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『姫路おでん』と『ちゃんぽん焼き』、姫路名物が両方楽しめるお好み焼き店!【お好み焼 ボナンザ】(兵庫県姫路市)

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訪問日:2024年2月11日(日)

目次

お好み焼 ボナンザ

兵庫県姫路市の姫路駅前にあるお好み焼き店『お好み焼 ボナンザ』。

創業は1980年(昭和55年)。

ギャル曽根さんが通っていたお店として有名で、お気に入りはお出汁がよく効いたふわとろ食感の「にくてん焼」だそうです。

私は今回、姫路のご当地グルメである「姫路おでん」や「ちゃんぽん焼き」を食べられるお店を探していたところ、両方提供しているこちらのお店を発見。

姫路おでんとは

姫路を中心とした、加古川~相生あたりまでの地域で古くから親しまれている「姫路おでん」。

「姫路おでん」の特徴は、醤油にすった生姜を加えた「生姜醤油」をおでんにかける、あるいは「生姜醤油」につけて食べることが特徴。

姫路には濃く甘い味付けで「関東煮(かんとうだき)」と呼ばれるおでんと、専門店で提供される「薄味のおでん」の2種類が存在しますが、そのどちらも生姜醤油で食べる場合は全て「姫路おでん」と呼ばれます。

元々地元では一般的な食べ方だったため、それまでは特に名前は無かったそうですが、2006年6月に「姫路の食で町おこし」活動をしていた有志らが「姫路おでん」と命名したことに始まり、現在は姫路の代表的なご当地グルメとして広く知れ渡るようになったそうです。

姫路おでんの普及を目的に「姫路おでん普及委員会」も発足し、公式サイトでは「姫路おでん」の歴史についてや、提供店についても紹介されています。

「姫路おでん」の起源については諸説あるそうですが、元々は戦中戦後の食糧難の時代に、煮込み過ぎて味が抜けてしまったおでんの味を補うため、生姜醤油をかけるようになったという説(闇市発祥説)が一番有力といわれていたそうです。

しかし調査が進むにつれて、少なくとも昭和10年頃には生姜醤油をかけていたことが分かってきたそうで、現在では昭和初期に姫路の浜手地域で甘辛い関東煮に生姜醤油をかけて味を調整して食べたのが始まりではないかといわれているとのこと。

元々は関東煮のダシを切って生姜醤油を上からかけていたそうですが、その後関西風で飲めるくらい薄味のダシで作られるおでんの登場と共に、刺身のように小皿に入れた生姜醤油につけて食べるスタイルも増えていったそうです。

姫路市をはじめ近隣一帯は醤油の有数な生産地であり、白浜(姫路南部)は昭和の初め頃に生姜の産地であったことから、生姜醤油を使う食習慣に繋がったと考えられているとのこと。

また「姫路食文化協会」の見解によると、播磨地方は醤油をはじめ、酒、昆布など味に関する企業が多いことから、美味しいものを更に美味しくする、より工夫した食べ方を追求していく気質があるそうです。

特に姫路には既存の料理に新たな要素を追加する「MIX食文化」が根付いており、「姫路おでん」の他にも明石の玉子焼き+ソースの「明石焼き風たこ焼き」や、焼うどん+焼きそばの「ちゃんぽん焼き」、中華麺+和風出汁の「えきそば」など、様々なMIXご当地グルメが存在しています。

ちゃんぽん焼きとは

「ちゃんぽん」と聞けば長崎名物でお馴染みの麺料理が真っ先に浮かびますが、「ちゃんぽん焼き」は全く別物で、「焼きそば」と「焼きうどん」のミックスという感じの料理。

お好み焼き店では定番のメニューの一つで、ソース味が多いですが、味付けや具材はお店によって多種多様だそうです。

発祥の歴史についてはよくわかっていないそうですが、こちらも上述の姫路おでんの説明で触れた通り、姫路に根付く「MIX食文化」から誕生したご当地グルメといわれています。

「ちゃんぽん」という言葉には元々様々なものを混ぜる・混合するという意味があり、焼きそばと焼きうどんを混ぜ合わせていることからその名前が付けられたと考えられているとのこと。

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日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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