訪問日:2024年12月4日(水)
心斎橋ミツヤ
大阪府大阪市中央区、心斎橋筋商店街の中に本店を構える『心斎橋ミツヤ』。
お店の歴史は明治30年後半に六甲山から氷を切り出して製氷し、現在の福島区で販売していた「小儀凍氷店」が原点とのこと。
大正時代には機械で氷が作れるようになったことから、大正10年には「小儀式氷削機」を開発して特許を取得し、庶民が気軽に「かき氷」を味わえる時代を牽引してきたそうです。
外食産業としての始まりは昭和18年(1943年)に福島区に開業した甘党喫茶店「ミツヤ」。
みつ豆に餡をのせた「あんみつ」が看板メニューとなり、「関西におけるあんみつの元祖のお店」といわれています。
昭和21年(1946年)には梅田新道に2号店となる喫茶・レストラン「ミツヤ」を開店し、一流料理店の調理人が作る本格洋食メニューを展開。
昭和22年(1947年)に3号店として開店したのが現在の本店となる心斎橋の喫茶・レストラン「ミツヤ」。
その後ミツヤの名前を使ったお店が乱立してきたことから「心斎橋ミツヤ」と改名したそうです。
特に人気となったメニューは、ビーフステーキをヒントにジュウジュウと音を立てながら提供される「鉄板スパゲッティ」。
食欲をかきたてる演出とともに、トッピングしたチーズがとろけて糸を引く、当時では珍しい光景に多くの人が魅了されたそうです。
しばらくは3店舗での営業を続けたそうですが、昭和38年(1963年)の日本の高度成長期に伴い、大阪には地下街や複合施設ビルが次々に誕生したことから、ウメ地下センター店を皮切りに都心ターミナルを中心にチェーン展開を開始。
2025年1月に公式サイトを確認した時点で、店舗は心斎橋本店、なんばウォーク店、アベノ店、ホワイティ梅田店、阪急三番街店、京阪モール店、みのおキューズモール店、あまがさきキューズモール店、合計8店舗があるとのこと。
また『心斎橋ミツヤ』の他にも、「昔洋食みつけ亭」、「ピッコロカリー」、「CAFE BREAK」、「蜜家珈琲店」、「ランチと肉汁とお酒 ハンバール」、「MITSUKE KITCHEN」、「トロアメゾン」、「心斎橋ミツヤ フルーツパーラー」と様々なブランドの飲食店を展開しています。
気軽に美味しい洋食やパフェなどのスイーツを楽しめるので、以前から何度も利用しているお気に入りのお店。
いつもなんばや心斎橋の店舗を利用していましたが、今回は初めて『ホワイティ梅田店』へ行ってきました。
アクセス
場所は梅田の地下街ホワイティうめだ内にあり、東梅田駅の近く。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には18時10分頃に訪問。
この時店内は客入り6~7割くらいで、待ち時間無く入店。
メニュー・商品ラインナップ
公式サイトでおすすめメニューとして紹介されていたのは「元祖あんみつ」、「伝説のミツヤライス」、「イカフライスパゲティ」、「ツインズセット」。
今回はおすすめのうちの一つである『伝説のミツヤライス』を注文!
感想
【伝説のミツヤライス】1320円(税込)
定番大人気という、ポークカツ、オムライス、スパゲッティが合わさったボリューム満点のメニュー。
写真ではわかりにくいですがシーザーサラダも添えられていました。
玉子はそんなにトロトロせず、全体的に固まっていますがふんわり柔らか。
中のライスはまろやかで優しい味わいのケチャップ味。
スパゲッティは挽肉の旨味たっぷりで濃厚な味わいのミートソース。
ポークカツは揚げたてで衣はサクッと、脂っこさのない肉質で厚みもそこそこありました。
どれも美味しくて味にもボリュームにも大満足!
レギュラーサイズでは多すぎる人用の「5/8サイズ」や、物足りない人向けに1.5倍の「ジャンボ」が用意されているのも素晴らしいですね。
何気にミツヤに来るのはかなり久しぶりだったのですが、やっぱり美味しいお気に入りのお店です。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
心斎橋ミツヤ ホワイティ梅田店
06-6312-4761
大阪府大阪市北区小松原町梅田地下街4-7
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