訪問日:2021年6月26日(土)
八百源来弘堂 肉桂餅(にっきもち)

大阪府堺市にある、堺銘菓「肉桂餅(にっきもち)」で有名な老舗和菓子店『八百源来弘堂(やおげんらいこうどう)』。
お店の歴史については公式サイトに詳しく書いてありました。
堺が南蛮貿易の港町として栄えた安土桃山時代、堺の材木町にてヨーロッパや中国・ルソンから何百種もの香料・香木を輸入し、日本全国に商っていた貿易商人の八百屋宗源という方がいたそうです。
香料の中で特に香りが良く珍重されていたのが、広義で「シナモン」としても知られている「肉桂」。
しかし香りが良くても辛味と苦味は子供や婦人には受け付け難いものだったため、八百屋宗源さんはつき上げたお餅に「肉桂」を混ぜ合わせ、香りも味も良い餅を考案。
これが堺の名物として秘かに商われるようになり、「肉桂餅」の始まりとして伝わっているとのこと。
その後豊臣秀吉による大阪城の築城と共に八百屋宗源さんは堺から大阪へ店を移し、貿易商人として活躍したそうですが、大阪夏の陣・冬の陣、堺の街の焼き打ちなどがあり、その後の足跡は消えてしまったそうです。
そして元禄の時代に八百屋宗源さんの子孫が堺の地で「八百源」という名で菓子商を始め、初代は家伝の菓子として伝わった「肉桂餅」から、「肉桂」を柔らかな求肥に練り混ぜて小豆のこし餡を包み、新しい菓子として販売したところ、堺の町衆の間で評判を呼び銘菓として好まれるようになったとのこと。
店舗は本店の他、大阪、名古屋、東京などの様々な百貨店などでも商品の取り扱いがあり、一覧は公式サイトに掲載されています。
アクセス
場所は阪堺電軌阪堺線 「花田口」駅より徒歩約3分、南海本線「堺」駅、南海高野線「堺東」駅より徒歩約20分の距離。
駐車場は無く、コインパーキングもすぐ近くには見当たらず、離れたコインパーキングに止め、歩いてお店に向かいました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には13時頃に訪問。
店内に先客はおらず、私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ
商品の写真は撮っていませんが、ラインアップは公式サイトでも確認でき、ネット注文も可能です。
今回は「肉桂餅」と、同じく堺銘菓の「ケシ餅」が両方入った『南蛮好み』と、肉桂を使ったカステラの『肉桂楽』を購入!
感想



【南蛮好み 5個入り】1150円(税込)
(商品説明)
肉桂餅
安土桃山時代、南蛮交易によって繁栄を極めていた頃、堺に伝来したもののひとつに、肉桂というシナモンに似た独特の風味を持った香辛料がありました。「肉桂餅」は、その肉桂のさわやかな清涼感と甘い香りを活かした堺400年の伝統銘菓です。
ちぬ乃月(ケシの実のお餅)
大和神話の頃より、大阪から堺にかけての海辺は「ちぬの海」と呼ばれていました。「ちぬ」とは万葉の言葉で「神聖で美しい」を意味します。 「ちぬ乃月」は黄金色の香ばしいケシの実を散りばめ、ちぬの海に美しく浮かんだ月をイメージした和菓子です。
まずは肉桂餅からいただきました。
生地は驚きの柔らかさ、同じく柔らかくて滑らかなこし餡と、とろけるように一体化していく感動の食感。
そしてほんのり香る上品なシナモンの香りに、コクのある絶妙な甘さの餡の美味しさ、これは絶品ですね。
ケシ餅はケシの実のプチプチ食感と香ばしさがクセになるお菓子、こちらもとても美味しくて最高でした。


【肉桂楽】972円(税込)
(商品説明)
肉桂(ニッキ)の南蛮カステラ「肉桂楽」
安土桃山時代、いち早く南蛮交易のポルトガルの宣教師にもたらされた、香料の肉桂と南蛮菓子カステラ、そんな時代のロマンを現在に創作しました。ちなみに、長崎カステラは伝オランダ、堺は伝ポルトガルと伝承されております。
紙付きのまま写真を撮ってしまいました。笑
肉桂餅とは異なり、薬っぽい印象を受ける強烈なシナモンの香り、しかし食べ進めて慣れてくると、不思議と薬っぽさは消えてちょうど良いシナモン風味に感じるように。
生地はパサつかず、ふんわりしっとりした柔らか食感で特に好みのタイプ。
最初はどうなるかと思いましたが、結果的に美味しいカステラでこちらも大満足!
他にも色々なお菓子を販売しているので、また地元に帰った際は買いに行きたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
八百源来弘堂
072-232-3835
大阪府堺市堺区車之町東2丁1-11

コメント