訪問日:2024年12月6日(金)
青春のトマト焼そばとは
山梨県中央市のご当地グルメとして、2007年に誕生した「青春のトマト焼そば」。
「青春のトマト焼そば」はソース焼きそばの上に、中央市産のトマトを使ったトマトソースをかけるのが特徴。
中央市は名前の通り山梨県のほぼ中央に位置する人口3万人程の市、昭和30年代からはトマトの生産が盛んで、県内でも屈指の生産量を誇るとのこと。
その特産のトマトで「このまちを元気にしよう、日本一のトマトのまちになるように、全国に発信しよう」と、中央市商工会青年部が2000年に立ち上げたのが「中央市まちづくりトマト計画」。
2007年に「中央市まちづくりトマト計画」は、「中央市のブランドトマトの開発」と「中央市のトマトを活用した商品開発」の2つの軸で活動する方針を決定。
商工会青年部の会合で、これまで地元のお祭りで提供していた青年部の屋台焼きそばに中央市産のトマトを使ったミートソースをかけるアイデアが出され、試食したところ、かつて昭和40~50年代頃に県内のチェーン喫茶店で提供されていた「ミート焼きそば」を思い出す味だったとのこと。
「これを中央市の新しい名物にしよう!」と、今はなき思い出の味に、こだわりをプラスして開発されたメニューが「青春のトマト焼そば」。
懐かしさと、青年部の情熱と、若さ溢れるまちづくりへの想いから、「青春の」という枕詞を付けたそうです。
中央市内外のお祭りで「青春のトマト焼そば」を販売しながら、2011年に甲府市にて行われたご当地グルメフェアでは2日間で2000食を完売し、多数のメディアに取り上げられ大きな反響を呼んだとのこと。
その後、認証店制度を設けて認証を受けた中央市内の各飲食店にて提供されるように。
現在は中央市商工会より委託を受けた「青春のトマト焼そば認定委員会」が、認証店の認定や青春のトマト焼そばに関する広報・管理業務を行っているそうです。
青春のトマト焼そばオフィシャルサイトによると、「中央市・青春のトマト焼そば 5つのこだわり」は以下の通りで、レシピはお店によって様々だそうです。
① 焼そば麺にトマトソースをかけるのが中央市流
②トマトソースには中央市産のトマトを使用する
③山梨県産甲州富士桜ポークを使用する
④どんなに素材・製法にこだわっても価格は一千円前後に抑える
⑤どこか懐かしく、食べると元気になる青春の味である

認証店は2025年1月にオフィシャルサイトを確認した時点で12店舗(1店舗休止中)が掲載されていました。
ふるさとカフェ シルク



今回訪れたのが、山梨県中央市の国道140号線沿いにある「道の駅とよとみ」内にあるお店『ふるさとカフェ シルク』。
「道の駅とよとみ」は(一財)中央市農業振興公社が運営しており、オープンはWikipediaによると1998年?
新鮮な地元野菜・果物はもちろん、人気の特産品であるとうもろこし「ゴールドラッシュ」をベースにした各種商品や、山梨県のブランド豚「甲州富士桜ポーク」を使った食事、豊富村伝統の紬織りやシルクフラワーの販売、地元陶芸クラブによる陶芸品の展示販売などもあり、魅力が盛り沢山。
『ふるさとカフェ シルク』では、とよとみの朝採りの新鮮な野菜や「甲州富士桜ポーク」を使った料理を中心に提供しており、「青春のトマト焼そば」の認証店としてオフィシャルサイトに掲載されていました。
アクセス
場所は東花輪駅から徒歩40分弱の距離。
駐車場は道の駅なのでかなり広めです。
混雑状況

この日は平日の金曜日、お店には13時10分頃の訪問。
この時先客は5人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインナップ




今回は迷わず目当ての『青春のトマト焼きそば』を注文!
感想


【青春のトマト焼きそば(サラダ付)】800円(税込)
トマトソースには甲州富士桜ポークのみを使用し、キャベツや人参、玉ねぎと炒め合わせた焼きそばの上にかけ、仕上げにミニトマトをトッピング。
焼きそばはソース味がかなり優しめで、麺は中細くらいの形状で食感は柔らかめ。
トマトソースはトマトのフルーティさと甲州富士桜ポークのコクのある味わいが相まって濃厚。
焼きそばというより、少し麺柔らかめのミートソーススパゲッティを食べているような感じですが、これはこれで中央市産のトマトの美味しさが活かされた美味しい一品。
お店ごとに味も様々らしいので、また別のお店で食べ比べもしたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
シルク
055-269-3423
山梨県中央市浅利1010-1 道の駅とよとみ
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