訪問日:2022年7月19日(火)
ぱんじゅう
三重県伊勢市や北海道小樽市・札幌市・夕張市、栃木県足利市などで名物になっているお菓子「ぱんじゅう」。
現在では特に三重県伊勢市と北海道小樽市で提供店が多い印象。
「ぱんじゅう」はたこ焼きより大きい半球状の窪みが施された鉄板で、中に餡を入れて焼き上げますが、たこ焼きのように串で返さないため、半球型や釣鐘型に成型されることが特徴。
「ぱんじゅう」という名前の由来は、蒸さずにパンのように焼いて作る饅頭ということや、パンのような皮の饅頭ということなど、諸説あるようです。
中の餡は小豆餡が定番ですが、お店によって抹茶餡、栗餡、芋餡、クリームなどバリエーション豊富。
歴史についても諸説あり、有力といわれている説の一つが、創業1901年(明治34年)という伊勢市の「七越ぱんじゅう(2000年に閉店)」が発祥のお店という説。
こちらのお店は元々東京にあって、全国に支店を構えていたそうですが、特に売れたという伊勢市に戦後に移転し、伊勢市の郷土菓子として長年親しまれるようになったとのこと。
小樽におけるぱんじゅうの歴史については、小樽市総合博物館のFacebookの投稿がとても参考になりました。
「ぱんじゅう」は明治時代後半に東京で発案されたものが小樽に伝わり、道内では小樽と鉄道が結ばれていた札幌、夕張などに広まったとのこと。
小樽市総合博物館が所蔵する絵葉書に「ぱんぢう」という書いている看板があり、写真の分析をすると大正2年より古い時代に撮影されたものであることがわかり、そこには店名の一文字目が読めなかったものの「〇之子パンヂウ」と書いていて、小樽には少なくとも大正時代からぱんじゅう屋があることが確認できたそうです。
小樽のぱんじゅうの人気店「桑田屋」の公式サイトにも明治時代から庶民の味として親しまれていたと書いてあり、小樽におけるぱんじゅうの歴史がとても古いことがよくわかりました。
西川のぱんじゅう

今回訪れたお店は、北海道小樽市の商店街「小樽都通り」の中にある『西川のぱんじゅう』。
こちらのお店は1965年創業という情報が出てきました。
看板には「昔のタケヤの味が復活」と書いてあり、この「タケヤ」というのは今はもう無い昭和5年創業の老舗「たけや」のことですかね?
公式サイトなどが無いのでよくわかりませんが、「タケヤ」というお店の味を受け継いでいるようです。
以前小樽に来た際も行ってみようと思ったのですが、確かおやつ時くらいの時間に行くと残念ながら売切れで閉店していたので、今回はもう少し早い時間に行ってみることにしました。
アクセス
場所はJR「小樽駅」から徒歩4分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は平日の火曜日、お店には12時過ぎに訪問。
この時店内には先客が2人、とりあえずまだ営業しているようで安心しました。
感想
こちらのお店でまず何より心配なのが、そもそも売ってもらえるかどうか。
通常そんなことを心配する必要はないのですが、Googleマップの口コミを見ると、観光客にはかなりハードルが高いお店のようです。
先に注文入っている分を用意するから少し時間が掛かるといわれ、個数を確認されましたが、3個というとそんなに待ち時間はなく済みました。
お店によってはぱんじゅうに色々な味がありますが、こちらのお店は粒あんのみ。
同時に店内に入った人が「他の味はないのですか?」と恐ろしいことを聞いて、その時の反応から、やはり店主の方は職人気質の人だとよくわかる結果になりました。笑
私は無事買えて本当に良かったです。笑

ぱんじゅうは1個80円(税込)。
サイズは1口大の小ぶりサイズで出来立ての熱々。
生地は上の方は極薄でカリッとサクサク、下の方はやや厚みがあってモチッと食感。
中にはふっくらと柔らかな粒あんがたっぷり入りしっかり甘め。
外で一人で食べながら、あまりの美味しさにフフッと笑ってしまい、ただの不審者になってしまいました。
個人的に、このタイプのお菓子の中で最高峰に感じるレベルで、本当に買いに行って良かったです。
ただ、もし訪問する際は必ずGoogleマップの口コミを見ることをオススメします。笑
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
西川のぱんじゅう
0134-22-4297
北海道小樽市稲穂2-12-16

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