訪問日:2025年5月15日(木)
都市伝説「蛇口からみかんジュース」
愛媛県の都市伝説といわれている「蛇口からみかんジュース」が出てくるという話。
これは1970年代頃から流れ始めた噂だそうで、由来については以下のように諸説ありました。
●他県の人々が集まる場で互いのお国自慢を語り合った際、愛媛県民は地元ジョークとして「愛媛県の家庭では、蛇口からみかんジュースが出てくる」と返していた。
●テレビ番組でジュース工場の果汁タンクに設置されている蛇口型のコックが映ったことがあった。
近年では様々なお店や企業が県内の観光地などに設置しており、頻繁に目にするようになりましたが、「この噂を実現しよう!」とポンジュースで知られる「株式会社えひめ飲料」が2007年に蛇口を完成させたのが最初であり、そこから広まったといわれています。
愛媛の食卓1970

現在は「蛇口みかんジュース専門店」も誕生し、今回訪れたお店は、道後温泉駅から道後温泉本館まで続く約250mのL字型アーケード商店街「道後ハイカラ通り」の中にある『愛媛の食卓1970』。
オープンは2024年4月。
こちらは2018年5月12日に設立した「株式会社W-harmony」が展開するお店の一つ。
他にも松山鯛めし「秋嘉」、元祖宇和島鯛めし「丸水」、柑橘専門店「10FACTORY」、愛媛真鯛のスペシャリティストア「MEDETAIME」、鯛ラーメン「万福久」、坊っちゃん団子「my botchan dango 30」、伊予鯛茶漬け「幸多」など、愛媛名物をベースにした数多くの店舗を展開しています。
また同じく蛇口みかんジュースが楽しめるタオル専門店「伊織」もこちらの関連会社になります。


みかんジュース蛇口は基本1種類のみが置いてあることが多いですが、『愛媛の食卓1970』では様々な品種の愛媛産柑橘ジュースを揃えており、その数なんと20種類!
店名の「1970」は都市伝説が生まれた1970年代のことで、店内は1970年代の愛媛県の食卓を忠実に再現しているそうです。
アクセス
場所は道後温泉駅から徒歩1分の距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には19時50分頃に訪問。
店内はイートインスペースが充実しており、この時先客3~4組くらいでしたが、買わないものの興味本位で見に来るお客さんが頻繁に訪れていたので、常にそこそこ混んでいた印象。
メニュー・商品ラインアップ







値段は柑橘の種類によって異なり、220円~400円(税込)。

店内には「みかん甘味表」もあるので、自分の好みから品種を選択することも可能。

「みかんの家系図」もあるのでとても勉強になります。

購入方法は、各蛇口上に設置されたコップを使用してそれぞれの品種を注ぎ、店舗奥のレジにて会計した後、席に運びます。
公式サイトによると、混雑時は先に席を確保する必要があるようです。

複数品種を購入する場合は、入口の近くに3種、5種、10種と3種類のカップホルダーが用意されているので、持ち運びに便利です。
写真はありませんが、公式サイトによるとスコーン、まるぼうろ、みかんビールなどもあるようです。
今回は個人的に好きな品種の中でお手頃価格のものを3種類購入!
感想

【温州】220円(税込)
【八朔】250円(税込)
【河内晩柑】220円(税込)
カップは小さめなのでジュースとしては割高な印象を受けますが、愛媛産柑橘100%ストレート果汁を使用していること、これだけの品種から選べることと、蛇口の体験料を考慮すれば妥当と思います。
温州は酸味控えめで甘さが強めながら、風味は爽やかでスッキリした後味。
八朔は酸味と苦味、やや渋みもあり、結構濃いめの味わい。
河内晩柑は程よい酸味と苦味が相まったさっぱりした味わいで、どれも美味しかったですが個人的には温州が圧勝でした!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
愛媛の食卓1970
089-993-5281
愛媛県松山市道後湯之町12-30
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