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寛政10年(1798年)創業の老舗、大垣市発祥の夏の名物『水まんじゅう』の代表格!【金蝶園総本家 大垣駅前本店】(岐阜県大垣市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年6月22日(日)

目次

水まんじゅうとは

岐阜県大垣市発祥といわれている名物「水まんじゅう」。

くず粉とわらび粉で作られた生地であんを包み、井戸水で冷やしたまんじゅうで、明治時代に誕生したといわれています。

大垣は古くから豊富で質の良い地下水に恵まれていることから「水の都」と呼ばれており、これを利用して野菜や果物を冷やす「井戸舟」が各家庭にあり、それを冷蔵庫代わりにしていたとのこと。

この「井戸舟」を使って「夏に食べられる冷たいお菓子を」と開発されたのが「水まんじゅう」。

Wikipediaが引用している大垣市の公式サイトが過去に掲載していた記事の情報によると、明治30年頃に和菓子屋の上田文七が葛餅を原型に名水を生かした和菓子を考案し、水に浸けても流れないよう改良したことが起源とされているそうです。

開発当初はくず粉のみを使っていたそうですが、くず粉は水に溶けやすく、冷やすとかたくなってしまうため、水に強いわらび粉を混ぜることでもっちりとした食感の水まんじゅうが完成したとのこと。

大垣の夏の風物詩として様々なお店で販売されており、販売期間は各店舗によって異なるものの、大体4月~9月頃だそうです。

金蝶園総本家

今回訪れたお店は、岐阜県大垣市高屋町、大垣駅のすぐ目の前にある『金蝶園総本家』。

こちらは水まんじゅうを販売している老舗の代表格として知られており、寛政10年(1798年)に初代喜多野弥右衛門が現在の大垣市船町にて「枡屋」を創業したことが始まり。

安政2年(1855年)には二代目が現在の看板商品である酒饅頭「金蝶園饅頭」を創製し、公式サイトには「創業寛政10年」と書いてありますが、看板には「創業安政二年」と書いてあります。

明治時代に入って大垣駅前に移転し、現在の本店竣工は1951年。

実は岐阜県大垣市郭町には全く同じ屋号である「金蝶園総本家」があり、こちらも公式サイトによると創業は寛政10年(1798年)。

また両店ともに安政2年(1855年)に看板商品である酒饅頭「金蝶園饅頭」が誕生しています。

それぞれの公式サイトで触れていないので真偽は不明ですが、まず間違いなく両店ともルーツは同じであり、どこかのタイミングで経営が分かれたような印象を受けます。

他にも「金蝶園」や「金蝶堂」といった和菓子店は大垣市を中心に岐阜県内に多く存在し、それぞれの正確な関係はよくわからず、かなりややこしいです。

今回訪れた大垣市高屋町に本店を構える『金蝶園総本家』は公式サイトによると、2025年7月に確認した時点で、岐阜県内に「大垣駅前本店」、「大垣東店」、「赤坂店」、「イオンタウン本巣店」と合計4店舗を展開しているようでした。

今回訪れた『金蝶園総本家 大垣駅前本店』は、2019年と2022年には食べログのスイーツ百名店、2023年には和菓子・甘味処百名店に選出されており、金蝶系のお店の中では唯一の選出。

こちらのお店では4月下旬~9月下旬の期間で水まんじゅうを販売しているそうです。

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