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芋煮だけでも4種類!『ここ一軒で山形県』というコンセプト通りの多彩なメニューラインアップが魅力的!【山形長屋酒場】(山形県山形市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年8月13日(水)

目次

山形長屋酒場

山形県山形市、JR山形駅のすぐそばにある郷土料理店『山形長屋酒場』。

食べログの店舗情報(店舗関係者による公式編集)によると、オープンは2009年3月。

こちらは2000年7月に創業、秋田県秋田市山王に本社を置き、全国各地に居酒屋やレストランなど様々なジャンルの飲食店を展開している「株式会社ドリームリンク」が運営しているようです。

「ここ一軒で山形県」というコンセプトで、山形県内の名物・郷土料理を取り揃えた豊富な種類のメニューラインアップがとても魅力的。

中でも山形を代表する郷土料理である「芋煮」は、庄内・最上・置賜・村山と4大地方それぞれの違いを楽しめるのが面白いポイント。

以前から行ってみたかったお店ですが、人気店のため直近の日時だとなかなか予約が取れず、今回は1カ月半くらい前に公式サイトからオンライン予約し、念願の初訪問です。

アクセス

場所はJR山形駅東口から徒歩1分の近さ。

駐車場は無いので近隣コインパーキングを利用。

混雑状況

この日はお盆シーズンの平日水曜日、お店には予約時間の17時に訪問。

店内全体の様子はわかりませんでしたが、この時はまだそんなに混んでない印象。

しかし続々とお客さんが来店し、予約無しの方は1人客を除き全員満席と断られていたので、この日は予約でいっぱいだったと思われます。

やはり予約は必須ですね。

メニュー・商品ラインアップ

メニューはこの通り凄まじい数と種類、山形名物のほぼ全てが揃っているという印象を受けます。

全体的に値段は少し高めの印象ですが、これだけメニューが豊富だと、それだけで私のような観光客にはとても価値があります。

今回は特に食べたかった「芋煮」をはじめ、気になったものをいくつか注文!

感想

【お通し】1000円(税別)

お通しはかなり高めですが、「蔵王牛のすき焼き」と「湯豆腐」でかなり豪華。

見た目以上にお肉がしっかり入っていて、あっさりめの味付けでお肉の旨みが引き立ち、とても美味しかったです。

湯豆腐はカツオ風味豊かなつゆでいただきました。

【パインサイダー】500円(税別)

この後も運転があったのでドリンクはソフトドリンクで。

【村山地方の芋煮鍋 1人前】990円(税別)

芋煮とは

「芋煮」は各地域や家庭によって味付けや具材の種類が異なるものの、主に里芋、牛肉(豚肉)、こんにゃく、ネギなどを具材に甘辛く煮込んだ、東北地方(特に山形県)の郷土料理。

山形県における芋煮の各地域の特徴は以下のようになるといわれています。

【村山地方】
甘めの醤油味で里芋・牛肉・ネギ・こんにゃくを入れる、芋煮のオーソドックスなスタイル。
【置賜地方】
昔から米沢牛・飯豊牛などの産地として有名であり、肉は牛肉を使用。味付けは醤油味で、隠し味に味噌が少し入り、人参・大根などをたっぷり入れて、こんにゃくは糸こんにゃくが使われます。
【最上地方】
醤油味で肉は豚肉を使用、定番の具材の他に地元名産のきのこがたっぷり入ることが特徴。
【庄内地方】
養豚業が盛んな地域であり、肉は豚肉を使用し、豚肉に合うように味付けは味噌。定番の具材の他にきのこや厚揚げなどが入り、具沢山なことが特徴。

山形における「芋煮」の発祥は、1600年代半ばの中山町長崎付近といわれています。

最上川舟運の終点だったといわれる中山町長崎付近は、上方から酒田経由で運ばれてきた荷物の引取が行われる場所だったそうです。

当時は舟が到着したことを知らせる通信手段がなかったため、舟の船頭たちは荷受人が現れるまで何日も待たされることがあり、退屈をしのぐために河原で鍋を囲んで宴を開いていたとのこと。

船着場の近くに里芋の名産地である小塩集落があったため、手に入れた里芋と積み荷の棒だらなどを鍋で煮て食べていたものが現在の「芋煮」のルーツといわれており、牛肉を使うようになったのは昭和初期といわれています。

現在では山形の郷土料理の代表格として、郷土料理店や居酒屋などで通年提供されていますが、本来は里芋の収穫時期である秋から冬にかけてよく食べられている料理。

河原などに鍋や材料を持ち込み、家族や友人達と鍋を囲んで食べる「芋煮会」は、山形の秋の風物詩、県民の恒例行事として親しまれているとのこと。

毎年9月中旬には山形市の河川敷で、直径6.5mの大鍋と大型ショベルカーを使用して「芋煮」を作る「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されています。

「日本一の芋煮会フェスティバル」は「山形の食文化・秋の芋煮会」の魅力を全国に発信するために「日本一大きな鍋で芋煮会をしよう」という掛け声のもと、1989年から開催されている秋の一大イベント。

2018年9月16日開催の「第30回 日本一の芋煮会フェスティバル」では、「8時間で最も多く提供されたスープ」としてギネス世界記録を達成したそうです。

メニューには小鍋(2人前目安)1700円(税別)までしか書いてなかったのですが、1人前も可能とのことで、そちらでお願いしました。

今回注文した村山地方はオーソドックスなスタイルで、醤油味に里芋、赤身牛肉、ネギ、こんにゃく、ごぼうなど具材もシンプル。

甘さ控えめでコクのある醤油味、牛肉は脂控えめであっさりとした肉質、里芋をはじめ具材にもよく味が馴染んでいて美味しかったです。

ただ若干味がお通しのすき焼きに近かったので、せっかくなら味噌味や豚肉を使っているなど、別の地方の芋煮にしておけば良かったかもと少し後悔。

【もってのほか】520円(税別)

