訪問日:2026年7月22日(水)
のぼり窯カフェ

滋賀県甲賀市、焼き物の町として知られている信楽町ならではのお店『のぼり窯カフェ』。
こちらは明治21年(1888年)に開業し、現在まで6代続く窯元「奥⽥忠左衛⾨窯」の敷地内「信楽陶芸村」にあります。


『のぼり窯カフェ』では、昭和9年(1934年)に築窯され、平成2年(1990年)まで実際に使われていた「登り窯」をイートインスペースに利用。

何回もの焼成によって赤褐色に変化した壁には歴史を感じ、提供の容器にも可愛いたぬきのカップが使用されているのが特徴です。

今回はカフェのみの利用ですが、「信楽陶芸村」ではカフェの他にも陶芸体験なども楽しめるので、時間がある場合はこちらもおすすめです。
信楽焼とは

「信楽焼(しがらきやき)」と呼ばれる陶器で、古くから焼き物の町として知られている、滋賀県甲賀市の「信楽」。
13世紀頃に常滑の影響を受けて開窯したといわれており、古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの産地「日本六古窯(ろっこよう)」の一つに数えられています。(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)
「信楽」は四方を山に囲まれていますが、山越えや峠越えを経て、近辺の京都や大阪、伊賀などへ焼き物を運ぶことができたのが産地として興盛していった理由といわれています。
甕・壺・鉢などに始まり、戦国時代には茶の湯の道具、江戸時代には日用品と、消費者のニーズに合わせて多様な製品を生産してきましたが、特に「信楽焼」の代名詞として知られているのが「たぬきの置物」。
「たぬきの置物」が誕生したのは昭和前期で、昭和26年の昭和天皇の信楽行幸にて、主力製品である火鉢を積み上げてアーチをつくり、日の丸の旗を持たせた信楽たぬきを並べて奉迎したとのこと。
それを見た昭和天皇は喜ばれ「おさなとき あつめしからに なつかしも しがらきやきのたぬきをみれば」と歌に詠まれたそうです。
この時の報道をきっかけに信楽焼のたぬきが全国から注目され、たぬき文化研究家・石田豪澄氏が伝承をベースとした「信楽狸八相縁起」を考案。
信楽の陶器店が「信楽狸八相縁起」のしおりをつけて販売したところ、たぬきの置物が縁起物として好まれるようになったそうです。
アクセス
場所は信楽駅から徒歩10分くらいの距離。
駐車場も信楽陶芸村の入口にありました。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には13時過ぎに訪問。
のぼり窯カフェはいくつも部屋が分かれているので、全体の客入りはわかりませんでしたが、お客さんはちらほらいるくらいで空いていた印象です。
メニュー・商品ラインアップ


まずは売店の方で受付・注文・会計を済ませて、どこの窯の何番目の席に座るかという案内カードを受け取り、各席で提供を待ちます。

こちらのカードは帰りに茶色い陶器のポストに入れて帰ります。

メニューはスイーツとドリンクのセットが基本で、値段は結構高めの印象。
今回はスイーツの中で特に食べたかった「黒炭ロールケーキ」と「たぬきカップ」のドリンクが両方楽しめる『バニラアイスセット』を注文!
感想

【バニラアイスセット】1320円(税込)
ケーキは「黒炭ロールケーキ」、ドリンクは「アイスコーヒー」を選択。

「黒炭ロールケーキ」には「朝宮茶」生産農家「山喜お茶の喜兵衛」のお茶を使用したクリームと、厳選した黒炭を使った柔らかい生地で作られています。
名物「朝宮茶」についてはこちらの記事に詳しくまとめました。

ふんわりと柔らかな生地で、クリームは風味豊かでほろ苦い味わい、お茶の味が活かされていてとても美味しいです。
アイスクリームやコーヒーは普通に美味しいという感じでした。
やはり歴史を感じるのぼり窯の中で過ごす時間は贅沢で特別でしたが、多分奥にクーラーがあるので冷房は利いているものの、入口が開きっぱなしなので、37℃くらいあったこの日は少しぬるい感じ。
しかし携帯の扇風機があればとても快適に過ごせるので、持ってきておいて良かったです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
のぼり窯カフェ
0748-82-0522
滋賀県甲賀市信楽町長野1131 信楽焼陶芸村本店

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