訪問日:2024年2月10日(土)
「じゃがいも」伝来の地といわれる長崎県
「じゃがいも」といえば北海道のイメージが特に強い印象ですが、実は「じゃがいも伝来の地」は長崎県といわれています。
じゃがいもが伝来した時期については諸説あり、定説は無いそうですが、一説では約400年前の慶長年間(1600年前後)に、オランダ人がジャガタラ(現在のインドネシアジャカルタ)から長崎に運んできたといわれていて、名前も「ジャガタラ」に由来するとのこと。
生産量においても年によって異なりますが、長崎県は北海道に次いで2位、北海道・鹿児島県に次いで3位の時もあり、日本国内でも上位。
とはいえ、全体の7~8割は北海道が占めているので、実質生産量においては北海道一強の状態ではあります。笑
北海道では4~5月に植付けして8~10月に収穫するのに対し、九州の長崎、鹿児島などの暖地では一般的に3月に植付して6~7月に収穫する他、12月~1月に植えられたいもを4~5月頃に収穫する栽培と、8~9月頃に植えられたいもを12月に収穫する、年に2回の栽培も行われているとのこと。
長崎県の中でも島原半島は一大産地で、県内のジャガイモの生産量の70%以上が生産されているそうです。
パティスリーオオムラ
じゃがいもを使ったご当地グルメもあり、今回訪れたお店が長崎県雲仙市南串山町にある和洋菓子店『パティスリーオオムラ』。
創業は昭和33年(1958年)という老舗。
こちらのお店では地元産のじゃがいもを使ったモンブラン『雲仙じゃがブラン』というケーキを販売しているとのこと。
お店で不動の大人気商品だそうで、第39回長崎県特産品新作展で奨励賞を受賞、雲仙市のふるさと納税の返礼品にもなっているようです。
個人的にケーキの中で一番好きなのがモンブラン。
こちらは栗ではありませんが、サツマイモやカボチャを使ったモンブランも美味しいので、じゃがいもはどうなのかととても気になり、今回初訪問。
アクセス
お店の近くに駅はなく、今回は車での訪問。
小浜温泉街から車で10分くらいの距離。
駐車場は店前にありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には朝8時50分くらいに訪問。
この時先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインナップ
商品写真はケーキのショーケースのみ、ほかにも種類豊富な焼菓子類が色々ありました。
今回は目当ての『雲仙じゃがブラン』と、美味しそうで気になった『黒糖ぷりん』を購入。
感想
【雲仙じゃがブラン】365円(税別)
下にはスポンジと生クリーム、そしてじゃがいものペーストが上に絞ってある感じ。
まろやかでコクのあるじゃがいもペーストは上品な甘さが効いていて、少しサツマイモ感もありますが、ほんのり香る風味は完全にじゃがいもで面白いです。
スポンジは卵感が強くてコクがあり、甘さしっかり目のクリームもバランスが良く、期待以上に美味しかったです!
【黒糖ぷりん】365円(税別)
プルンとなめらか食感の生地に、芳醇でコクのある黒糖ならではの味わいが絶妙で、こちらも美味しかったです。
前回の長崎旅行では南島原市の加津佐町にあるお店「グランビィラジュ おおむら菓子舗」で「カッツァ」というじゃがいものケーキを食べましたが、そちらも美味しかったです。
もっとたくさん増えてほしいですね、じゃがいもスイーツ!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://www.instagram.com/patisserieohmura
食べログ
パティスリーオオムラ
0957-88-2892
長崎県雲仙市南串山町甲1870
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