もってのほかとは

山形県では江戸時代以降に菊の花びらを食べる習慣が普及したといわれており、有名な歌人である松尾芭蕉も愛したといわれる食材。

おひたし、酢の物、天ぷらなど様々な調理法で食べられるそうで、食用菊の中でも特に香り高く美味しいとされているのが、紫色の晩生品種「もってのほか(正式名称:延命楽)」。

「天皇家の家紋を食べるとはもってのほか」という説、「もってのほかおいしい」など、名前の由来は諸説あるとのこと。

旬は秋から冬のはじめにかけてですが、現在は品種改良が進み5月~1月頃までが収穫時期になるそうで、「もってのほか」は主に10月~11月が収穫時期だそうです。

こちらはおひたしになっていて、シャキシャキとした歯応えのある食感に、爽やかというか独特な風味があって、苦味なども控えめで食べやすく美味しかったです。

【からかい煮】620円(税別)

からかい煮とは

「からかい」はエイのヒレの軟骨部分を乾燥させた乾物のことであり、かつて海が遠い内陸部では、魚といえば「塩引き鮭」や「棒だら」、「からかい」などの干し魚だったそうです。

元々は北海道から伝わったもので、「十把一絡げ」から「からげ」と呼ばれていたそうですが、名称を「からかい」と変えて山形県に根付いたといわれています。

「からかい煮」は内陸部では正月やお盆、祭りなどのときに赤飯と並ぶくらい大事なハレの日の伝統の行事食として伝わっているとのこと。

プルプル・トロトロ・ホロホロが混ざった独特な柔らか食感で、骨がいっぱいの見た目なのに一切刺さらずとても食べやすいです。

甘辛く濃厚な味付けで、ご飯もお酒も進む美味しさでした。

【さくらんぼ漬】520円(税別)

さくらんぼの青い実をしそと梅のつけ汁で丸ごと漬けた、さくらんぼ生産日本一である山形ならではの漬物。

山形では昔から梅干しの代わりに親しまれてきたそうです。

青い実を使用しているからか、見た目とは裏腹にフルーティな甘さは感じず、酸味と塩気が強いので、意外にもご飯のおかずとして楽しめそうな味でした。

【山形おしんこ盛り合わせ】1020円(税別)

山形には青菜漬、おみ漬、赤かぶ漬、雪菜のふすべ漬、さくらんぼ漬など、各地域で多彩な漬物文化が根付いており、こちらのお店のメニューは漬物系も豊富なラインアップ。

最初見落としていたので、単品で「さくらんぼ漬」を注文してしまいましたが、漬物を色々食べたい場合は間違いなくこちらの盛り合わせが正解。

内訳は多分日替わりで、本来この日は「さくらんぼ漬」も入っていたそうですが、違う種類の漬物なら何でも構わないので変更可能か確認したところ、「おみ漬」に変更してもらえました。

「赤かぶ漬」は温海(あつみ)温泉名物で、「温海かぶ」と呼ばれるご当地野菜の漬物。

鶴岡市温海の山間地帯で400年も前から栽培されている歴史のある赤かぶであり、徳川将軍に献上された記録が残っているそうです。

シャクシャク食感で、色は派手ですが酸味と塩味が程良いあっさりとした味わい。

「青菜(せいさい)漬」は高菜の一種「山形青菜」を使った漬物で、「おみ漬」とともに山形県を代表する漬物の一つ。

「青菜」は明治37年に中国の重慶から入ってきたといわれる品種で、山形県では明治41年(1908年)に奈良県から種子を入れ、大正初期から「山形青菜」として栽培されるようになったとのこと。

香り高くシャキシャキと歯応えがある食感で、ほんのりと辛味がある味わい。

「おみ漬」も同じく「山形青菜」を使った漬物で、「青菜漬」とともに山形県を代表する漬物の一つであり、人参や大根など旬の野菜を一緒に刻んだ漬物。

名前の由来は近江出身の商人が伝えたことから「近江漬」が転化して「おみ漬」になった説、刻んだ野菜を揉んで漬けることから「もみ漬」が「おみ漬」になったという説など、諸説あるそうです。

こちらも歯応えのあるシャキシャキ食感で、青菜漬よりもやや濃いめの味付けで更に好みでした。

「ぺちょら漬」は大石田町を代表する漬物で、緑色の珍しい「しろなす」を使用したもの。

ユニークな名前は「しなびたナスの独特の食感を土地の言葉で表現した」ことが由来だそうで、「ぺそら漬」とも呼ばれています。

シャクシャクと柔らかくジューシーで、唐辛子が利かされたほんのりピリ辛の味付け。

「民田茄子の辛子漬」は鶴岡市の在来野菜である小粒の丸ナス「民田茄子」を使った辛子漬。

江戸時代に京都の宮大工が種を持ち込み、鶴岡市民田(みんでん)地区で栽培されたことから「民田茄子」と呼ばれるようになったといわれています。

コリコリ食感で、ツーンと鼻を抜けるからしの爽快な辛味と風味が利いており、クセになる美味しさです。

食後は温かいお茶かお味噌汁のサービスがあり、お茶を選択。

帰りにはお土産にお菓子もいただきました。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://marutomisuisan.jpn.com/nagaya-yamagata

食べログ

山形長屋酒場

023-633-9005

山形県山形市香澄町1-8-8 山形第1ビル 1F

https://tabelog.com/yamagata/A0601/A060101/6004225

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