訪問日:2025年10月12日(日)
炭酸まんじゅうとは
群馬の冬は日照時間が長く、新潟県境や北部の山々から乾燥した冷風「からっ風」が強く吹く乾燥した気候であり、水はけのよい土壌が小麦作りに適していることから、「おっきりこみ」、「すいとん」、「うどん」など、小麦粉を使った郷土料理が多く根付いています。
「炭酸まんじゅう」や「そばまんじゅう」、「焼きまんじゅう」など、小麦粉生地のまんじゅうの種類も豊富。
「炭酸まんじゅう」は小麦粉と重曹、ベーキングパウダー、砂糖などを使った生地で餡を包み蒸し上げたもので、甘みとほんのりとした苦味が特徴。
「ふかしまんじゅう」や「田舎まんじゅう」といった呼び名でも親しまれているとのこと。
十五夜などの季節行事のおもてなし料理として提供されたり、農作業が一段落した際のご褒美として食べられたりするなど、甘いものが貴重だった昔は特別なごちそうとして愛されていたそうです。
中にあんこを包んだものが一般的で、県内全域で食べられているそうですが、高菜やおからを入れた惣菜風など、家庭や地域によって個性豊かなまんじゅうが作られています。
さちあん


今回訪れたのは、群馬県渋川市にある「炭酸まんじゅう」の専門店『さちあん』。
屋号は創業者・鳥山幸子さんの名前「さち」に、あんこの「あん」と安心、安全、安価の「あん」を目指して『さちあん』と名付けたとのこと。
公式サイトに記載がなかったので正確な情報は不明ですが、お店を取材した記事の内容や、公式サイトのURLに「1994」と入っていることから、創業は1994年?
無添加にこだわり素材の味を生かした昔ながらの「炭酸まんじゅう」を製造販売しているお店で、土日祝のみの限定営業。
公式サイトに記載されている所在地「群馬県渋川市赤城町見立89」は製造所の住所で、基本的には卸がメインであり、群馬県内の農産物直売所、JAファーマーズ、食の駅などで購入可能。
またオンラインショップでも冷凍商品の販売があるそうです。
店舗一覧や各店の取扱商品については公式サイトに一覧が掲載されています。
私はそれを知らずに「群馬県渋川市赤城町見立89」の製造所に行ってしまいましたが、早い時間なら在庫もあるので、こちらでも購入可能とのこと。
アクセス
場所は敷島駅から徒歩52分くらいの距離。
駐車場は製造所のすぐ近くに駐車可能なスペースがありました。
混雑状況
この日は日曜日、お店には朝の7時40分頃に訪問。
Googleマップによると営業時間は午前6時~午前10時なので、朝から買いに行って来ました。
この時先客は無しで私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ
こちらの製造所にはメニューらしきものは置いておらず、炭酸まんじゅうの2個入、3個入、5個入があると説明していただきました。
ちなみに取扱商品は公式サイトによると、炭酸まんじゅう、金時塩まんじゅう、豆大福、おはぎ、のしもち、赤飯、山菜おこわなどがあるそうです。




この後に行った販売店の一つである「赤城第1農産物直売所」ではこんな感じで、『さちあん』の商品がとても充実していました。
今回は2個入を購入!
感想



【炭酸まんじゅう2個入】300円(税込)
生地はパサつき皆無でふんわりもっちりした食感、中は粒あんでふっくらと柔らかく、風味豊かで程よい甘さの奥深い味わい。
ふかっと1個当たりボリュームがあって、味にも大きさにも大満足。
素晴らしい朝食になりました。
次回は金時塩まんじゅうやおはぎ、山菜おこわなども買ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
さちあん
0279-25-8308
群馬県渋川市赤城町見立89

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