訪問日:2026年8月28日(金)
旅のくすり箱

岡山県倉敷市、倉敷美観地区内にあるお店『旅のくすり箱』。
こちらは甘酒などの発酵ドリンクと、たかきびだんごの専門店で、オープンは2021年12月。
運営は2004年に創業した倉敷市の「株式会社TRY」という会社が行っており、糀を軸に発酵の研究をしている「吉田研究所」と共同で立ち上げたお店だそうです。
店名の由来は店舗がかつて薬局であり、「旅などで訪れる人に癒やしや元気を与えられる薬箱のような存在でありたい」という思いが込められているとのこと。

個人的にこちらのお店で特に気になっていたのが『たかきびだんご』。

「たかきび」は別名「モロコシ」や「モロコシキビ」とも呼ばれるイネ科モロコシ属の穀物で、「たかきび」という名前の通り高さが3mほどに育ち、先端に赤褐色の小粒の実をたくさんつけることが特徴。
同じくイネ科の穀物である「トウモロコシ」や「キビ」と混同されるそうですが、トウモロコシはトウモロコシ属、キビはキビ属であり別の植物となります。
原産地はエチオピアという説が有力といわれていますが、日本へは室町時代に中国から伝わったとされており、乾燥や冷涼な気候に比較的強く、米を十分に栽培できない山間部や、洪水被害を受けやすい土地では、米を補う穀物・救荒作物として利用されてきたそうです。
一説では桃太郎のきびだんごの原料になったといわれており、各地に「たかきび」を使った様々な郷土料理も根付いています。
農林水産省の公式サイトでは、岡山県(伝承地域:総社市、井原市、高梁市、新見市)の郷土料理として「たかきび団子汁」が紹介されています。
しかし雑穀の一種としてあまり高い価値を持っていなかったため、品種改良もほとんど行われず、米が主食になった現在では栽培が激減したとのこと。
世界では様々な品種改良が行われており現在でも生産量が多く、英語圏では「ソルガム」と呼ばれ、麦、米、トウモロコシ、大豆に続く世界五大穀物の一つとされているそうです。

「株式会社TRY」では岡山県産たかきびを使用した様々な商品の製造販売を行い、系列店の「冨來屋本舗」では全国で唯一というたかきびを使った麺「たかきびそば」が看板メニュー。(旅のくすり箱でも乾麺が販売していました。)
『旅のくすり箱』ではたかきびを練った串だんごを販売しているので、倉敷美観地区を観光がてら、買いに行ってみることにしました。
アクセス
場所は倉敷駅から徒歩17分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングになります。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には12時40分頃に訪問。
この時店内は先客2人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインアップ

たかきびだんごは4種類をベースに、お好みの組み合わせを楽しめる追加トッピングもありました。
今回は追加なしで基本の3種類を購入。
この日はとても暑かったので、店内のイートインスペースでいただきました。
感想

【焼きしょうゆ】200円(税込)
【発酵みたらし】200円(税込)
【揚げきびだんご】200円(税込)
本来は1本250円ですが、2本以上の購入で1本200円になるとのこと。
だんごの生地はもっちりと柔らかく甘さ控えめで、たかきび由来と思われる独特の香ばしい風味があります。


「焼きしょうゆ」は生地の味わいを楽しめ、コクのある醤油味が利いたシンプルなもの、「発酵みたらし」は麹のような風味が広がる甘辛い味のタレが個性的で、発酵食品がメインのお店ならではの美味しさ。

「揚げきびだんご」は表面がサクサクで香ばしく、程良い甘さのきび砂糖と秘伝タレが絶妙。
揚げだんごが大好きなのでこちらが優勝でしたが、焼きだんごも他にない美味しさで、買いにきて本当に良かったです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト

食べログ
旅のくすり箱
岡山県倉敷市本町5-15

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