日本一にもなった茨城名物『龍ケ崎コロッケ』！【服部精肉店】(茨城県龍ケ崎市)

訪問日：2023年5月4日(木)

龍ケ崎コロッケとは

『龍ケ崎コロッケ』という地域ブランドを掲げ、コロッケによる街おこしを行っている、茨城県龍ヶ崎市。

始まりは平成12年6月、中心市街地活性化策として全国でも珍しい公立のまんが図書館「市街地活力センターまいん」が開設したのがキッカケ。

平日500人、土日800人と、子供を中心に沢山の利用者がいたため、”大人になっても思い出に残るようなものを食べてもらいたい”という想いから、龍ケ崎市商工会女性部が中心になり、地元の特産物を盛り込んだオリジナルコロッケ「まいんコロッケ」作りが始まったとのこと。

市外からも食べに来てくれれば街の活性化にもなると、龍ケ崎市商工会は新名物としてコロッケをアピールしていこうと、スーパー、飲食店、精肉店などと連携して平成15年に「コロッケクラブ龍ケ崎」が発足。

平成21年には同じくコロッケで街おこしをしている静岡県三島市・富山県高岡市と「3コロ協定」という協力関係も締結。

平成25年11月に龍ケ崎市と龍ケ崎市商工会は市政施行60周年記念事業として「第1回全国コロッケフェスティバルin龍ケ崎」を開催。

現在は3市の持ち回りで全国コロッケフェスティバルを開催しているとのこと。

街おこしのユニークな試みとして国営放送でも度々取り上げられ、大きな注目を集めたそうですが、時間の流れとともに勢いが弱まったそうで、「コロッケクラブ龍ケ崎」の加盟店も最盛期の26店舗から減少していったとのこと。

コロッケクラブ龍ケ崎はそういった状況を打破するため、Yahoo!JAPAN特集による第2回「ご当地メシ決定戦！2014」へ参戦。

全国47都道府県から282品が出場する中、茨城県大会、関東大会を勝ち上がり、決勝戦には北海道・東北代表の「ジンギスカン」や、東海代表の「味噌煮込みうどん」、四国代表の「さぬきうどん」など全国区の名物8品が集まる中、地元産のコシヒカリの米粉と茨城県産のレンコンを使ったクリームコロッケの『龍ケ崎コロッケ』は投票総数の3割近くを獲得し、2位の九州・沖縄代表の「チキン南蛮」に大差をつけ、日本一に輝いたとのこと。

コロッケクラブ龍ケ崎では今も新作コロッケの開発や、市外・県外のイベント出店など、意欲的な活動を行っているそうです。

「コロッケクラブ龍ケ崎」の加盟店については公式サイトに一覧が掲載されていて、最新の令和4年4月時点の情報だと合計18店舗。

龍ケ崎市商工会のサイトには令和3年9月発行の「第9弾コロッケマップ」も掲載されています。