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『酒ずし』、『キビナゴ刺身』、『鶏飯』、『さつま汁』、多彩な薩摩郷土料理はどれも絶品!【熊襲亭(くまそてい)】(鹿児島県鹿児島市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年11月12日(水)

目次

熊襲亭

鹿児島県鹿児島市の繁華街・天文館にある、多彩な薩摩郷土料理を楽しめる人気店『熊襲亭 (くまそてい)』。

創業は昭和41年(1966年)。

屋号は大和時代に南九州で勢力を誇った熊襲族が由来だそうです。 

こちらのお店は「正調さつま料理」をコンセプトに掲げており、「鹿児島のすばらしい素材を使った鹿児島ならではの料理をコース仕立てで伝えよう」と初代が考案したもの。

黒豚しゃぶしゃぶ、酒ずし、さつま揚げ、地鶏の刺身、キビナゴ刺身、とんこつ、さつま汁といった様々な薩摩郷土料理を、少しずつ楽しめる豊富なコースメニューを取り揃えていることが特徴。

特に「酒ずし」は現在提供店自体減っており、作るのに時間と手間がかかるため、事前予約制にしているお店が多い中、こちらのお店では特に力を入れているメニューであり、事前予約無しでいつでも提供しているのも嬉しいポイント。

以前からお気に入りのお店で、今回で3回目の訪問になります。

アクセス

場所は鹿児島市電「天文館通駅」が最寄りで徒歩4分くらいの距離。

駐車場は店舗の隣に2台分あります。

満車で有料駐車場を利用した際は、料金を一部負担してくれるサービスもあるようです。

混雑状況

この日は平日の水曜日、お店には19時に訪問。

今回は公式サイトから事前にネット予約をしておきましたが、この時店内はほぼ満席の印象だったので、予約しておいて良かったです。

メニュー・商品ラインアップ

メニュー写真は字が小さくてよく見えませんが、公式サイトからも確認可能。

コースメニューが中心で、お手頃価格のものから高価格帯まで内訳によって様々。

夜よりも昼のメニューは特にお得です。

単品メニューも充実しているので、今回は単品で食べたい料理を色々注文し、同行者とシェアしながらいただきました。

感想

【ジンジャーエール】495円(税込)

ドリンクはジンジャーエールを注文。

お通しは「黒豚味噌」で、しょっぱさはありませんが、甘さと芳醇な味噌の風味が利いた濃いめの味付けで美味しかったです。

【キビナゴ刺身】770円(税込)

キビナゴとは

海の幸も豊富な鹿児島県の郷土料理に欠かせない魚といわれている一つが「キビナゴ」。

体長10cmくらいのニシン科の魚で、独特な帯状の縞模様が特徴ですが、鹿児島県南部の方言で帯のことを「きび」、小魚のことを「なご」と呼ぶことが名前の由来といわれています。

特に鹿児島本土の西に位置する甑島(こしきしま)は日本有数のキビナゴの産地であり、全国の水揚げ量の20%以上を占めているとのこと。

鮮度が落ちるのが非常に早いため、漁獲地以外では広く流通せず、漁獲量が多い鹿児島県では天ぷらや南蛮漬けなど様々なキビナゴ料理が親しまれています。

中でも新鮮なキビナゴが手に入る地域でのみ楽しめる「刺身」が人気で、菊の花をかたどった「菊花造り」にし、酢味噌に付けて食べるのが定番。

年間を通じて水揚げされるそうですが、春先は産卵の時期のため子持ちのキビナゴが水揚げされ、秋は産卵期ではないため身に脂がのって身が締まり、時期によって違った味わいを楽しめるとのこと。

錦江湾で獲れた新鮮なキビナゴの刺身、自家製の特製カラシ酢味噌でいただきます。

キラキラとした光沢に透明感があってとても綺麗。

自家製の特製カラシ酢味噌は強めの酸味に濃い旨みが利いており、キビナゴそのものの風味と味も負けずに力強く、驚きの相性の良さ。

鹿児島を訪れた際は必ず食べたい、お気に入りのご当地グルメです。

【名物 酒ずし】1650円(税込)

