訪問日:2026年2月21日(土)
けんぴ

高知を代表する銘菓の一つとして知られている「けんぴ」。
「けんぴ」は砂糖を煮詰めた糖蜜に小麦粉、わずかな卵を入れて練り、うどんのようにのばして短冊状に切って焼いたお菓子。
素朴な甘さに、ボリボリとした歯応えのあるかための食感が特徴で、一説ではそのかたさから「けんぴ(堅干)」と名付けられたといわれています。

全国的にはさつまいもを細長く切って油で揚げ、糖蜜を絡めた「芋けんぴ」の方が有名という印象を受けますが、「芋けんぴ」はそもそも元来からの郷土菓子である「けんぴ」に形状が似ていることが名前の由来。
「けんぴ」の詳しい歴史については、誕生時期や名前の由来など、以下のように諸説ありすぎて、はっきりとはわかりませんでした。
平安時代の「土佐日記」に記載がある通り、その頃から土佐で食べられていたと考えられる。その呼び名の起源には諸説あり、飛鳥奈良時代の「巻餅(けんぺい)」という細長い菓子がけんぴに転訛したとする説、室町時代に明から渡来した点心「巻餅(けいひん)」を起源とする説などがある。
農林水産省の公式サイトより
唐菓子から発展した説、室町時代に明から渡来した点心の一つである「巻餅」説、安土桃山時代に土佐の名産であった「白髪素麺」や麩の製法を応用した説などがある。この説によると、1601年(慶長6年)に土佐一国を拝領した山内一豊が入国してきた際に、西川屋才兵衛という者が一豊に献上した菓子がケンピのはじまりだとされる。
Wikipediaより
異説もある。紀貫之が930年(延長8年)土佐の大湊に立ち寄ったとき、 土地の人々が貫之を訪ね、古くからその土地に伝わる、米麦の粉に 蜜、甘酒、鶏卵などを混ぜ小麦色に焼いた菓子を献上したところ、貫之が大いに喜んだとする話も伝わっている。貫之は、病弱な人もこれを食べれば肥(ふと)り、 健康が増進すると評して、「健肥(けんぴ)」とつけられたとする説もある。
また、「けんぴん」と呼ばれた砂糖を加えて練った小麦粉にゴマとクルミを入れ焼き上げた、ケンピに類似した菓子の存在も江戸時代の文献に見られる。土佐において室町時代から続くものとされるが、現在のケンピとは原材料が少々異なる。
西川屋老舗

今回訪れたお店は、高知県高知市知寄町の本店を構える『西川屋老舗』。
上述の「けんぴ」の歴史の中でも通説として知られているのは、1601年(慶長6年)に西川屋才兵衛という方が、土佐藩初代藩主・山内一豊公の入国時に献上したものが始まりという説。
『西川屋老舗』の公式サイトによると、「けんぴ」は白髪素麺の製法にヒントを得て考案し、その堅さから「堅干」と名付けたそうです。
以来御用商人として明治に至るまで藩の御用菓子司を務めたそうですが、お店としての始まりは元禄初年(1688年)。
赤岡町に店舗を構えたことから「けんぴ」を広く一般に売出し、現在に至るまで伝統の土佐菓子として親しまれるようになり、『西川屋老舗』は「ケンピの元祖」を掲げています。
2026年3月に公式サイトを確認した時点で、直営店は高知県内に「知寄町本店」、「南国店」、「フジグラン野市店」、「赤岡旧本店」があり、他にも商品取扱店は全国の百貨店など、一覧は公式サイトに掲載されています。
今回は『西川屋老舗 知寄町本店』を訪問。
アクセス
場所はとさでん「知寄町一丁目駅」のすぐそばで、JR高知駅からは徒歩28分くらいの距離。
駐車場は店舗横にありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には16時40分頃に訪問。
この時先客は無しで私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ


商品写真は一部のみですが、店内には様々な種類のお菓子が並んでおり、公式サイトでも紹介されています。
目当ての「けんぴ」は定番のプレーンタイプの他、柚子、胡麻、ココナッツ、カカオ、チーズといったバラエティタイプも販売されています。
今回は初訪問なので、定番のプレーンタイプのみ購入しました。
感想


【元祖ケンピ3個入】390円(税込)
かたいとは聞いていたものの、想像を遥かに超えるゴリッとしたかたさで、一瞬歯が折れたかと思いました。笑
しかし口に含むと、水分で少しずつ柔らかくなってザクッと噛みやすくなり、上品な甘さと小麦粉の風味、卵のまろやかさが相まった、ボーロ系の印象を受ける味わい。
素朴ですがとても美味しくて、食べ方にも慣れてきた頃にはこの味の虜に。
次回はバラエティタイプを購入したいと思います!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
西川屋 知寄町本店
088-882-1734
高知県高知市知寄町1丁目7-2

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