訪問日:2023年5月6日(土)
『竹岡式ラーメン』とは
千葉県富津市の竹岡地区発祥といわれているご当地ラーメン『竹岡式ラーメン』。
元祖のお店といわれているのは、Wikipediaによると「梅乃家」と「鈴屋」の2軒、日本ラーメン検定の公式テキストによると「梅乃家」と書いてあります。
ネットで調べると「梅乃家」は創業が1954年だったり1945年だったり色々な情報が出てきますが、「鈴屋」の方は創業年不明なのか情報が出てこないものの、創業は「鈴屋」の方が古いといわれているようで、よくわかりません。
竹岡式ラーメンはチャーシューを煮込んだ醤油ダレをお湯で割るという黒っぽい色のスープ、麺は乾麺を使用、トッピングには大ぶりのチャーシューや刻み玉ねぎが乗ることなど、通常のラーメン屋では考えられないような独自のスタイルが特徴といわれています。
しかしこれは「梅乃家」の特徴であり、「鈴屋」は玉ネギではなく長ネギの刻み、麺は生麺が使われているようで、濃い色味の醤油スープやチャーシューが大ぶりな点などは共通しているようです。
直接店舗展開している訳ではなさそうですが、これらの特徴を模倣したお店などが「竹岡式ラーメン」を看板に掲げ、竹岡地区や千葉県に限らず東京などにも提供店があり、千葉県の名物ラーメンの一つとしてその名前は全国的に知られています。
鈴屋
今回訪れたのが上述の老舗店の一つ『鈴屋』。
以前「梅乃家」には行ったことがありますが、行程の都合上2店一気に巡ることが出来なかったので、今回念願の初訪問。
アクセス
場所は上総湊駅から徒歩29分くらいの距離。
駐車場は店前と道路を挟んだ向かいにもありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には10時12分に到着。
この時正確な数は不明ですが、30人以上は並んでた印象、流石ゴールデンウィーク。
代表だけが並んでいて、後で車内から出てきて合流するというパターンもあったので、実際の数はさらに多かったです。
開店時間は10時30分ですが、この日は早めの10時21分にオープン。
開店後には続々とお客さんが案内されていき、私の前に10人くらいが残った段階で一旦ストップ。
私の後ろにもまだ10人くらい並んでいました。
その後30分くらいの待ち時間を経て入店。
メニュー・商品ラインナップ
メニューは基本のラーメンに大盛ラーメンやチャーシューメンがある感じでシンプル。
今回は『ラーメン』を注文!
感想
【ラーメン】900円(税込)
濃い色味のスープは見た目通り濃口ですがしょっぱさはなく、コクと酸味、醤油の風味が活かされた味わい。
麺はかためで歯切れの良い食感の細麺。
トッピングはチャーシュー、海苔、メンマ、ナルト、刻みネギ。
メンマは細めでシャキシャキ、チャーシューはスープの量が多くて中に沈んでいたので写真ではわかりませんが、厚切りのものが3枚も入っていました。
パサッとしたかためのものと、プルッとした脂身が多い重ためのものがあり、どれも濃いめで少ししょっぱめの味付け。
「梅乃家」とはだいぶ違った印象を受けるラーメンで、個人的には「梅乃家」の方が個性的で面白く、味は「鈴屋」の方が好みという結果でした。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
鈴屋
0439-67-8207
千葉県富津市竹岡92
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