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開店前に品切れも当たり前、予約必須の人気餃子店!【むつ菊】(静岡県浜松市)

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訪問日:2023年5月7日(日)

目次

『浜松餃子』とは

静岡県浜松市を代表する名物の一つ『浜松餃子』。

その歴史や特徴については、浜松商工会議所、(公財)浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、浜松まちなかにぎわい協議会による、浜松地域の観光・地域活性化団体連携の公式サイト「浜松餃子特設サイト」に詳しく書いてあります。

浜松餃子の定義は「浜松市内で製造されている事」と「3年以上浜松に在住して」の2点。

各店で販売される餃子の特徴は様々ですが、「円形に並べて焼くこと」、「もやしが添えられる」、「キャベツを中心にしたあっさり味でありながら、豚肉のコクを併せ持つ」といった共通点があるとのこと。

浜松における餃子の歴史は大正時代に遡るそうです。

浜松では大正〜戦前に多くの中国人がいて、その方たちが営む中国料理店で焼き餃子が提供されていたことがわかっているとのこと。

戦後には「中国方面からの復員兵達が商売として始めた」ことを起源とし、日本の様々な地域で焼き餃子が食べられるようになり、浜松でも屋台で販売されることが増え、浜松駅周辺に一大屋台村のようなものが出来たそうです。

各地域で手に入り易い食材が餃子の具材に使用されましたが、浜松では浜松市内もしくは隣の愛知県で豊富に作られていた「キャベツ」、当時から今まで盛んに作られている「玉ねぎ」、養豚業が盛んであることから「豚肉」が使用され、「キャベツを中心にしてあっさり味でありながら、豚肉のコクを併せ持つ」という浜松餃子が生まれたようです。

屋台で餃子を焼いていた当時はフライパンしかなかったため、一度に多くの餃子を焼くために考案されたのが「円形に並べて焼くこと」だったそうです。

そして円形に焼くことで真ん中に穴が出来たことから、「お刺身には妻が付いているのだから、餃子にも何か有って良いのではないか?」と、付け合わせに容易に手に入れる事の出来た「もやしが添えられる」ことに。

餃子を食べている内に脂っぽくなる口をもやしが綺麗にリセットしてくれて、更に餃子が食べられるという、相性の良い組み合わせであるとのこと。

また浜松では元来外食を好まない傾向にあったそうで、当時から現代に至るまでお持ち帰り文化が盛ん。

各餃子店は餃子に合った独自のこだわりのタレを持っていて、お店で食べる以外にお持ち帰りをする時もタレや一味を付けて出すそうです。

総務省家計調査における「餃子(スーパーなどで購入した生や調理済みギョーザが対象で、冷凍食品や外食は含まない)」の1世帯(2人以上)当たり年間支出額で何度も日本一を獲得していて、全国屈指の餃子の街として知られるようになった浜松市。

同じく餃子の街として有名な栃木県の宇都宮市と毎年日本一を争っており、どちらかが1位と2位になる状況が続いていましたが、ここ最近の2021年と2022年には宮崎市が2年連続で日本一になったそうで、浜松市は2022年に3位に転落。

3位以下になるのは市が集計を始めた2010年以降で初めてのことだそうですが、それでも餃子愛が溢れる魅力的な街であることには変わりません。

浜松市を訪れたら、やはり餃子の食べ歩きをするのが楽しみの一つ。

むつ菊

今回訪れたお店が、静岡県浜松市中区の助信町にあるお店『むつ菊』。

2019年と2021年に食べログの餃子百名店に選出されていて、予約必須の人気店とのこと。

JR浜松駅近くには、同じく食べログの餃子百名店に選出されていて、表記が「むつぎく」と平仮名で異なる餃子店があります。

公式情報が見当たらないので詳細は不明ですが、ネットを見るとよく出てくるのが、「むつぎく」は1962年に浜松市中区千歳町にて創業して現在地には2011年に移転、『むつ菊』は「むつぎく」の親族が暖簾分けで始めたお店という情報。

現在それぞれのお店では餃子のレシピも、メニューラインナップも、営業形態もかなり違いがあるようです。

予約の電話

今回訪れた『むつ菊』は上述のとおり”予約必須”といわれていますが、なんと営業開始時間に行ったとしても、その日の餃子が既に予約分だけで完売していることがあるそうです。

そして家族での少人数経営のため、営業時間にもなかなか電話がつながらず、その予約を取るのも一苦労といわれています。

私も今回予約を取るにあたって、何回かけても繋がらず、時間を変えて、日を変えて、何度もトライし続けた結果、訪問予定日の2週間前にようやく予約が取れました。

参考になるかどうか不明ですが、一応電話が繋がったのは、日曜日の13:40頃でした。

アクセス

お店の場所は助信駅から徒歩3分くらいの距離。

駐車場はお店の20m南に離れた場所にありました。

混雑状況

この日は日曜日、お店には予約時間の12時半少し前の12時25分に到着。

この日の開店時間は12時半だったようで、私以外に6人が開店を待っていました。

どうやら12時半からの予約は6人中4人だけで、あとの2人は予約無し。

断られる感じではなく、待ち時間が長いですがそれでも可能なら案内可能ですと説明されていました。

予約無しでも食べられることもあるようですが、やはり予約しておく方が無難ですね。

メニュー・商品ラインナップ

メニューは餃子と、あとは席の関係上見えなくて写っていませんが、「味噌やきホルモン」、「お酒」、「ガラナ」があるようで、とてもシンプル。

「味噌やきホルモン」も人気のようですが、この日は提供がないようでした。

今回は予約時に1人前10個を注文していたので、入店後は予約時の注文を改めて確認された後、待っているだけでした。

30分弱の待ち時間の後、ようやく餃子が到着。

感想

【餃子1人前10個】500円(税込)

個数が少ないので円形に盛り付けられているわけではありませんが、茹でもやしが乗せられえているのはやはり浜松餃子ならでは。

焼き目がしっかりと付いて、パリッとサクサク食感で香ばしく、皮は厚みも適度にありながらふんわり柔らか。

肉の旨味も効いてジューシーですが、野菜とのバランスがよく、下味控えめで全体的にはあっさりとした味わい。

タレは甘さが強めに効いたタイプの酢醤油という感じで、ラー油は結構辛さ強めでした。

本来はこの後浜松駅近くの「むつぎく」に行って食べ比べをしたかったのですが、残念ながらこの日は休みだったので、次回の楽しみにしたいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

Instagram

https://www.instagram.com/mutsugiku/

食べログ

むつ菊

053-472-0911

静岡県浜松市中区助信町41-27 

https://tabelog.com/shizuoka/A2202/A220201/22003100/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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