訪問日:2020年2月10日(月)
梅ヶ枝餅

学問の神様として有名な菅原道真公を祭神として祀る、全国天満宮の総本社、福岡県太宰府市にある「太宰府天満宮」。
参道には数多くのお店が軒を連ねていますが、その中で特に名物として知られるのが「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」。
小豆餡を薄い餅の生地でくるみ、梅の刻印が入った鉄板で焼きあげる餅菓子。
「梅ヶ枝餅」という名前は、梅の味や香りがするわけではなく、菅原道真公の逸話が由来だそうです。
Wikipediaでは以下の2説が記載されていました。
●菅原道真が大宰府へ権帥として左遷され悄然としていた時に、安楽寺の門前で老婆が餅を売っていた。
その老婆が元気を出して欲しいと道真に餅を供し、その餅が道真の好物になった。
後に道真の死後、老婆が餅に梅の枝を添えて墓前に供えたのが始まりとされている。
●菅原道真が左遷直後軟禁状態で、食事もままならなかったおり、老婆が道真が軟禁されていた部屋の格子ごしに餅を差し入れする際、手では届かないため梅の枝の先に刺して差し入れたというのが由来とされており、絵巻にものこっている。
太宰府に店舗を構えているお店は「梅ヶ枝餅協同組合」に加入し、登録商標取得や価格統一を行っているそうです。
加盟店は30店以上あるそうですが、元祖や本家に相当するお店はわかっていないとのこと。
また、毎月17日には古代米入りで紫がかった色の梅ヶ枝餅、25日にはヨモギ入りで緑がかった色の梅ヶ枝餅が販売されるそうです。
古代米入りは2015年11月17日からスタートしたもので、九州国立博物館開館10周年を記念して試験的に販売を行った際、好評だったことから定番になったとのこと。
ヨモギ入りは菅原道真公の誕生日と命日が共に25日だったことにちなんで、毎月25日は「天神さまの日」として特別なヨモギ入りの梅ヶ枝餅を販売しているそうです。
茶房きくち

太宰府天満宮を参拝した際は、帰りに参道にある梅ヶ枝餅のお店で食べ歩きをするのが楽しみ。
今回は4軒で食べ比べてみました。
今回訪れたうちの一つが『茶房きくち』。
公式サイトによると創業は1951年。
1階では焼きたての梅ヶ枝餅を販売しており、2階には喫茶ルームを設けているので、店内でドリンクと共にゆっくり梅ヶ枝餅が楽しめます。
喫茶ルームは事前の予約もできるそうなので、天満宮参拝の際の休憩にも良いかもしれません。
この喫茶ルームのメニューで話題になったのが、梅ヶ枝餅2つであんこを挟み、まるでハンバーガーのようにして食べるという「夫婦餅」。
以前から太宰府で親しまれていた「重ね餅」を”夫婦餅” として復活させたものだそうです。
私は今回店頭で購入しただけなので喫茶ルームは利用しておらず、他の方の記事でその存在を知りました。
こちらのお店の梅ヶ枝餅は店頭での販売の他、博多駅やホテルといった色々な場所、そしてオンラインショップでも購入が可能。
買える場所の一覧は公式サイトに掲載されています。
アクセス
混雑状況
この日は平日の月曜日、お店には16時頃に訪問。
参道はそこまで混雑しておらず、この時「かさの家」以外のお店はどこも並ばずすんなり買えました。
メニュー・商品ラインアップ

梅ヶ枝餅は1個130円(税込)。
感想

焼きたて熱々をいただきました。
餅には最高級の国内産もち米粉とうるち米粉をブレンドしたもの。
餡は最高級の品質を誇る北海道十勝産小豆「雅(みやび)」のみ使用。

こちらの梅ヶ枝餅の大きな特徴は、一般的なものより赤っぽい色味をした餡。
これは小豆のアク抜きの際、小豆を浸した水が透明になるまで時間をかけてアクを取っているからだそうです。
表面はパリパリというより、もはやサクサクといった歯切れの良い食感。
香ばしさが際立つとても美味しい焼餅です。
中の粒餡はとても柔らかくなめらかな質感。
あっさりした上品な甘さで、餡そのものの主張はそんなに強くありません。
餅のインパクトの方が大きいという意外な結果でした。
どこの梅ヶ枝餅も見た目は大体同じような感じですが、食べ比べてみると味、風味、食感などが各店で全然違うので面白かったです。

今回食べ歩いた4軒の個人的な好みの順は、上からやす武、寺田屋、きくち、かさの家でした。
まだまだたくさんのお店があるので、次回はどんな梅ヶ枝餅に出会えるのか楽しみです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト

食べログ
茶房きくち
092-923-3792
福岡県太宰府市宰府2-7-28

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