訪問日:2022年5月5日(木)
本手打ちうどん 庄司

埼玉県比企郡川島町にある、行列ができる「武蔵野うどん」の人気店『本手打ちうどん 庄司』。
平成5年7月に朝霞市でオープンし、弟子に店を譲った後、川島町に来たのは平成14年のことだそうです。
食べログのうどん百名店には2020年と2022年に選出されています。
独立開業支援事業も行っているそうで、こちらのお店で修業された「庄司グループ」のお店は、埼玉の「くわ郷」、「手打ちうどん 和」、「手打うどん ひら田」、「御食事処 山吹」、山梨の「うどんのこいけや」、栃木の「とこ井」、山形の「手打ちつけ汁うどん処 てる井」、東京の「櫻井謹製」などが公式サイトに掲載されていました。
川島町の郷土料理である「すったて」や「呉汁」を提供しているので、とても気になっていたお店。
今回は5月に訪問したので、5月~9月に提供されている『すったてうどん』が目当てです。
武蔵野うどん
「武蔵野うどん」は、東京都北西部の多摩地域から埼玉県西部にかけて広がる武蔵野台地及びその周辺地域で古くから食べられてきたうどん。
武蔵野台地は水源に乏しく米作に不向きだったことから、江戸時代から小麦・大麦を中心とした農業地帯として発展し、うどんは米に代わるごちそうとして欠かせない料理となり、各家庭でもうどんを打つ習慣があったそうです。
「武蔵野うどん」は一般的なうどんよりも太くて色がやや茶色がかっていること、コシがかなり強くて食感は力強くゴツゴツしているのが特徴とのこと。
食べ方は麺をざる等に盛ってつけ麺スタイルで食べることが多く、特に醤油味の温かい肉汁で食べる「肉汁うどん」は武蔵野うどんの定番スタイルとして人気。
すったてうどん
「すったて」は「冷や汁」の川島町での呼び方。
「冷や汁」は宮崎、山形、埼玉など日本各所で名物になっていますが、それぞれ特徴が異なる別の料理。

個人的に「冷や汁」と聞くと宮崎のものが真っ先に浮かびますが、こちらは魚のすり身に味噌やゴマを混ぜてだし汁や水で伸ばし、きゅうり、豆腐、大葉などを加えてご飯にかけて食べる料理。

しかし埼玉の「冷や汁」は、すり鉢で味噌とゴマを合わせ、キュウリ、大葉、ミョウガなどの野菜を加えて冷たい水を注いで混ぜ、主にうどんのつけ汁として食べられるのが基本形。
忙しい時や食欲がない時でも手軽に食べられ、栄養バランスも良いことから、夏の炎天下で農作業をする人々から親しまれていた料理で、旧家でお盆に親戚一同が集まった際に宴席の最後の〆に食す習慣もあるとのこと。
「冷汁うどん」という名称で、農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」にも選出されています。
川島町の「すったて」という呼び名は、具材をすり鉢で「すりたて」で食べていたことが由来で、川島町では胡麻や味噌だけでなく野菜類も一緒にすって混ぜるという特徴もあるとのこと。
2010年に開催された「第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」では「川島すったて」として優勝し、提供店が増えるきっかけになったそうです。
アクセス
お店の場所は駅からは遠く離れた立地で、駐車場は20台分あるとのこと。
混雑状況
この日は祝日の木曜日、お店には12時45分に到着。
駐車場が満車のようで困りましたが、土日祝は臨時駐車場が向かいにあると案内してもらい、無事駐車完了。
満席の場合は記名制で、この時14人くらい待っていました。
待っている間に注文も済ませ、提供までは1時間近くと結構かかりました。
メニュー・商品ラインアップ

今回はもちろん迷わず目当ての『すったてうどん』を注文!
感想

【すったてうどん】1000円(税込)

うどんは全粒粉を使用して作っているそうで、色味はやや茶色、極太の平打ち形状でかなり歯応えがあるかための食感。

つけ汁はガツンと効いた味噌の旨みに香ばしいゴマの風味が広がり、濃口でクセになる味わい。
麺の上には細かいミョウガや大葉、キュウリ、ネギなどが乗っていて、シャキシャキでサッパリ爽やか、濃いつけ汁との相性も抜群で、感動の美味しさ。
別皿のワサビの辛味も良い味変になりました。
うどんもつけ汁もかなり好みで、ここ最近で食べた中で一番衝撃を受けたお店でした。
また11~3月限定の呉汁うどんも食べに必ず再訪したいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/shojigroup
食べログ
本手打ちうどん庄司
049-297-7703
埼玉県比企郡川島町上伊草743-9

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