訪問日:2023年12月15日(金)
「とんちゃん」とは
滋賀県高島市のソウルフードとして、家庭の味としても親しまれている「とんちゃん」。
「とんちゃん」という名前から豚肉のような印象を受けますが、意外にも「鶏肉」をタレに漬け込んだ味付け肉。
発祥のお店といわれているのが、昭和36年に創業した「鳥中」という精肉店。
創業当時、世間では味付けされた鶏肉が販売されていないこと、そもそも味付けした鶏肉を焼いて食べるという風習自体浸透していなかったことに着目し、”鶏肉販売の目玉商品を。”と、あっさりとした鶏肉にこってりとした甘辛い味噌ダレを絡めた「味付けかしわ」を開発。
実は「とんちゃん」という名前はお店が付けたわけではないそうで、お客さんが呼び始めたことがキッカケで浸透した名前だそうです。
いつ誰が呼び始めたかは定かではないようですが、一説では韓国で味付けした牛ホルモン焼きを「とんちゃん」と呼ぶそうで、高島市には在日韓国人の方が多く住んでいたことから、牛ホルモン焼と味付けかしわの味が似ていたために呼び始めたのではないかと考えられているとのこと。
発祥のお店である「鳥中」や精肉店では、「とんちゃん」はタレが絡んだ生肉の状態で販売されていますが、飲食店などでは焼かれた調理済の状態で「とんちゃん丼」や「とんちゃん定食」など様々なスタイルで販売。
味噌や醤油などタレもお店によって異なるので、食べ歩きも楽しそうです。
並木カフェ メタセコイア
今回訪れたお店が、滋賀県高島市マキノ町、高島市農業公園「マキノピックランド」内にあるお店『並木カフェ メタセコイア』。
オープンは2019年4月、マキノピックランド指定管理者のマキノ町果樹生産組合が運営。
滋賀を代表する観光地として知られる「メタセコイヤ並木」のすぐそばにあり、店内の席から絶景が一望出来るというロケーションが魅力的。
「メタセコイヤ並木」とは
農業公園マキノピックランドを縦貫する県道小荒路牧野沢線に、延長約2.4kmに渡って約500本ものメタセコイアが植えられていて、雄大な景色を形成。
春の芽吹きと新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と四季を通じて絶景を楽しめる人気スポットで、平成6年には「新・日本街路樹百景」、平成22年には「日本紅葉の名所100選」に選定されたそうです。
「メタセコイア」は中国原産スギ科メタセコイア属の落葉高木で、和名は「アケボノスギ」、最大樹高が115mにも及ぶといわれる「セコイア」に似ていることから、「メタ(変形した)セコイア」と名付けられたとか。
昭和56年に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのが始まりで、当時くり園を運営していたことから防風林が必要だったこと、当時近隣より化石が発見されていたことが理由でメタセコイアが選ばれたそうです。
今回は紅葉目当てで「メタセコイヤ並木」を訪問。
ピークは過ぎていてだいぶ落葉していましたが、それでも十分すぎる美しさで楽しめました。
「とんちゃん」から「メタセコイヤ並木」に話が大きく逸れましたが、こちらのお店では『高島とんちゃんサンド』を提供しているので気になり、観光後食べに行くことにしました。
混雑状況
この日は平日の金曜日、15時20分頃に訪問。
この時先客はおらず私のみでした。
席は自由に選べたので、せっかくなら窓越しにメタセコイヤ並木を一望出来る場所を選択。
メニュー・商品ラインナップ
今回は目当ての『高島とんちゃんサンド』と『バードフレンドリー認証コーヒー』を注文!
感想
【高島とんちゃんサンド】650円
【バードフレンドリー認証コーヒー】550円
こちらのお店のとんちゃんは、白味噌ベースの自家製タレに漬け込んで焼いているとのこと。
パンはフワッとモッチリした柔らかな食感で香り高く、鶏肉は弾力があり脂控えめで優しめの味付け、鶏肉の旨味や野菜の美味しさが際立つ味わい。
全体のサイズはそんなに大きくありませんが、お肉がゴロゴロ入っていて見た目より食べ応えがありました。
同行者はスイーツを注文していましたが、この「アールグレイブラウニー」が香り高い紅茶の風味を楽しめ、とても美味しかったです。
メタセコイヤ並木は今回初めて来ましたが、また見頃の時期を狙って再訪したいくらい、お気に入りになりました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://pic-land.com/food_menu/cafe/
食べログ
並木カフェ メタセコイア
0740-27-1811
滋賀県高島市マキノ町寺久保835-1 マキノピックランド内
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