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舌触りと喉ごし抜群、ツルツルした美麺の『稲庭うどん』!【稲庭うどん 無限堂】(秋田県秋田市)

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訪問日:2022年7月13日(水)

目次

稲庭うどんとは

約350年の歴史を持ち、秋田県を代表する郷土料理の一つとして全国的な知名度を誇る『稲庭うどん』。

稲庭うどんは手延べ製法によって作る細めの平打ち形状で、滑らかな舌触りとツルツルとした喉ごしが大きな特徴。

日本三大うどんにも数えられるといわれていますが、日本三大うどんは「讃岐うどん」と「稲庭うどん」、そしてあと1つは名古屋の「きしめん」や長崎の「五島うどん」、群馬の「水沢うどん」、富山の「氷見うどん」など諸説あるようです。

昔から秋田藩の名品として贈答品等に使われてきたそうで、江戸時代の有名な旅行家の菅江真澄の著書「雪の出羽路」にも稲庭うどんは美味しいという記述があり、当時から知る人ぞ知る逸品だったそうです。

稲庭うどんの歴史は、江戸時代初期に稲庭地区小沢に住んでいた佐藤市兵衛が、地元産の小麦粉を使って干しうどんを製造したのが始まりだそうです。

佐藤市兵衛は元禄3年(1690年)には藩主の御用を仰せ付けられたそうですが、その後子孫はこれを廃業。

この頃、佐藤吉左衛門(後の稲庭吉左衛門)が寛文5年(1665年)に干うどん製造業を創業し、品質の改良に努めて製法を確立。

宝暦2年(1752年)には藩主の御用を仰せ付けられ、文政12年(1829年)には佐竹藩江戸家老疋田松塘より御朱印を拝領し、以後稲庭吉左エ門以外に「稲庭干饂飩」の名称を使用することは禁じられたそうです。

万延元年(1860年)に創業した「佐藤養助」など、断絶防止の為に特別に伝授された一部を除き、製法は一子相伝の秘伝として代々受け継がれてきたとのこと。

しかし家業から産業への発展を目指して昭和47年(1972年)に製法を公開し、それに伴って製造量が大幅に増え、地元雇用や関連産業も増えていき、一般にも出回って全国的に知名度が向上したそうです。

昭和51年(1976年)には稲庭うどんの普及活動のため「佐藤養助」が初代会長に就任した「稲庭うどん協議会」が発足。

協議会のさらなる充実発展を目的に、平成13年(2001年)には「秋田県稲庭うどん協同組合」が誕生。

近年稲庭うどんを真似た類似品や粗悪なコピー商品が市場に出回るなど、産地ブランドのイメージダウンが危ぶまれていることから、「稲庭うどん」のブランドを守るために様々な活動を行っているそうです。

稲庭うどんは飲食店も展開している「佐藤養助」が特に有名ですが、「稲庭吉左衛門」は「稲庭饂飩」の宗家として伝統的な製法を守り続け、現在16代目まで受け継がれているとのこと。

極めて少量の生産しか行っていないことから直売の他、古くから取引のある老舗百貨店、近い親戚関係に当たる「食器のさかいだ」といった直売所など、ごく一部でしか取り扱われていないため、「幻の稲庭うどん」と呼ばれているそうです。

稲庭うどん 無限堂

秋田を訪れた際は必ず食べたいお気に入りの名物「稲庭うどん」。

今回訪れたのが、秋田県秋田市内に「大町本店」、「秋田駅前店」、「卸町店」の3店舗を展開している『稲庭うどん 無限堂』。

稲庭うどんをはじめ、秋田の様々な郷土料理や、地元食材を使用した創作料理、地酒などを提供しているお店とのこと。

こちらは秋田県湯沢市稲庭町に本社を構え、「秋田県稲庭うどん協同組合」の組合員であり、稲庭うどん・稲庭そうめんの製造販売を行っている、1983年9月創業の「株式会社 無限堂」が直営するお店。

「無限堂」という名前の由来は、設立者の大島家に守護神として龍神社があり、この龍神さんを「無限白龍神」と称していることからきているそうです。

今回は『大町本店』を訪問。

そういえば、外観写真を撮り忘れてしまいました。

アクセス

場所は秋田駅から徒歩16分くらいの距離。

駐車場は11台分あるとのこと。

混雑状況

この日は平日の水曜日、お店には12時15分に訪問。

この時店内は結構空いていた印象、待ち時間無く入店。

メニュー・商品ラインナップ

メニュー写真は見にくいですが、一覧が公式サイトにも掲載されているので訪問前に予習がしやすいです。

今回は人気NO.1メニューと書いてあった『比内地鶏つけ麺』を注文。

感想

【比内地鶏つけ麺】1390円(税込)

比内地鶏の旨味たっぷりの温かいつゆと、冷たい稲庭うどんの組み合わせ。

麺は平打ちで細めの形状、表面に艶がありまくりで美しく、お箸で掴みにくいほどツルッツルの質感。

モチッとシコシコと適度にコシもありますが、何より舌触りと喉ごしの良さが印象的。

つゆは鶏の旨味がとても濃く、あっさりしつつも芳醇でコクのある味わい、麺のつけ汁なので塩気は結構強め。

中には鶏肉も入っていて、少し歯応えのある弾力強めの食感、特に皮の旨味が濃くて美味しかったです。

次回は温かい稲庭うどんや、秋田県の県魚「ハタハタ」を使った料理、「きりたんぽ鍋」などの郷土料理を食べたいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

http://www.mugendo.jp/restaurant/oomachi.html

食べログ

伝承の味処 無限堂 大町本店

018-863-0008

秋田県秋田市大町1-3-2 

https://tabelog.com/akita/A0501/A050101/5000011/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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