訪問日:2026年10月30日(金)
日本一のマグロの町 大間町

“日本一のマグロの町”として知られる、本州最北端に位置する青森県の「大間町」。
津軽海峡で漁獲され、大間で水揚げされる天然クロマグロは、通称「本マグロ」と呼ばれる高級魚。
「大間まぐろ」という全国的なブランドで知られ、豊洲市場などでも高い評価を受けています。
漁法は一本釣りのイメージが強いですが、一本の幹縄に多数の枝縄と釣り針を付ける「延縄(はえなわ)漁」も行われています。
漁獲後の血抜きや内臓処理、冷却などにも気を配り、一匹ずつ丁寧に扱うことが品質を支えているそうです。
「大間まぐろ」は、大間漁業協同組合が2006年6月に商標を出願し、2007年6月に地域団体商標として登録。
大間町観光協会によると、出荷される30kg以上のマグロの頬にはブランドの目印となるシールが貼られ、通し番号によって、どの船がいつ、どんな漁法で獲ったものかを管理しているとのこと。
“日本一のマグロの町”という名を全国に印象付けているのが、新年恒例のマグロの初競りです。
2019年には豊洲市場で大間産のマグロに3億3,360万円という当時の最高値が付きましたが、2026年1月5日には243kgの大間産クロマグロが5億1,030万円で落札され、その記録を更新。
競り落としたのは「すしざんまい」を展開する「株式会社喜代村」で、記録が残る1999年以降の最高額となりました。
初競りならではのご祝儀相場ではありますが、大間まぐろの知名度を象徴する出来事です。
今ではマグロを目当てに多くの観光客が訪れる大間ですが、かつては水揚げされたマグロの多くが築地市場などへ出荷され、地元で食べられる場所は少なかったそうです。
大きな転機となったのは、2000年に放送されたNHKの連続テレビ小説「私の青空」。
大間のマグロ漁師の娘を主人公とする物語を通じて、町とマグロへの注目が高まりました。
翌2001年には、地元の漁師や商店などの有志によって、マグロ解体ショーを目玉とする「大間超マグロ祭り」がスタート。
地元でマグロを味わってもらうための取り組みを重ね、現在の「マグロを食べに行く町」へとつながっていったとのこと。
大間のマグロ漁は、観光案内では例年8月頃から翌1月頃までが主なシーズンとされています。
特に水温が低くなる秋から冬にかけては、上質な脂がのった大型のマグロが獲れる時期で、旬といわれています。
冷凍していない生マグロを味わえるかどうかは、時期や水揚げ、各店の仕入れ状況によりますが、「大間まぐろ」自体は一年を通して楽しむことが可能。
町内の提供店では、シーズン中に水揚げされたマグロを急速冷凍して保存しているそうです。
提供店は大間町観光協会の公式サイトのグルメページでも紹介されており、飲食店や宿などで大間ならではのマグロ料理を楽しめます。
さつ丸商店

今回訪れたお店は、青森県大間町、本州最北端の大間崎にある無料駐車場のそばに位置する『さつ丸商店』。
大間まぐろの丼や刺身をはじめ、ウニやホタテ、タコなどの海の幸を楽しめる、海産物の販売も行うお食事処です。
マグロだけでなく、大間産の寒干しのタコ足も名物。
店主は「さつさん」、「さつちゃん」の愛称で親しまれる新田さつ子さん。
マグロ漁師のご主人が獲ってきた海の幸を、奥さんが加工・販売するお店として、大間町観光協会でも紹介されています。
詳しい創業年は分かりませんでしたが、地元の海産物を提供するお店として長年営業されているとのこと。
大間町観光協会の案内では、営業時間は8時から16時、営業期間は4月下旬から11月下旬となっています。
今回は、やっぱり大間に来たからにはマグロを食べたいと思い、お店を探していました。
様々な提供店がある中でも、朝8時から営業していたことが決め手となり、こちらのお店を訪問しました。
アクセス
近くに電車は通っておらず、バス停「大間崎」から徒歩2分くらいの距離。
駐車場は大間崎の公共無料駐車場を利用可能。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には朝8時10分頃に訪問。
この時先客は2人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインナップ




店頭には「本日大間まぐろ食べられます!!」という看板があったので、提供がない日もあるのかもしれません。
この日は釣ってきた大間まぐろを提供しているとのこと。
メニューは結構制限されていましたが、一番食べたかった『まぐろ丼』はあったので、迷わずこちらを注文。
感想


【まぐろ丼】3000円(税込)
赤身、中トロ、大トロの3種類がのっていて、1枚あたりが結構大ぶり。
上に見えているものの他、赤身が1枚だけ下に隠れていて、ご飯は温かい白ご飯でした。
しっとりもっちりした食感で、赤身は香りも旨みも強く、中トロは脂控えめで、少しコクが増した赤身という感じ。
大トロは少しかたくて弾力があり、噛むとジュワッと濃厚な脂と旨みが広がりますが、くどさを感じないこってりさ。


3000円で大間まぐろをこれだけ食べられれば大満足ですが、同行者が注文した「ミニ大間のマグロブツ切3種定食」2000円(税込)も十分マグロがのっており、ホタテやタコも楽しめるので、こちらの方がコスパが高めでした。
ちなみに同行者はあまりマグロは好きではないようですが、このマグロはとても美味しかったそうなので、大間まで来て良かったです!
私が住む大阪から青森まではとても遠いですが、大間崎を訪れるのは今回で4回目。
何度訪れても、本州最北端の地にたどり着くと、なんだか感慨深いものがあります。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
さつ丸商店
0175-37-3614
青森県下北郡大間町大間字大間平17-2

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