酒ずしとは

「酒ずし」は江戸時代からの歴史があるといわれる郷土料理で、酢を使用せず、酒をまぶしたご飯に、海や山の幸、季節の食材を散らし、半日ほど寝かせて発酵させる、その名の通りお酒を使って作るお寿司。

お酒には清酒ではなく、地酒の「灰持酒(あくもちざけ)」が使われることが特徴。

「灰持酒」は清酒をつくる過程のもろみに灰汁を加えて絞ってつくるもので、この製法によって保存性が高まることから、「灰汁で日持ちをよくした酒」ということで「灰持酒」と呼ばれるようになったとのこと。

鹿児島県は温暖な気候のために、昔は一般的な清酒づくりに適さず、代わりにこの灰持酒の製造が盛んになったそうで、みりんの代わりに使ったり、おとそとしても飲まれているそうです。

誕生の背景には、「島津のお殿様が宴会を開き、残った酒と御飯を一緒にしておいたら翌日発酵し、豊かな芳香を漂わせていた」という説や、「男尊女卑が強い薩摩の国では女性が男性の前でお酒をたしなめなかった為、女性が酒ずしを考案した」など諸説あるとのこと。

9種類の食材とご飯一升、地酒一升を1対1の割合で「押し寿司」にし、お酢を使わず地酒で一昼夜発酵させているとのこと。

具材の持ち味を活かし、全体にまとまりを持たせるため、それぞれの素材を異なる味付けで仕込み、とても手間がかかるそうです。

ご飯は甘めで芳醇なお酒の風味が広がり、具材はそれぞれ素材の味が活かされていて、とても風味豊か。

特に甘辛の椎茸と、旨みが凝縮された鯛がとても美味しかったです。

お酒の味はかなり強めなので、お酒が苦手な同行者は食べるのが厳しいようでした。笑

量が結構多いので満足感も高めです。

【鶏飯】1650円(税込)

鶏飯とは

「鶏飯(けいはん)」は奄美地域を代表する郷土料理で、よくある炊き込みご飯形式の「鶏飯(とりめし)」とは異なり、ご飯の上に鶏肉や錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けなどの具材と、刻み海苔、タンカンの皮、白ごまなどの薬味を乗せ、丸鶏を煮て取ったスープをかけて食べるのが特徴。

かつて奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた時代に、鹿児島本土からやってくる役人たちの威圧的な態度を少しでも和らげるため、当時非常に貴重なものであった鶏を余すことなく使った「鶏飯」でもてなしたのがはじまりといわれています。

当時はまだ鶏の炊き込みごはん風にして食べていたそうですが、昭和に入ってから鶏ガラのスープをかけて食べるアレンジが浸透し、今ではそれが一般的となったそうです。

鶏スープはガスコンロで熱々に温められており、まるで鶏清湯ラーメンのスープのような芳醇でコクのある味わい。

具材は種類豊富で様々な風味と食感が混ざり、特にさっぱりとした刻み生姜の後味と、香り高い海苔の風味が絶妙で、感動の美味しさでした。

【さつま汁】550円(税込)

さつま汁とは

「さつま汁」は鶏肉を使った具だくさんな味噌汁で、「鶏刺し」や「鶏飯」など、様々な鶏料理が親しまれている鹿児島県ならではの料理。

「薩摩旧伝集」によると、鶏をしめて煮て食べる風習は古くからあったとされているとのこと。

江戸時代から薩摩武士たちが士風高揚のため、盛んに闘鶏を行っていた記録があり、その際に負けた鶏をその場でしめ、野菜と一緒に煮込んで食べたのが始まりといわれています。

鶏肉と野菜などの具材を炒めた後、だし汁で煮込み、味噌や調味料を加えて味を調える、調理法は一般的な豚汁に近い印象です。

こちらのお店では骨付きの薩摩地鶏から出汁をとり、鹿児島独特の麦味噌を使用しているとのこと。

写真ではわかりにくいですが、中にも人参、大根、里芋、こんにゃく、鶏肉、椎茸などが入っていて具沢山。

優しいお出汁と味噌の味わいが具材にもよく馴染んでいて美味しかったです。

どの料理も美味しくて、今回も大満足でした!

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://www.kumasotei.com

食べログ

熊襲亭

050-5868-9257

鹿児島県鹿児島市東千石町6-10

https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46000166

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