訪問日:2022年5月7日(土)
元祖からし焼 とん八

東京都北区の東十条駅前にある、十条名物「からし焼」発祥のお店として知られる『とん八』。
「からし焼」は最初名前だけ聞くと、黄色いからしを付けて焼いたみたいなイメージが浮かびましたが、実際は全く特徴が異なる料理。
鍋で豚肉を炒めた後、醤油ベースのタレを絡めて豆腐と一緒に煮込んだ料理で、唐辛子やニンニク、生姜などがたっぷり効かされているのが大きな特徴。
『とん八』は元々とんかつ屋として、東京オリンピックがあった昭和39年(1964年)に創業したそうです。
創業者は唐辛子やニンニクが好きだったことから、豚肉と一緒に炒めたものをまかないで作っていて、それだけだと寂しいからと味噌汁に使う豆腐を入れるようになったそうです。
お客さんからも食べたいという要望があったことからメニュー化し、完成度を上げていったところ、昭和41年くらいから人気が出てとんかつの注文が減っていき、からし焼が看板メニューのお店になったようです。
名前の由来も唐辛子を入れるから「辛子焼き」とシンプルな理由のようです。
十条エリアを中心に様々なお店で提供店されていて、こちらのお店の他「味の大番」、「大衆酒場みとめ(閉店)」は「からし焼御三家」と呼ばれ有名なようです。
私はまだ食べたことがなかったので、せっかくなら元祖である『とん八』へ行ってみることにしました。
アクセス
場所は東十条駅の北口からすぐ近く。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は土曜日、お店には17時半頃に訪問。
この時店内は1席のみが空いていて、待ち時間無く済みました。
メニュー・商品ラインアップ

普通のからし焼はバラ肉のようですが、ロースを使ったものもあり、味付けは変わらず野菜が加わった「南ばん焼」や、具材がレバーに変わった「レバースタミナ焼」などもありました。
感想

【からし焼】800円(税込)
【ライス少々】100円(税込)
調理中は厨房から火柱上がりまくりで激しかったです。笑
少し麻婆豆腐や肉豆腐っぽい印象を受けるビジュアル。
豚肉は脂が乗ってとてもジューシー、タレは唐辛子の辛味がしっかり効いてヒリヒリ熱々。
これでもかというくらいおろしたニンニクと生姜がたっぷり入ってザラザラとした舌触り、かなり個性的でクセになる美味しさです。
豆腐もよく味が染みていて、お肉とタレと一緒にご飯に乗せると相性抜群。
シャキシャキとしたキュウリとネギもサッパリとしていい箸休めになりました。
記憶に鮮明に焼き付く、色々衝撃的な料理でした。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
とん八
03-3914-1208
東京都北区東十条3-17-9
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