訪問日:2019年7月17日(水)
ままかり亭

岡山県倉敷市の美観地区にある和食料理店『ままかり亭』。
岡山を代表する郷土の魚「ままかり」をはじめ、下津井の活タコ、寄島の鰆、六口島の平目など、瀬戸内の旬魚と地酒を楽しめるお店。
郷土の味を県内外の人に楽しんでもらおうと、1985年に駅前通りにオープンしたお店「浜吉」の姉妹店にあたり、こちらのままかり亭は1989年にオープンしたそうです。

「ままかり」は岡山における地方名で、正式名称は「サッパ」という魚。
由来は「味がさっぱりしている」、「笹の葉に似ている」などの説があるそうです。
成魚は鰯くらいの大きさの青背の小魚で、鮮度の落ちが早く、小骨も多くて調理に手間がかかるため、他県では漁獲があってもあまり食べられないそうですが、見た目や味は「コハダ」に近いといわれています。
ままかりという呼び名の由来は、「まま(御飯)を隣の家にかり(借り)に行くほど美味しい」という説が特に有名。
他にも脂がのる時期が秋の稲刈りの時期にあたることから「まま(稲)を刈る」でままかりになったともいわれています。
特に美味しい時期は5〜7月と10〜12月で、初夏は骨や皮が軟らかく、秋は脂がのっていて美味しいようです。
サビキ釣りをしているとよくアジなどに混ざって釣れるのですが、確かに骨が多くて少し手間がかかるため、アジやイワシほどは嬉しくないのが正直なところ。
しかし実際に食べてみると、とても美味しい魚です。
お店で出しているのはあまり見かけないので、岡山に行ったら是非食べてみたかったままかり料理。
定番の有名店である、こちらのお店に行ってみることにしました。
アクセス
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には夜営業開始直後の17時過ぎに訪問。
他にお客さんはおらず、17時半までの滞在で1人増えただけでした。
こちらのままかり亭は築180年の米蔵を改築した店舗で、美観地区ならではの古風なたたずまいが魅力的。
メニュー・商品ラインアップ

メニューは地魚料理を中心としたラインナップ。
ままかりを食べるなら、特に人気なのが色んな料理を楽しめる「ままかり定食」。
今回はこちらを注文。
感想

【ままかり定食】2700円(税込)
内訳は、ままかりのお刺身、ままかりの酢漬け、ままかり寿司、小鉢、お味噌汁、甘味と書いてありました。
ただ実際はこれより多かったです。


最初に小鉢(前菜大根酢漬け、えのきと水菜のおひたし、南蛮漬け、黒豆の煮物)、酢漬け、刺身が来ました。
酢漬けは焼いたものを三杯酢に漬けたものと、生のままかりに塩をあてた物を甘酢に漬けたものの2種類。
骨ごと頭も食べられるくらい柔らかく、さっぱりとして美味しいです。
特に焼きは風味も香ばしくて、より好みでした。

刺身はたこのぶつ切りと、ままかりの糸造り。
タコは弾力がありますが柔らかいです。
ままかりは青魚特有の風味はあるもののクセはなく、プリッとした身に大葉の刻みがよく合って美味しいです。

次は野菜の炊き合わせ。
出汁の利いた味付けで、冷やしてあります。
特にトウモロコシがシャキッとした食感で、香ばしい風味がたまらない美味しさでした。

次はままかり寿司。
ままかりは酢締めにされており、醤油をつけなくてもそのまま食べられます。
柔らかい身にふわっと広がるままかりの風味。
中のわさびが強めに効いていて驚きましたが、これも美味しかったです。


ご飯は白米ではなく山椒じゃこご飯。
ほんのりと広がる山椒の風味に、優しい甘さの利いた素朴な味付け。

最後のデザートはトマトのコンポート。
グチュっとした食感や青臭い感じは全くなく、若干サクランボに近い味わいで驚きました。
自分で調理しても美味しいと思った魚ですが、やっぱりプロが作る料理は素晴らしいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
ままかり亭
050-5869-8322
岡山県倉敷市本町3-12

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