訪問日:2025年11月2日(日)
ゆでまんじゅうとは
茨城県結城市(ゆうきし)の名物「ゆでまんじゅう」。
その名の通り、小麦粉をお湯で練った生地で餡を包んで茹でるという製造方法が特徴のお饅頭。
江戸時代末期に疫病が流行し、当時の領主が疫病の病祓いのため神輿を奉納した際、民衆に振る舞ったのが始まりといわれています。
蒸していたら神輿が来るのに間に合わないため、出来上がりの時間を早めるため、釜で茹でて作るようになったという説があるとのこと。
その後、鎌倉時代から続く結城を代表する夏祭りである、健田須賀神社の夏季大祭の日に、各家庭でゆでまんじゅうを作ってお供えし、無病息災と五穀豊穣を願うようになったそうです。
現在では家庭で作られることは減ってきたそうですが、和菓子店では結城市を代表する銘菓として通年で販売されており、結城市の公式サイトには「ゆでまんじゅう食べ歩きマップ」が掲載されています。
2025年12月に確認した時点で「真盛堂」、「なか川菓子舗」、「富士峰菓子舗」、「山田屋菓子店」、「虎月」、「永田屋菓子舗」の合計6店舗が掲載されていました。
ちなみに本来は茹でて作られるものですが、現在和菓子店では一気に蒸し上げる方法で作られることが多いそうです。
かつて茹でていた際の特徴であるもっちりとした食感は残すように作られているそうで、お店ごとに皮の包み方や餡の味わいも異なる、個性のある「ゆでまんじゅう」を楽しめるとのこと。
菓子処 真盛堂

今回訪れたお店は、昭和7年(1932年)創業の老舗和菓子店『菓子処 真盛堂(しんせいどう)』。
店名は初代店主の名前である「真一」と、お店の繁盛を願って名付けられたとのこと。
各家庭で手作りされる庶民的なお菓子だった「ゆでまんじゅう」を、結城の名物にしようと動いたのがこちらのお店の初代店主だったそうです。
元々は茹でて作られていたものを、食感の良さや風味にこだわり、時間を置いても風味や見栄えを損なわないよう研究を重ね、蒸して仕上げる現在の形に仕上げたとのこと。
ゆでまんじゅうのお店を調べると、こちらのお店が特に有名という印象を受けたので、とても気になり今回初訪問です。
アクセス
場所は結城駅北口から徒歩11分くらいの距離。
駐車場は店舗横にありました。
混雑状況
この日は日曜日、お店には開店時間の朝8時に到着。
公式サイトに年間の営業スケジュールが掲載されていたので、この日は休みではないはずですが、この時点ではまだシャッターが開いておらず困惑。
一旦車に戻って電話をかけてみようかと思っていたところ、開店したので一安心。
私の他にもお客さんが1人いましたが、待ち時間は無くすんなり購入できました。
メニュー・商品ラインアップ



今回は目当ての「ゆでまんじゅう」と、気になった「ゆでシュウマイ」、「すあま」を購入。
感想



【ゆでまんじゅう】140円(税込)
【ゆでシュウマイ】150円(税込)
【すあま】120円(税込)

「ゆでまんじゅう」の生地は小麦粉ともち粉を混ぜて作っているそうで、表面は水分が多くややペタッとしており、モチモチとした弾力が楽しめる食感。
中は程よい甘さでコクがある風味豊かな粒あんが入っていて、とても美味しかったです。
「ゆでシュウマイ」はゆでまんじゅうの生地で作ったシュウマイという感じ。
こちらは電子レンジで少し温めてと書いてありましたが、温める手段がなかったのでそのままいただきました。
同じくモチモチとした生地に、あっさりと上品な味わいのお肉が詰まっていて、こちらも美味しかったです。
「すあま」は綺麗なピンク色、優しい甘さでムッチリとした伸びと、程よい弾力を兼ねた食感。
ゆでまんじゅうと並ぶ看板商品である「カフェオーレ大福」も気になりますし、明治36年築の蔵を改装した「和カフェ甘味茶蔵」も併設しているので、また結城市を訪れた際は再訪したいお店です。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/shinseidou
食べログ
手作り和菓子処 真盛堂
0296-33-3645
茨城県結城市結城1362

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