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1825年創業、群馬名物『焼きまんじゅう』を代表する老舗の名店【東見屋まんじゅう店】(群馬県沼田市)

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訪問日:2023年9月10日(日)

目次

群馬名物『焼きまんじゅう』とは

群馬の冬は日照時間が長く、新潟県境や北部の山々から乾燥した冷風「からっ風」が強く吹く乾燥した気候であり、水はけのよい土壌が小麦作りに適していることから、「おっきりこみ」、「すいとん」、「うどん」など、小麦粉を使った郷土料理が多く根付いているとのこと。

そんな小麦粉料理の中でも、特に炭酸まんじゅうやそばまんじゅうなどの「まんじゅう」の種類が豊富、中でも特徴的なのが『焼きまんじゅう』。

『焼きまんじゅう』は小麦粉に酒種を混ぜて蒸かしたまんじゅうを竹串に刺し、甘辛い味噌ダレを塗って焦げ目が付くまで焼いたもの。

当時の味噌は甘い味付けではなかったそうですが、明治時代に黒蜜が輸入されるようになってから現在に近い味付けへ変化したといわれているそうです。

中にはあんこが入っていないものが基本のようですが、お店によってはあんこ入りの商品も販売。

起源については諸説あるようで、有力といわれているのは、安政4年(1857年)に前橋市の「原嶋屋総本家」初代の原嶋類蔵がどぶろくを発酵剤にして作った「味噌づけまんじゅう」が元祖という説。

他にも伊勢崎市や沼田市が元祖という説もあるそうですが、それぞれ独立した起源であると考える見方もあるとのこと。

『焼まんじゅう』の専門店も数多くある他、お祭りの屋台などでも販売されていて、群馬では昔から親しまれているソウルフード。

個人的に群馬の名物では特にお気に入りなので、群馬県を訪れた際は『焼きまんじゅう』の食べ歩きが定番の楽しみの一つ。

東見屋まんじゅう店

今回訪れたのが群馬県沼田市下之町にあるお店『東見屋まんじゅう店』。

創業は文政8年(1825年)と、もうすぐ200年を迎える老舗。

「原嶋屋総本家」よりも創業が早いことから、こちらのお店が元祖といわれる説もあるようです。

焼きまんじゅうを代表する老舗の名店として何度も紹介されているのを目にするので、とても気になり今回初訪問。

アクセス

場所は沼田駅から徒歩18分くらいの距離。

駐車場は商店街の駐車場を無料で利用できるようです。

混雑状況

この日は日曜日、お店には9時過ぎに訪問。

この時先客はおらず私のみでした。

メニュー・商品ラインナップ

イートインも可能ですが今回はテイクアウトで購入。

こちらのお店では「焼きまんじゅう」ではなく「味噌まんじゅう」という商品名で販売されていて、あん入りとあん無し、また甘さの効いていない「カラ味噌」もあるようです。

今回はあん入りとあん無しを1串ずつ購入。

感想

【味噌まんじゅう(1串4個)】240円(税込)
【味噌まんじゅう〈あん入り〉(1串3個)】390円(税込)

こちらのお店では京都から受け継ぎ、創業当時から代々受け継いできたという酒種を使った風味豊かな生地に、秘伝の味噌ダレを塗って炭火で焼き上げているとのこと。

テイクアウトの商品は串を抜いたものを紙で包んでありました。

生地はふっくらモッチリとした食感。

味噌ダレは甘さと塩気のバランスが絶妙、生地そのものの風味も香り高く、焦げ目の香ばしさも相まってシンプルながら奥深い味わい。

あん入りの方は生地が薄め、なめらかであっさりとしたこし餡がたっぷり入り、あん無しのものより食べ応えがありました。

あん入り、あん無し、どちらも美味しかったです!

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://toumiya.com/

食べログ

東見屋饅頭店

0278-22-3470

群馬県沼田市下之町875-7 

https://tabelog.com/gunma/A1003/A100301/10009651/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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