訪問日:2026年2月11日(水)
琵琶湖八珍
滋賀県にある日本最大の淡水湖「琵琶湖」は淡水魚の宝庫として知られており、琵琶湖にしかいない「固有種」や、他の地域にも生息しているものの琵琶湖に合わせて生態を変えた種類など、多種多様な生態系が築かれています。
中でも琵琶湖の特徴的な魚介類であるビワマス、コアユ、ハス、ホンモロコ、二ゴロブナ、スジエビ、ゴリ、イサザは「琵琶湖八珍」と呼ばれています。
これは平成25年末に、滋賀県立安土城考古博物館が、来場者への湖魚料理人気アンケートを基に供給量などを考慮して選定したもの。
ちなみに覚え方はそれぞれの頭文字をとって「ビワ・コ・ハ・ホン・ニ・ス・ゴ・イ(琵琶湖はほんにすごい!)」だそうです。
琵琶湖の幸は古くから地元の食文化を支え、湖魚を使った様々な郷土料理が根付いていますが、農林水産省の公式サイトで紹介されている代表的な郷土料理は以下の通り。
●いさざ豆
●ごりの佃煮
●ふなずし
●あめのいおご飯
●小あゆの山椒煮
●じゅんじゅん
●湖魚の天ぷら
●はす魚田
●ビワマス刺身
●焼きもろこのどろ酢
県内には「ふなずし」などをはじめとした「なれずし」や、佃煮、煮物など湖魚を使った加工品を販売する専門店も数多く存在し、お土産にも人気です。
佃煮の伊吹

今回訪れたお店は、滋賀県長浜市一の宮町にある『佃煮の伊吹』。
こちらはコアユ、ホンモロコ、ゴリ、ワカサギなどの湖の幸、自然豊かな伊吹山系で収穫する山椒や山蕗(やまぶき)などの山菜を使った佃煮の専門店。
創業は昭和29年(1954年)4月。
地元産の実山椒や葉山椒を塩漬けし、大阪の佃煮メーカーに発送する拠点として創業し、その後佃煮を製造して発送するようになり、地元での販売も開始。
中でも看板商品は「小鮎木の芽煮」で、平成元年に水産庁長官賞を受賞した実績を持つとのこと。
本店の他、販売店として「黒壁AMISU」、「長浜まちの駅」、「グランドメルキュール琵琶湖リゾート&スパ」があり、オンラインショップも展開しています。
アクセス
場所は長浜駅から徒歩28分くらいの距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は祝日の水曜日、お店には14時20分頃に訪問。
この時先客は1人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインアップ


一番食べたかったのは「小あゆの山椒煮」ですが、鮎のサイズや子持ちだったり、葉山椒、実山椒などバリエーション豊富豊富。


今回は『子持ち小あゆ実山椒入60g』と『ごり60g』を購入。
感想

【子持ち小あゆ実山椒入60g】800円(税込)
小あゆの山椒煮とは
5月から8月上旬にとれる琵琶湖産の「小あゆ」を佃煮にしたものですが、淡水魚は独特の臭いがあるため、しょうがや山椒と一緒に煮ることが多いそうです。
琵琶湖に生息する鮎は餌の関係で体長が7cmほどにしか成長しないため「小あゆ」と呼ばれており、食感が柔らかく食べやすいことが特徴。
川に遡上すると水苔を食べて大きくなり20cmほどに育つので、昔から稚魚が全国に出荷されて河川に放流されてきたとのこと。
琵琶湖の小あゆは8月下旬になると卵を抱くようになり禁漁となるため、こちらの子持ち鮎は養殖のものを使用しているそうです。
ご飯が進みまくる甘辛い濃口で、ほんのり山椒の風味が広がる爽やかな後味。
卵はホロホロとした重厚な味わいで、特にパリッとした頭が美味しくて絶品。
小ぶりですが2匹でご飯お茶碗1杯分が無くなり、おかわりしてしっかり堪能できました。

【ごり60g】580円(税込)
ごりの佃煮とは
「ゴリ」は琵琶湖に生息する「ヨシノボリ」というハゼの仲間で、地域によっては「ウロリ」とも呼ばれています。
北湖を中心に水深5~6mくらいに生息している体長約1cm~3cmほどの小魚で、身が柔らかく透き通っていることが特徴。
初夏から初秋にかけて旬を迎え、短い時期にしか漁獲されないそうですが、佃煮などの加工品は通年で楽しむことができ、家庭の味として親しまれてきたとのこと。
近年は漁獲量が減っているため、高級食材になりつつあるそうです。
同じく甘辛濃口ですが、こちらは山椒が入っておらずまったりとまろやかな味わい。
ホロホロの質感で、甘辛味をベースに魚由来の風味や旨みが相まって、こちらもとても美味しかったです。
小あゆとは別の日にいただき、もちろんご飯をおかわりしました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
伊吹
0749-62-0672
滋賀県長浜市一の宮町3-7

コメント