訪問日:2021年12月6日(月)
かき船 かなわ
室町時代より養殖が開始され、現在では生産量が全国の約6割を占めるという、広島を代表する名物「牡蠣」。
広島に来たら牡蠣料理を食べるのが定番の楽しみになっています。

今回訪れたお店は、広島市中区大手町、世界遺産である原爆ドームの近くにある『かき船 かなわ』。
こちらのお店は慶応3年(1867年)に牡蠣養殖業を創業。
昭和38年(1963年)に『かき船 かなわ』を開店し、牡蠣料理の提供を始めたそうです。
「かき船」は江戸時代に始められたという営業形態。
江戸時代初期、広島の牡蠣養殖業者は大阪まで船で運んで直接販売を開始。
江戸時代中期には大阪以外の都市にも販路を広げ、牡蠣の販売だけでなく試食もさせるようになり、そのうち船の上に座敷を設けて牡蠣料理を提供する「かき船」が誕生し、これが幕末に流行。
明治時代に入る頃には、瀬戸内海沿岸だけでなく九州や日本海沿岸にも進出。
船を沿岸に固定した水上料理店として、当時数百隻にも増えたそうです。
「かき船」は広島の牡蠣の味を広める絶好のツールとなっていたこともあり、『かなわ』でも牡蠣料理の美味しさを広めることで、牡蠣の販売に繋がるのではないかという思いからかき船を始めたとのこと。
店舗は現在『かき船 かなわ』の他、広島県内にかなわekie店、かなわ広島空港店、和久バル、そして東京に銀座かなわがあるようです。
アクセス
今回訪れた『かき船 かなわ』は、市電「原爆ドーム前」から徒歩5分くらいの距離。
駐車場は「石崎本店パーキング」、「トラストパーク広島ジェットパーキング」、「グランドパーキング大手町」といった契約駐車場があり、食事での利用で駐車サービス券をいただけるそうです。
混雑状況
この日は平日の月曜日、お店には11時40分頃に訪問。
この時店内にはお客さんが少なくて空いていました。
こちらの店舗は1階は「瀬戸」、2階は「和久」というコンセプトの異なる2つのフロアに分かれています。
「瀬戸」は地元客や旅行客が気軽に利用できるフロア、「和久」はお客さんの好みに合わせて料理長が腕を振るう予約制のフロアになっているとのこと。
今回は予約無しで来たので「瀬戸」の方のフロアになります。
メニュー・商品ラインアップ



メニュー写真が見にくくて申し訳ありませんが、牡蠣料理を中心に竹原牛やアナゴなど、広島の食材にこだわった様々な料理が掲載されています。
今回の目当てはもちろん牡蠣料理ですが、その中でも特に食べたかったのが『かきの土手鍋』。
土手鍋は味噌を鍋の周りに塗りつけて、牡蠣と豆腐や野菜などを煮ながら食べる広島県の郷土料理。
味噌を崩しながら好みの味に調整するという、独特の食べ方が大きな特徴。
土手のように味噌を塗りつけることから土手鍋と名付けられたという説のほか、「土手」と言う行商人が考案したという説や、大阪の土手で売っていたなど、諸説あるようです。
感想


【かきの土手鍋】2750円(税込)
こちらのお店の牡蠣は広島県南部大黒神島深浦で養殖されており、比較的小粒なのが特徴とのこと。
大黒神島は無人島のため生活廃水に汚染されておらず、ノロウィルスの存在しない清浄海域。
河川から遠いため塩分濃度が高く、身が締まって味に深みのある上質なかきが育つため、小粒ではあるものの、加熱しても身が縮みにくいそうです。
火をつけてもらった後、グツグツしてきたら底から全体を混ぜて、その後は野菜のかたさなど好みのタイミングでいただきます。


つゆは甘さがしっかり利いたまろやかで重厚な味わい。
味はかなり濃いめですが、それにも負けないくらいジュワッと溢れる牡蠣の旨みがとても強く、たまらない美味しさ。
この牡蠣、一般的な牡蠣の何倍にも感じるくらいの旨みがあって、本当に絶品です。
野菜や豆腐にも味噌の旨みがたっぷり染み込んでいてどれも美味しく、かなり満足感のある鍋でした。
土手鍋にハマったので、家でも作ってみたいと思いレシピを調べたところ、結構色々な調味料を使うレシピが多くて大変そうです。

そこで最近「万城食品」の秋冬限定商品「かき鍋のつゆ」というのを買ってみましたが、これが濃厚な味噌つゆで牡蠣との相性も良く、とても美味しかったのでおすすめです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
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食べログ
かき船 かなわ
082-241-7416
広島県広島市中区大手町1丁目地先

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