訪問日:2024年3月19日(火)
耳うどんとは
栃木県の佐野市葛生地区および宇都宮市城山地区に伝わる郷土料理「耳うどん」。
「耳うどん」は通常の細長い麺状のものとは異なり、小麦粉を練った生地をまるで「耳」のような形にして作られるのが特徴であり、その名前の由来です。
この「耳」の形の生地を「鬼の耳」になぞらえて、お正月に食べてしまえば一年間悪いことが聞こえず、その年は無病息災で過ごせるや、悪口が聞こえないので近所付き合いが円満にいく、といった言い伝えがあるとのこと。
佐野市葛生地区では、正月の来客に手間のかかる料理を準備するのが大変ということから、年の暮れに耳うどんを作って冷水に浸して保存し、正月の来客に振舞ったそうで、手軽に作れる生活の知恵から生まれたといわれています。
宇都宮市でも同様に、年の暮れに作って乾燥保存し、星の宮神社の祭りの折の飲食会に食べられたそうで、現在では正月に限らず通年食べられているとのこと。
Wikipediaによると、「耳うどん」は江戸時代の終わり頃に誕生したといわれており、大正時代に魔除けとして食べられるようになったそうです。
佐野市葛生地区では正月に餅を食べない習慣もあったため、高価な餅の代わりに食されるようになったとも推測されているそうです。
佐野SA(下り) 栃乃木


今回訪れたお店が、東北自動車道「佐野SA(下り)」のフードコート内にあるそば・うどん店『栃乃木』。
「佐野SA(下り)」はご当地フードをアレンジしたグルメや、お土産を扱う商業施設、スターバックス、芝生広場やドッグランもオープンし、佐野の魅力溢れる新スポットとして2022年夏にリニューアルオープン。
施設運営は鴨川シーワールドや神戸須磨シーワールド、シティホテルからレストランまで幅広い施設の運営を行なっている会社「株式会社グランビスタ ホテル&リゾート」が行っているとのこと。
店舗によって営業時間が異なりますが、今回訪れた『栃乃木』はありがたい24時間営業です。
アクセス
メニュー・商品ラインアップ



注文は券売機での食券購入。
今回は迷わず目当ての「耳うどん」を購入。
感想


【耳うどん】950円(税込)
具材は大根、人参、ごぼう、ネギなどが入っており、うどん生地は確かに「耳」にそっくりですね。
つゆはスッキリした口当たり、和風出汁がよく効いた深みのある味わいで、耳うどんはモチッとコシのある食感。
うどんというよりは「すいとん」を食べてるような印象を受けます。

こちらの耳うどんも美味しかったですし、同行者が食べていた「佐野らーめん」も期待以上の美味しさで驚き。
サービスエリアのフードコートとしてはかなりハイレベルな印象。

お土産コーナーも充実、施設もまだ新しくてとても綺麗なので、また必ず寄っていきたいお気に入りのサービスエリアになりました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://www.driveplaza.com/sapa/1040/1040056/2/shop_menu.html
食べログ
栃乃木
0283-23-7133
栃木県佐野市黒袴町字東山1021 佐野SA下り
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