訪問日:2025年2月7日(金)
味噌煮込みうどんとは
名古屋を代表するご当地グルメとして、全国的に知られる名物の一つ「味噌煮込みうどん」。
味噌を使ったうどんは他の地域にもありますが、米味噌や麦味噌が多い他の地域とは異なり、愛知県を代表する調味料である八丁味噌などの豆味噌をメインに使用し、つゆは赤味噌特有の色味でとても濃厚な味わい。
麺は山梨名物の「ほうとう」などと同じく小麦粉と水のみで塩を使わないのも大きな特徴。
つゆや汁を別に作らず、うどんを煮た汁はそのままの状態で食べるため、味噌の汁に塩が溶け込んで辛くなりすぎるのを防ぐようです。
また塩を使わないことで煮込んでも柔らかくなりにくいことから、慣れてない人にとっては「生煮え」や「芯が残っている」ように感じるといわれています。
歴史を調べてみると、ルーツは以下の2説が有名。
①戦国時代に武田信玄の陣中食だったほうとうが、武田家滅亡後に徳川家に召し抱えられた武田家遺臣によって徳川家に伝えられたという説。
②明治時代に愛知県一宮市周辺で盛んであった繊維産業に従事していた女性従業員達が、ほうとうを参考にうどんと野菜を豆味噌で煮込み食していたものが名古屋市周辺に伝わった説。
いずれにしても、山梨名物の「ほうとう」がルーツだと考えられているのが一般的なようです。
「味噌煮込みうどん」は数多くある名古屋グルメの中でも特に大好物、今のような寒い時期には無性に食べたくなります。
きしめん あまの

そんな「味噌煮込みうどん」を大阪で気軽に楽しめるお店が、大阪梅田の地下街「ホワイティうめだ」のノースモール1にあるお店『きしめん あまの』。
2024年には食べログのうどん百名店に選出されている人気店で、創業は昭和36年(1961年)。
「きしめん」と「味噌煮込みうどん」が看板メニューで、特に八丁味噌を使った本場名古屋の味の「味噌煮込みうどん」はリピーター続出の人気メニューとのこと。
私も以前からお気に入りのお店で、大阪で味噌煮込みうどんが食べたくなったらこちらのお店に行くのが定番の楽しみです。
アクセス
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には19時40分頃に訪問。
席数は少なめ、この時店内は満席で外待ち3人の状態、待ち時間は10分ちょいかかった印象。
メニュー・商品ラインアップ



味噌煮込みうどんは具材の違いでいくつかあるくらいですが、特にきしめんはバリエーション豊富。
味噌煮込みうどんは値段がかなり高いですが、これは本場名古屋でも同様で、こちらのお店の値段も相場くらいです。
今回は『牛もつ味噌煮込うどん』の麺増量1.5玉で注文!
感想

【牛もつ味噌煮込うどん 麺1.5玉】1780円(税込)
熱々グツグツの鍋に入って提供される味噌煮込みうどん、飛び跳ねやすいので紙エプロンも用意してもらえます。
八丁味噌を贅沢に使った、芳醇で重厚な味わいがたまらない美味しさ、濃口ながらしょっぱさは感じない絶妙な濃度です。
麺はやや平打ち形状の太うどんで、本場同様芯を感じるような歯応えのあるかための食感、これぞ味噌煮込みうどんという感じです。
写真ではわかりにくいですが、牛もつはゴロゴロたっぷり入っていて、プリプリ食感でこってりとした味わい。
他にもかまぼこ、ニラ、玉子、唐辛子、柚子皮などが入っていて、程良い辛味と爽やかな風味が濃厚な味噌スープと相性抜群。
玉子は熱々のつゆで良い感じに火が通り、とろーりとまろやかに仕上がっていました。
ご飯を追加して雑炊風にするのも大好きですが、今回は阪急の「バレンタインチョコレート博覧会」でスイーツを堪能した後だったので、麺だけで満腹になり大満足。
まだこちらのお店で「きしめん」は注文したことがないので、次回こそ「きしめん」をいただきたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
きしめん あまの
06-6312-3470
大阪府大阪市北区角田町2-5 ホワイティうめだノースモール1
コメント