訪問日:2024年9月4日(水)
おわら玉天 林盛堂本店

富山県富山市の八尾町にある、「おわら玉天」が看板商品の老舗菓子店『林盛堂本店』。
創業は公式サイトによると明治初期、ネットで検索すると明治10年(1877年)という情報が出てきました。
「おわら玉天」は厚焼き玉子や厚揚げような見た目の四角い形状、中は真っ白でフワフワとした食感が特徴の個性的なお菓子。
泡立てた卵白に寒天と砂糖を一緒に煮詰めた蜜を流し入れ、固まったら賽の目に切り、焼酎とみりんを混ぜて溶いた卵黄に浸して焼き上げるそうです。
「おわら玉天」の「おわら」は、富山県富山市八尾地域で歌い継がれている民謡「越中おわら節」が由来と思われます。
林盛堂2代目の林駒次郎さんが考案したお菓子だそうで、昔は冷蔵庫がなかったため砂糖を多く使用しとても甘かったそうですが、時代と共に少しずつ変化し、現在まで受け継がれてきたそうです。
こちらのお店が元祖といわれていますが、他にも「おわら玉天本舗(閉店)」、「柳澤屋」、「林昌堂」など、同様のお菓子を販売しているお店がいくつかあり、富山市の名物になっています。
林盛堂と各店の関係については調べてみてもよくわからないので、詳しい方は是非コメントなどで教えていただきたいです!
店舗は本店の他にも、岐阜県の高山に「高山林盛堂」があり、こちらでは焼きたての「おわら玉天」を販売しているそうです。
アクセス
本店の場所は越中八尾駅から徒歩5分くらいの距離。
駐車場は店舗横にありました。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には9時50分頃に訪問。
この時先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ






店内の新聞記事によると、「おわら玉天」以外にも小豆を使った和菓子・州浜の「ひしきりこ」や「かた板」、エゴマ入りモナカの「一位」などが人気とのこと。
私は今回目当ての「おわら玉天」の他、気になった赤かぶの砂糖漬け「かぶ三昧」というお菓子を注文したものの、こちらは赤かぶの収穫時期が秋の終わり頃になるため、冬の短い期間のみ販売しているそうで残念ながら買えませんでした。
感想



【元祖おわら玉天 2個入】290円(税込)
(商品説明)
「おわら玉天」は、越中八尾で愛され続けてきた伝統の和菓子です。その柔らかな食感と独自の味わいは、和風のマシュマロのようで、一度食べたら忘れられませんられない美味しさが魅力です。卵白を泡立てたところへ、砂糖と寒天の煮詰めた液を入れ固めたものを賽の目に切り、黄身につけ表面を狐色に焼いております。
見た目は確かに厚焼き玉子のようで、モッチリ、フワッと、シュワッとが合わさったような、独特の軽い食感が面白く、優しい甘さで卵とマシュマロが合わさったような不思議な美味しさでした。
高山の店舗に行ったら焼きたても食べてみたいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
林盛堂本店
076-454-4670
富山県富山市八尾町福島3-8
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