訪問日:2023年12月2日(土)
ちょぼ焼きとは
大阪名物「たこ焼き」のルーツになったといわれている料理の一つ「ちょぼ焼き」。
浅いくぼみのある銅板に水溶き小麦粉を流し入れ、刻んだこんにゃくや紅しょうがを乗せて焼いたもの。
大正から昭和初期に駄菓子屋などで、子供向けのおやつとして親しまれていたそうです。
関西ではラジオのつまみの形を「ちょぼ」と呼び、銅板の形が「ちょぼ」に似ていることが名前の由来といわれています。
熊本県でも「ちょぼ焼き」が名物になっていますが、熊本のものは1951年に熊本市二本木で創業した「福田流ちょぼ焼き」というお店でアレンジされたものが広まったといわれています。
昭和初期に駄菓子屋などで売られていた「一銭焼き」を元にアレンジし、当時は水で溶いた小麦粉を焼き、たくあん・ちくわ・ネギを包んだ簡単なものだったそうです。
現在熊本で提供されている「ちょぼ焼き」は、大きく広げた薄焼きの生地で畳むように肉・魚介・野菜・チーズ・焼きそばなどの様々な具材を包んだ、お好み焼きのようにバリエーション豊富な料理になっています。
「福田流ちょぼ焼き」は2006年に閉店したそうですが、常連客がレシピと店名を受け継いだお店が熊本県西原村にオープンしたとのこと。
焼きそば・ちょぼ焼き 末広
今回訪れたお店が、熊本県熊本市、「田崎市場(たさきいちば)」の愛称で親しまれる「熊本地方卸売市場」内にあるお店『焼きそば・ちょぼ焼き 末広』。
創業年など正確な詳細情報はよくわからないのですが、ネットではよく「福田流ちょぼ焼き」の後継店として紹介されていたり、ちょぼ焼のお店を調べると頻繁に紹介されている人気店。
アクセス
場所は田崎橋駅から徒歩18分くらいの距離。
駐車場はお店の看板を見ると300台分あると書いてありますが、市場の公式サイトで駐車場の情報が書いてなかったのでよくわからず。
実際に市場まで車で行ってみたところ、結局一般客用の駐車場を見つけられなかったので、少し離れたコインパーキングを利用し、歩いて向かいました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には10時50分頃に訪問。
この時先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインナップ
「ちょぼ焼き」は基本天かす、たくあん、魚粉が入り、トッピングのバリエーションが豊富。
公式サイトでオススメメニューとして書いてあったのは「肉玉」、「イカマヨちょぼ」、「肉・玉子・麺・野菜」、「オールミックス」でした。
今回はメニューにて「迷ったら定番」と書いてあったものの一つ『肉・玉子・野菜』を注文!
感想
【ちょぼ焼 肉・玉子・野菜】500円(税込)
野菜はモヤシやキャベツなど、玉子は目玉焼きというか、ペチャンコになったものが生地に張り付いて一体化しているような感じ。
ソースは醤油など3種類の素材をブレンドしてあるそうで、シャバッとあっさりめのウスターソースのような味わい。
魚粉がよく効いており、野菜のシャキシャキ、たくあんのコリコリ、薄皮生地のモチモチと、様々な食感が楽しめて美味しいです。
生地は薄皮ですが、折り畳んであって全体の量は十分多く、食べ応えは十分。
麺入りにするとかなりお腹が膨れそうですね。
2010年9月5日のRKK「味わいぶらり旅」にて、こちらのお店に大食いタレントのギャル曽根さんが来たそうで、その時に完食されたというメニュー「ギャル曽根バージョン」という面白いメニューもあり、とても気になります。笑
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
ちょぼ焼き・焼きそば 末広
096-323-2230
熊本県熊本市西区田崎町430-9 田崎市場えびす街クロネコヤマト横
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