訪問日:2020年11月15日(日)
三輪素麺

奈良県桜井市を代表する名物「三輪素麺(みわそうめん)」。
そうめんが有名な地域は播州(兵庫)、小豆島(香川)、島原(長崎)、半田(徳島)など日本各地にありますが、発祥の地は奈良県桜井市が有力な説といわれています。
三輪にある日本最古の神社「大神(おおみわ)神社」には、今からおよそ1200年余り前、大神神社の第12代宮司の次男穀主朝臣が三輪の里に小麦の種を撒き、実った小麦で初めてそうめんを作り、飢饉に苦しむ人々を救ったという伝説があるとのこと。
今でも大神神社祭神は素麺の守護神とされており、その年の三輪素麺の卸値を占う祭典「卜定祭(ぼくじょうさい)」が大神神社で営まれています。
そうめんは奈良時代に唐から伝来した唐菓子の一つ「索餅(さくべい)」が原形といわれており、これは小麦粉をこねて細長くし、縄のようによじったもの。
鎌倉時代になると中国から碾臼が入ったことから製粉技術が向上し、油を使って麺を伸ばす製法が取り入れられ、現在のような細くて長い形状になり、室町時代の頃にはほぼ製法が完成して「素麺(そうめん)」という呼び名に変わっていったとのこと。
江戸時代になると大神神社の門前町だった三輪はお伊勢参りの宿場として栄えるようになり、「三輪素麺」は訪れた人々を魅了し、当時の各地の名産品を紹介した書物「日本山海名物図会」において「三輪素麺は日本一」と絶賛されているそうです。
桜井市では長年伝統的な製法が受け継がれてきた地域ブランドである「三輪素麺」の普及などを目的とした「桜井市三輪素麺の普及の促進に関する条例」を制定。
平成28年3月29日には「三輪素麺」のブランド力向上のため、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する国の制度「地理的表示保護制度(GI)」にも登録されています。
桜井市にはそうめん料理の人気店が数多くあり、夏は「冷やしそうめん」、冬は「にゅうめん」として年間を通してそうめんを食べる食文化が根付いているとのこと。
「にゅうめん」はそうめんを温かい出汁で食べる料理で「煮麺」が訛った呼び名と考えられており、こちらも奈良県発祥といわれています。
またパスタ風や焼きそば風などそうめんを使ったアレンジレシピも考案され、様々な料理で食べられています。
そうめん處 森正

今回訪れたのは、大神神社の二ノ鳥居のすぐそばにあるお店『そうめん處 森正 (もりしょう) 』。
お店の詳細は調べてみてもよくわかりませんでしたが、三輪素麺のお店を調べてみると何度も目にする人気店で、創業40年くらいになるという情報が出てきました。
アクセス
混雑状況
この日は日曜日、お店には9時半頃に訪問。
この時先客は誰もおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ

メニューは季節によっても変わるようで、ひやしそうめんは春~秋にかけて、釜あげ太そうめんは秋~春にかけて提供しているという情報が出てきました。
温かいにゅうめんも好きですが、どちらかといえば冷たい方が好み。
訪問時は11月、席が野外なので正直かなり寒かったのですが、気合いで『ひやしそうめん』を注文。
感想

【ひやしそうめん】1000円(税込)
大きな氷の塊に乗っての提供、キンッキンに、もうキンッッキンに冷えております。
素麺はシコシコした弾力とプツっとした歯切れの良さを兼ねた食感。
つゆは濃いめですが甘さが利いてとてもまろやか、とても好みの味付け。
具材では甘辛い味がしっかりと染みたシイタケが特に美味しかったです。
終盤は素麺が氷にくっついていて、剥がすのが少し大変でした。笑
気温だけでなく素麺で体の芯まで冷えましたが、その辛さより勝る美味しさに満足!
お茶は温かかったので、それにかなり救われました!
今度は暖かい季節に訪れたいと思います。笑
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
そうめん處 森正
0744-43-7411
奈良県桜井市三輪535

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