが美味しいですね。
【ロイヤルミルクティパフェ】1530円(税込)
リプトンこだわりの紅茶を使ったオリジナルパフェ。
たっぷりの生クリームに、柑橘ピール、紅茶アイス、紅茶ゼリー、リンゴのコンポート、サクサク生地など色々入っていて、上から下まで紅茶の味わいを堪能できる構成。
ゼリーはモッチリした食感、甘さ控えめでサッパリとして香り高く、全体のバランスはとても上品な甘さ。
好みにドンピシャの美味しさで大満足!
同行者の「レモンティパフェ」も少しシェアしていただきましたが、アイスやクリームも結構酸味強めでガッツリと爽やかなレモン味。
しかし中の紅茶アイスやゼリーと合わせると、しっかりレモンティ味になり、こちらも感動の美味しさ!
フードメニューも充実しているので、次回は食事にも行ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://www.lipton-teahouse.jp/
食べログ
サー・トーマス・リプトン ポルタ店
075-343-3901
京都府京都市下京区東塩小路町902 京都駅前地下街ポルタ
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