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『あんこう鍋』が有名な、水戸を代表する老舗の郷土料理店!【山翠】(茨城県水戸市)

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訪問日:2023年11月3日(金)

目次

茨城県を代表する冬の味覚「あんこう」

「西のふぐ 東のあんこう」と並び称される、茨城県を代表する冬の味覚「あんこう」。

主に底曳網で漁獲され、水揚げが多いのは平潟漁港・久慈漁港・那珂湊漁港など。

出荷量の多い時期は11月~3月頃ですが、特に肝が肥大する12月~2月頃が旬だそうです。

江戸時代には水戸藩から将軍家へ献上された高級食材でもあり、特に重宝されるあんこうの肝は五大珍味「三鳥二魚」(ひばり、ばん、鶴、アンコウ、タイ)の一つに数えられているとのこと。

あんこうは骨やあご、眼球以外は余すところなく食べることができ、「肝・水袋(胃)・皮・トモ(ヒレ)・エラ・ヌノ(卵巣)・身」は「あんこうの七つ道具」と呼ばれ、それぞれ違った食感や味わいを楽しむことができます。

体重の約8割が水分で全身が柔らかく、皮のぬめりが強いため、まな板の上に置いても安定せずに滑ってしまうことから、あごを金具等に引っ掛けて捌く「吊るし切り」が一般的。

県内各地では水揚げの時期になると吊るし切りの実演イベントも開催されています。

平成17年11月からは、特定の生産者(底びき網漁業者)によって茨城沖で漁獲され、一定の基準をクリアした2kg以上のあんこうを「茨城あんこう」と命名し、ブランド化されているとのこと。

その調理法も多彩で、あんこう鍋、から揚げ、あん肝、どぶ汁、あんこうの共酢など、様々なあんこうグルメが楽しめます。

山翠(さんすい)

今回茨城県であんこうグルメを食べに訪れたお店が、茨城県水戸市の泉町にあるお店『山翠(さんすい)』。

「あんこう鍋」をはじめとしたあんこう料理の他、納豆料理や奥久慈しゃも料理など、様々な茨城郷土料理が楽しめる創業76年の老舗。

水戸市内の飲食店の中から消費者が名店を選ぶ、水戸商工会議所主催の「水戸三ツ星アワード2023」において、「後世に残したい水戸の老舗の名店」というテーマで大賞に選ばれたそうです。

以前一度訪れたことがありますが、前回は9月とあんこうのシーズン外だったため、今回はあんこう鍋を食べに再訪。

ちなみに公式サイトによると、夏季期間中でも3日前までの予約であんこう鍋は注文可能だそうです。

アクセス

場所は偕楽園駅から徒歩18分くらいの距離。

駐車場は「石川電気ビル」、「泉町地下駐車場」、「ファーストパーク」を利用した場合料金を一部負担してもらえるようです。

混雑状況

この日は祝日の金曜日、お店には17時50分頃に到着。

今回はホットペッパーで事前にネット予約をしてからの訪問。

予約無しの場合は順番待ちになるようで、この時店内の入口付近に何組か待ちが出来ていました。

予約時間の18時より早く着いてしまったので少し待ち時間がありましたが、18時少し前くらいに案内していただきました。

メニュー・商品ラインナップ

メニューは撮っていませんが公式サイトに掲載されています。

今回はあんこう鍋をメインに郷土料理も楽しめるコースを、ネット予約時に注文しておきました。

感想

【(冬季限定)冬の茨城味覚探訪 郷土料理(梅)コース】1人6050円(税込)
●あんこう鍋
●先付(刺身こんにゃく)
●あんこう供酢
●納豆天麩羅
●〆の雑炊セット又はうどんセット
●ウーロン茶小(ホットペッパークーポンの1ドリンクサービス)

刺身こんにゃくは醤油をかけていただきます。

ツルンとトロモチ食感、サッパリとして美味しいです。

「あんこう供酢」は茹でたあんこうを肝入りの酢味噌につけて食べる、茨城特有の郷土料理とのこと。

身はパサッとしてクセがなく淡白な味わい、あん肝は魚特有の風味に凝縮したような旨味が効いたこってりとした味わい、皮はプルプルのコラーゲン質、特にあん肝が好みです。

納豆天ぷらは野菜に納豆が混ざったかき揚げタイプ。

揚げたてサクサクの小気味良い食感ですが、口に含むと納豆特有の粘りと風味があって、しっかりと納豆の美味しさが楽しめます。

今回は同行者と2人での訪問なので、鍋の写真は2人前になります。

こちらのお店の「あんこう鍋」は漁師料理の「どぶ汁」を元に改良を加えて食べやすくしたお鍋とのこと。

あん肝がたっぷり入った秘伝の焼味噌を溶かしていただきます。

提供時に作り方の説明がありますが、卓上に説明書も置いてありました。

あんこうは身、皮、卵巣、胃、肝など様々な部位が入り、種類豊富な野菜、豆腐、こんにゃく、銀杏もありました。

具材は2回に分けて入れます。

最初焼味噌は半分だけ溶かしますが、これでも十分旨味たっぷりの濃口。

あんこうはプルプル、モチモチ、シャキシャキなど部位ごとに様々な食感や味わいが楽しめ、個人的には弾力の強い胃袋、こってり濃厚なあん肝、プルプルの皮が好み。

途中からはお好みで焼味噌を追加。

味に更に深みが出て美味しさが増すので、結局ほぼ全量を使用しました。

〆は雑炊かうどんから選べたので雑炊を選択。

濃口のつゆに、まろやかな卵のハーモニーが素晴らしく、とても美味しかったです。

もし足りなければ単品も追加しようかなと思っていましたが、雑炊まで食べると十分お腹が満ちました。

念願だった山翠のあんこう鍋が食べられて満足!

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://www.sansui-mito.com/

食べログ

山翠

029-221-3617

茨城県水戸市泉町2-2-40 

https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8000057/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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