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老舗の梅専門店が運営する日本初の梅専門カフェ!【ume café WAON】(茨城県大洗町)

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訪問日:2023年11月3日(金)

目次

梅の名所として全国に知られる茨城県

日本三名園の「偕楽園」や日本最大級の藩校「弘道館」など、全国に知られる梅の名所がある茨城県。

梅の花の見頃の時期である2~3月には「水戸の梅まつり」や「筑波山梅まつり」などの梅まつりも開催されています。

約100品種3000本の梅が植えられる水戸の「偕楽園」をつくったのは水戸藩徳川家9代藩主徳川斉昭。

梅の木を植樹した理由は、以下の2つが理由だそうです。

①梅が春の訪れを告げる花として人々を前向きな気持ちにさせるというもの
②梅の実の酸味は喉の乾きと疲れを癒してくれるため、軍事用の食料として最適だったということ

偕楽園で実った梅を余すことなく有効活用しようと斉昭公が考案した、見た目が悪い梅を木槌などでたたき割って種を除き、身だけをしそと漬けた「紫錦梅」という郷土料理も根付いています。

しかし観梅で全国的に有名ではあるものの、意外にも食用梅の流通はわずかしかなかったそうで、出荷量は全国ランキングでTOP10にも入っていないとのこと。

そこで茨城では、観ても、食べても楽しめる梅の産地を目指して生産を開始、茨城県産梅をブランド化する事業も始め、食の面でも梅が名産となっているそうです。

ume café WAON

今回訪れたのが、茨城県東茨城郡大洗町にある、日本初の梅専門カフェという『ume café WAON』。

オープンは2014年4月。

こちらのお店は天保元年(1830年)に創業した老舗の梅専門店の「吉田屋」が運営しています。

初代が現在の本社の所在地(茨城県東茨城郡大洗町磯浜町546)に「吉田屋浅吉商店」の屋号で創業し、主に梅干・奈良漬・らっきょう・生姜等の漬物製造販売業として営業を開始。

昭和29年(1954年)に五代目が「株式会社吉田屋」を改組設立して現在に至るとのこと。

「吉田屋」では伝統の味を守りつつ新しい技法を取り入れ、昔ながらのガツンと酸っぱい梅干しから、食べやすい梅干し、梅のスイーツまで種類豊富に取り揃え、「JA土浦 千代田梅部会」と共同開発をした茨城県産のブランド梅「常陸乃梅」も立ち上げています。

2023年7月には梅シロップや梅酒体験、収穫体験、工場見学、梅メニューを楽しめる飲食エリアなど、梅を満喫できる全国初の梅体験施設「Ume Sonare oarai」をオープン。

今回訪れた『ume café WAON』では、梅干しの食べ比べをはじめ、梅を使ったランチ・スイーツ・ドリンクなど様々なメニューを取り揃えているので、とても気になり今回初訪問。

アクセス

場所は大洗駅から徒歩21分くらいの距離。

駐車場は店舗の向かいにありました。

混雑状況

この日は祝日の金曜日、お店には13時過ぎに訪問。

席数は少なめ、この時先客は2人で空いていましたが、この後続々とお客さんが来店してすぐに満席近くになったので、タイミングが良かったです。

メニュー・商品ラインナップ

こちらのお店で面白いのが、9種類の中からお好みの梅干しを選べる食事メニューが充実しているところ。

同じ料理でも違った味わいを楽しむことが出来ます。

また店内には様々な梅干しが販売されていて、気軽に食べ比べが出来る少量商品を販売しているのも魅力的。

感想

今回は食事、スイーツ、ドリンクを好みで選べるお得なセット『WAON 梅ランチセット』を注文。

こちらはお好みの食事の価格に+1000円、私は『9種類の梅干しから選べる梅しらすゆばパスタ』を注文したので、価格は2000円

選べる梅干しは『かつを三年梅』、スイーツは『2色の梅コンフィチュールの常陸乃梅ロールケーキ 梅ゼリー添え』、ドリンクは『スイート梅まるごと梅ソーダ』を選択。

ゆばパスタには茨城県の大子町で「奥久慈ゆばの里」を直営している「三宝産業株式会社」のものが使われているようです。

しっかりめの味付けで濃厚クリーミー、ゆばが平打ち麺みたいになっていてプルプルモチモチした独特の食感。

梅干しは酸味も塩味も強めに効きつつ、香り高いカツオと梅の風味が相まって、クリームソースと絡めると至福の美味しさ。

細かく切って絡めると梅干し一個でもパスタ全体に絡めることができ、最初から最後まで梅の美味しさを堪能できました。

ロールケーキは青梅と露茜のコンフィチュールがそれぞれに入っていて、露茜の梅シロップゼリーも添えられています。

写真では見えませんが、下のロールケーキの方が青梅なのか、確かに緑っぽいものが入っていたような?

梅ジャム入りのロールケーキは初体験ですが、甘酸っぱくフルーティな味わいというか、スポンジとクリームと合わさると、まるでベリー系の一種のようにも感じ、相性が良く美味しかったです。

ドリンクは同行者が注文した「プルプル梅ゼリーソーダ」も一緒に撮影。

私が注文した『スイート梅まるごと梅ソーダ』は甘くて香り高い梅のシロップが混ざったソーダという感じ。

丸ごと入った梅干しはそのまま食べるとやはり塩気も効いていますが、果肉を細かく砕いていい感じに混ぜると、梅感が濃くなりいい感じにフルーティな仕上がりに。

しかし個人的には「プルプル梅ゼリーソーダ」の方がプルトロの口当たりで甘めの味わい、更に好みという結果でした。

梅好きにはとってはたまらないメニューラインナップ、また再訪したいお気に入りのお店になりました!

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://kk-yoshidaya.co.jp/umecafe

食べログ

ウメカフェワオン

029-229-1223

茨城県東茨城郡大洗町磯浜町624 

https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080102/8015872

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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